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中学生もここまで書ける!全国出場Forza’02(東京)大会レポートを通じてメタ認知能力を高める取り組み

毎週末のようにリーグ戦があり、カップ戦があり、年間通じて多くの試合を経験する小・中・高校生サッカー選手達。
伸び盛りの彼らをもっともっと伸ばしてあげたい!そう考え、日々工夫を重ねている指導者の皆さん、保護者の皆さんも多いのではないでしょうか。

選手の成長を促すには技術面、メンタル面、様々な方法があると思いますが、今回は「試合を出ただけで終わらせない」取り組みの一つとして、東京都のサッカーチーム「Forza’02(フォルツァ・ゼロドゥーエ)」さんの「大会を振り返り、言語化してアウトプットする取り組み」をご紹介します。

こちらにご紹介する選手の皆さんの書いた大会レポートは、2019年度第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(全国大会)へ出場後にコーチがまとめてチームのTwitterに投稿されたものです。
今回、掲載のご協力を仰いだところご快諾をいただき掲載に至りました。

Twitter上では、このレポートを載せたツイートが多くの方から絶賛されています。
一部を紹介します。

「選手たち、コーチたちの熱が伝わってくる凄いツイート。先発、ベンチ全ての選手の素直な思いが伝わってきて、グッとくる、いいね!」(サッカーFreakさん

「U-15の選手だけではなく、応援者にも是非読んで頂きたい。素晴らしいレポートになっています。」(しょうさん

「チーム一丸となって雰囲気を作り出すことの大切さ。」(百瀬健さん

「全国大会に出場した同年代の言葉。超貴重。絶対に読んだ方がいい。」(しゅん28さん

(参照元:Twitter)

 

レポートには試合に出た選手、ベンチだった選手、ベンチ外だった選手・・・ずっと目標にしてきた全国大会の舞台でそれぞれが感じたことが、率直に述べられています。

自分のことを俯瞰で捉え、客観視することは、心理学用語では「メタ認知」といい、スポーツだけでなく社会の中でハイパフォーマンスを発揮できる人は「メタ認知能力」が高いと言われています。
サッカーの本田選手の「夢ノート」やフィギアスケートの羽生選手の「発明ノート」など超一流アスリートが日々の練習や試合を振り返り、試してみてよかったこと悪かったこと、気づいたことなどを毎日ノートに記していることは有名な話です。

今回ご紹介するForza’02さんの大会振り返りレポートは、「メタ認知」を高める試みであり、アスリートとしてまたチームとして更なる成長を目指す場合にたいへん有効な取り組みと言えるでしょう。
また、中学生という多感な時期に、全国大会という大舞台で彼らが何を感じ、何を得たのか。
なかなか自分の気持ちを素直に発信するということが出来にくい思春期の選手たちの生の声は、とても興味深く、そして心を打たれるものでした。

全国の指導者の皆さん、保護者の皆さん、選手の皆さんにもぜひ読んでいただいて、「自分だったら(自分のチームだったら)先日の大会をどう振り返るだろう?」と考えるきっかけにしていただければ嬉しく思います。

Forza’02の皆さんが出場したクラブユース選手権U-15全国大会の詳細はこちら

コーチにプチインタビュー

—この度の「全国大会振り返りレポート」はどのようにして生まれたのでしょうか?

Forza’02 根岸 正樹コーチ
当クラブでは、数年前から全スタッフが継続して、選手と取り組んでいるアクションがいくつかあります。
例えば、五感の活性化を目的とした選手による「1分間スピーチ」や、人間力向上を促す目的で「五つの感謝」を発表する、など、
選手自身が主体となってアウトプットの発信機会を頻繁に設けています。

その中の一つがレポートを活用した選手自身の言葉による「イメージの具現化」の取り組みです。

当クラブでは、U13世代からレポートの提出をよく行っています。
これは、「大会で経験したことの振り返り」に限らず、「今日の試合で意識したいプレーを事前に書いて発表する」「新しく学んだ技術・戦術を自分なりの表現で書いてくる」など、年間を通じて継続実施しています。

選手自身が文章が上手くなることはもちろんですが、分かりやすい説明ができるようになり、コミュニケーションの向上にも効果が発揮されています。
副次的な効果でしたが、コーチ陣もおとなしい選手の考えていることを理解できたなどの新たな発見にも繋がりました。

選手は大変だと思いますが、何よりもコーチ陣が読んで楽しいので継続できるのでしょうね(笑

(Forza’02 U-15メンバーの皆さん)

2019年 日本クラブユース選手権(U-15)大会を終えて

<五十音/学年順>

「昨日よりも、一昨日よりも、もっと……」

青柳 崇梧選手

Tリーグメンバーの時は関東リーグのスタメンを勝ち取ろうとは思っていませんでした。関東リーグメンバーに入って、初めて、賢司や鳳月(ふぁるな)からCBの座を奪い取ろうと思いました。

全国の練習試合の時、左SBをやった時も本戦で長谷部がまさコーチに注意されてるのを、ベンチやベンチ外で見ていたにも関わらず、長谷部が注意されてることを、自分のことのようには考えずに、長谷部と同じ失敗をしました。そんな自分を情けないと思う気持ちと、こういうところだなと自分のダメな所を改めて感じました。

自分たちの試合でいえば、2日目の高田ディアブロッサとの練習試合では、その何時間か前に、神戸FCに得点の時間のラストプレイで見事に決められてるのを目の前で見てるにも関わらず、それを他人事のように受け流し、同じように得点の時間のラストプレイで決められてしまいました。

チャンスは突然やってくるもので、そのチャンスは1度きりだということ。自分がどんな立場にいようと自分より上のレベルの人に「どうにかして勝つ」という気持ちで、練習や試合からミーティングまで取り組むこと。コーチが誰にどんな指摘をしていても、自分の事のように聞き学ぶ必要性を感じました。

だから、練習や練習外の生活、試合、練習試合、ミーティングまでの全てを意識して公式戦に出られるようにします。

予選では、自分はベンチやベンチ外メンバーとして試合に臨みました。チームの雰囲気はとても良く、特に2戦目、3戦目は、みんなの意識が「昨日よりも、一昨日よりも、もっと……」という気持ちで、日を重ねるにつれて、みんなの熱量も上がり、アップや応援をしていて「楽しい」という感情が湧いてきました。

神戸FC戦は、惜しい試合でした。名古屋戦では、敗れてしまって、そんななか、日に日にみんなのテンションが上がるというのは、1人1人全員が「負けたくない」や「妥協しない」とかそういう自分を鼓舞する意識を持てたり、仲間を鼓舞するコーチングをしていたからだと思います。

これからも、さらに、その先も、仲間やライバルとお互い背中を押して、声を出して、高め合い、さらに上を、もっと上を目指していきます。

そして、3日目の名古屋グランパス戦。初めてベンチ入りをすることが出来ました。その事は自分にとってもプラスになるし、とても嬉しいことでしたが、同時に何故自分はたむけんと同じことが出来ないのかという自分を責める気持ちが混ざりあって、胸が凄くむしゃくしゃしました。しかし、そういった悔しいという気持ちが、自分を何倍にも強くし、未来で活躍するための1歩だと自分は思います。

そして、仲間を影からサポートすること。これは簡単そうに見えて、自分はかなり抵抗がありました。「自分は試合を見たいのに」「自分は試合を全力で応援したいのに」と葛藤していました。自分は試合を見ることは出来ましたが、ベンチメンバーの時、前半はビデオを撮っていました。その時はやはり、全力で声を出して応援したいのにという気持ちはとても強く、正直、心からこういう仕事をやりたいとは思えませんでした。しかし、そういう仕事をやっていると、必ず最後には自分に返ってきます。

自分がビデオを撮った時は、あとでサンキューだったり、ありがとうだったり、声をかけてくれて、そこからほんの少しの信頼を得て、何か自分に大事なことを任せてくれたり、当たり前だからと気づかないだけで、それはきっと自分がやったことが返ってきてるのだと思いました。

久保寺や行武、谷川が自分たちの試合を見ることも出来ずに、スカウティングに行ってくれたのも、必ず、誰かがやらなくてはいけないことで、それを3人は進んでやってくれました。そういう所は、3年の自分たちも尊敬すべきことだと思うし、感謝しなければいけないことだと思います。人のために自分を犠牲にすることは、後々必ず返ってくるということを身をもって痛感しました。

これからも試合に出ることが出来なくても、今チームは何を求めているのか、チームに出来ることは何かを考えながら、応援や仕事をして、どうにかしてスタメンの座を奪います。

結果こそ自分たちが望んだものではなかったけれど、みんなで本気になってチームが一丸となって戦ったこの全国大会は、これだけ意味のあるもので、自分たちの将来のためにも、とてもいい経験になったと僕は思います。

ありがとうございました。

(写真は7月の尚志杯 u-15の際のスカウティングミーティング時のものです)

励まし、称賛、感謝を意識

伊藤 来亜選手

1番学んだ事は、チームが1つにならないと勝てないという事です。

予選の神戸FC戦では、ベンチ、ベンチ外メンバーの声はとても少なく、前半の10分くらいに先制し、チームは盛り上がりましたが、もういけるという雰囲気が流れていました。

そして、声が少ないまま、後半、ラストワンプレーの相手のコーナーキックで、失点してしまいました。ベンチ外メンバーの声が足りず、マークの確認をコーチングすれば良かったのに、声を出していませんでした。

けれども、名古屋グランパス戦では、チームの雰囲気が良く神戸FC戦よりも熱がありました。絶対に負けないという気持ちが強かったからです。前半から、ベンチ外メンバーは声を出しました。特に、コーチングを意識しました。マークの確認やターンの声など積極的にスタメンのメンバーにコーチングをしました。

神戸FC戦と比べて、チーム一丸となって戦いました。結果は、負けてしまったけれど、やるべき事は、しっかりできたと思います。

予選最終戦、アルビレックス新潟戦では、追い込まれてるいる中、絶対に諦めないで、最後まで声を出し続けました。励まし、称賛、感謝を意識しました。

B戦では、3試合やって、色々な課題点が見つかりました。まず、チームとして、得点の時間に失点してしまった事です。後半の最後まで無失点でしたが、ラストワンプレーで気持ちが緩んでしまい、フリーでシュートを打たせ、失点してしまいました。その中で、特に多かったのがカウンターです。相手陣地で全員が攻撃の意識を持ってしまい、守備の事は考えていませんでした。だから、これから得点の時間には、全員が守備意識を持つように、4バックから声をかけます。

個人として、ターンキックやクリアが中途半端な所が課題点です。クリアが小さいと、チームにも迷惑をかけてしまうし、一気にカウンターをくらってしまうからです。だから、これからクリアを大きくし、ターンキックは、高いボールで相手のディフェンスラインの裏に越えるボールを蹴れるようにします。

この全国大会で、感謝したいのは、チームのみんなと両親です。チームのみんなが頑張って連れてきてくれた舞台なので、とても感謝しています。

両親は、お金を出してくれたり、いつも支えてきてくれていました。その中で、3試合ともベンチに入れなかったのは、とても悔しいです。けれど、この悔しさをこれからの練習に生かして、全力で取り組みます。

今回味わった悔しさが1番の収穫

井上 隼汰選手

全国大会を終えて自分は多くのことを学びました。
小室コーチに言われた言葉は、これからの自分が成長する為に必要なことだと感じています。

サッカーのプレーに関しては、とても評価してもらい、その一方で、サッカー以外の人間性のことで、アドバイスをもらいました。その時、自分は、情けないと本当に思いました。
でも、人間性のことやサッカーに対してしっかりと向き合えた全国大会だったので、自分にとってプラスになりました。
これからも、チームの為に何が出来るかを考え、そして行動して、人間性もメンタルも強くして、高円宮杯で出場できるようにします。

この悔しさをバネにして、次にステップアップします。
また、この大会で学んだ事をTリーグでも生かして、練習して、残留します。
支えてきてくれたコーチ、仲間に本当に感謝しています。 

また、B戦ではロストもほとんどしなくて良かったけれど、自分的にはもっと首を振り、ボランチの位置から、スルーパスやロングボールを増やしたかったです。だから、これからの練習や試合で、そこを意識し、小室コーチに言われた言葉を忘れずに頑張ります。

今回味わった悔しさが1番の収穫だったので、これを機にまた頑張ります。

そして、この全国大会に行けたのも、両親のおかげなので、いつか恩返しできるようにします。

(全国大会出場決定の瞬間!)

メンバー外やベンチに入ってる仲間の大切さ

井上 湧空選手

全国大会で感じたことはメンバー外やベンチに入ってる仲間の大切さやJ下部とのレベルの差です。

メンバーに入れなかった久保寺や谷川や行武は、僕たちのためにスカウティングに行ってくれました。自分たちの試合も見れずに、2試合とも行ってくれました。そのおかげで相手の特徴を知れて、感謝しています。

その他にも、試合に出れてない仲間の声がすごくプラスになったし、名古屋戦の時は、出てる選手出てない選手が全員で戦っていて、すごく良いと思いました。

そのほかにも2年生は洗濯に行ってくれたし、スタメンではない人の力がすごく大事だと思いました。

全国大会の初戦の神戸FC戦は、みんな試合の入りが良く先制点を取りました。他にもチャンスがすごくあったけれど、決めきれず、最後のコーナーで失点をしてしまって、兵庫まで試合をスカウティングしに行ってくれたまさコーチや神戸FCの試合の動画を送ってくれた根岸コーチには申し訳ないなと思いました。

関東リーグの横河戦でも同じような失点の仕方をしたし、これを勝っていれば予選通過ができたので、すごく悔しかったです。

名古屋戦では、自分の判断ミスで失点をして、芝の深さとかでボールがとまらないと思った自分の判断の甘さが悪かったなと思いました。

名古屋の選手はボールタッチやパス回しが上手くて、自分たちはたまに蹴らなくてもいいところで蹴ったりして、攻撃がすぐ終わることがあったし、そこが名古屋の選手との差だったと思います。

アルビレックス戦では、前半に決定機を決めきれず、後半もずっと押していて、シュートを1本しか打たれなかったけれど、決められるところで決めないと勝てないのだなと思いました。自分も最後の10分くらいFWに上がって、名古屋戦のミスを取り返すために、絶対点を決めてやろうと思ったのですけど、決めれずに終わって悔しいです。

3試合とも内容は悪くなかったけれど、勝てずに全国大会が終わって悔しいし、まだ高円宮杯で全国に出れるチャンスがあるので、全国で感じたことを忘れずに頑張っていきます。

たとえ、試合に出てなかったとしても、腐らずに出てる人に全力で「守るぞ」と声を出していれば、あの失点はなかった

江田 悠人選手

今回の全国大会では、沢山のことを学びました。

ひとつは、全員の勝ちたいという気持ちがあれば、良いゲームができるということです。最初の神戸戦では、ベンチメンバーやメンバー外の人は全然声がなくて、アディショナルタイムに失点しました。
この前の関東リーグの東京武蔵野シティ戦でも同じように、コーナーキックでアディショナルタイムにやられています。

この失点は、僕の責任でもあると思います。
たとえ、試合に出てなかったとしても、腐らずに出てる人に全力で「守るぞ」と声を出していれば、あの失点はなかったと思います。

2試合目のグランパス戦は、非常に熱い試合になりました。前半2-0で負けていても、「まだ勝てる」「まだいける」その気持ちがForza全員の中にありました。結果は負けてしまいましたが、チーム一丸となって戦えた試合だと思います。

アルビレックス新潟戦は、本当に悔しかったです。まず、自分が3試合ともベンチという実力の無さが一番悔しかったのですが、もっとコーチングなどやれることは沢山あったと後悔しています。でも、最後まで勝ちにこだわってプレーする選手を鼓舞できていたとは思います。

2つ目は、セレッソ大阪西のキーパーを始め、僕より身長の低いキーパーのことです。

僕は猫背になる癖があり、身長が低いのにさらに低く見えてしまいます。でも、他のチームのキーパーは全員、しっかり胸を張って、堂々としていました。やはり、身長が低くても、少しでも大きく見せることも、ひとつのキーパーとしての仕事だと思います。

この全国大会を通して、自分がどれだけ、練習をやっていなかったのかがはっきりと分かりました。これからは毎日ボールに触り、自分の苦手であるキックやハイボールをもっと上手くして、自分の武器であるコーチングとセービングを伸ばしていき、誰よりも強いキーパーになります。

一つの目標であるクラブユース全国大会出場は達成したのですが、自分は試合に出ていないので、次の関東リーグ昇格や、高円宮杯全国大会優勝を目指して、スタメンで出れるように精一杯努力していきます。

「俺たちの声でチームを勝たせたい」。僕はこの言葉を聞いた瞬間、何か大きなものが自分の中で解き放れた

大波 広洋選手

僕は、予選3試合でピッチに立つことはありませんでした。仲間が1試合1試合必死で闘う姿をベンチから、そして、ベンチ外から見ることは本当に悔しかったです。特にベンチにすら入れなかった2試合目、3試合目は何か物に当たりたくなるような気持ちでいっぱいでした。

2試合目にベンチに入れなかった僕は、3試合目の前の練習試合でメンバーに入りたい一心で声を出して走り、自分のプレーをアピールしました。しかし、3試合目のメンバーに僕の名前が連ねることはありませんでした。自分でも納得のいったプレーができたのにも関わらず、選手として認められなかったショックは大きかったです。でもそれと同時にベンチ外になったからにはチームを支えるためにできることをしようと思いました。だから、僕は自分のことよりチームのことを優先して、ボトルの水を出来るだけ冷やしたり、アミノ酸を配ったり、試合に出ている人への声出しをしました。

僕と同じベンチ外にいた啓士朗が、こんな言葉を発していました。「俺たちの声でチームを勝たせたい」。僕はこの言葉を聞いた瞬間、何か大きなものが自分の中で解き放れたように「俺も出ている人に伝わるような声を出すぞ」という強い気持ちになりました。

結果は自分たちの努力に伴わなかったけれど、僕は、それよりもチーム一丸となって、精一杯勝利のために戦ったことが、この大会の収穫だと思います。

普通は出れなくて不貞腐れるところを我慢して、スタメンのみんなのために全力でサポートすることは、決して簡単なことではありません。しかし、この3試合では出ている人、出ていない人、1人1人が自分の役割を果たし、チームに貢献していたと思います。

チームのために偵察に行ってくれた2年生には、本当に感謝しています。もし、僕が偵察に行くことになっていたら、どれだけ複雑な思いを抱いていたか想像がつきません。自分のチームの試合をリアルタイムで観られないことは本当に悔しかったことでしょう。でも、そのおかげで相手の特徴をよく掴むことができました。

個人としては、やはり同じDFのたむけんやファルナに比べるとまだまだ自分に足りないところが多いと思います。まず、2人の予測する能力が自分にはないと思いました。FWにどのタイミングでボールが入るかを予測してインターセプトするシーンが良く見受けられました。

また、空中戦での競り合いでは、相手に負けずボールを跳ね返していました。決して身長も高くない2人が競り勝てるのは、ボールの落下地点に入るのと、ジャンプするタイミングが上手いからだと気付きました。

これらのことを自分も身につけるためには、やはり、練習して練習試合等で実践するしかないと思います。だから、これからの練習では自分に足りないものを一つ一つ自分のものにしてまさコーチや小室コーチにアピールします。

この全国大会では、結果は残念なものでしたが、それ以上にここで得たものや学んだことは、沢山ありました。この経験を、これからのサッカーだけでなく、これからの人生にも活かしていきます。

選手だけではなく監督やコーチ、親も一緒になって声を出して戦っていました

落合 孝昭選手

今回の全国大会では、自分の実力の無さを感じました。他のチームのキーパーと比べ、まだ努力が足りないと思いました。

まず、パントキックが安定しないこと。グランドやその日の天候に合わせて蹴り方を変えないといけない場面で、自分は誤った蹴り方で蹴ってしまうことが多く、チームの流れを悪くしてしまいました。

次にポジショニングがずれていること。キーパーにとって1番大切なポジショニングが、自分はいつもずれていて、そのせいで失点に繋がることが最近の試合では多く、キャッチできるボールも弾いてしまったり、触れるコースのボールに触れなかったりしてしまい、少しのズレが、結果的に失点になってしまいました。

次に、セービング能力の低さです。ステップが踏めてないことが1番悪い部分で、1歩2歩ステップを踏んでから飛ぶ意識が足りない。そしてステップが遅い。ステップが遅い分、ボールとの距離が遠くなり、ステップを踏めば取れるボールが取れませんでした。

最後に、メンタルの部分です。神戸FCとの試合では、自分がもっと声を出していれば、失点しなかったし、コーナーになっても落ち着いていたら、マークの確認も早くできたと思います。

グランパスとの試合では、最初のワンプレーでミスをしてしまい、そこから少しずつ焦りが出てきて、結果的に2失点してしまいました。

このように、多くの悪い部分は、日頃の練習への意識の低さだと思います。今、自分の何が良くて、何が足りないのかを、練習中に考えず、ただ与えられたものをこなすだけになっているからだと思います。

ポジショニングやステップは、練習から意識してやっていれば、少しずつ身につくし、メンタルも練習から苦しい時に声を出していれば、試合の苦しい場面でも声が出せたと思います。自分ではやってるつもりでも、他のチームの選手に比べたら努力が足りないと感じました。

自分では直す部分がある一方、チーム全体としてはいい所がたくさんありました。1人1人がチームのために何ができるか考え、行動していました。ベンチ外になってしまったメンバーは、精神的に辛かったと思います。でも、誰1人文句を言ったり、いじけることなく、チームのことを考えて仕事していました。

試合の時には、スタンドから声を出してくれて、そのおかげで頑張れた部分も多くありました。久保寺や行武は、試合も見れずに偵察に行って、とても分かりやすく相手の特徴を捉えていてくれて、自分が試合をする際にとてもコーチングがしやすかったです。

この全国大会に出たチームの中で1番FORZAがチーム一丸となって戦っていたと思います。それは選手だけではなく監督やコーチ、親も一緒になって声を出して戦っていました。本当に多くの人に支えられて大好きなサッカーが出来ているんだと感じました。

今回は、悔しい結果になってしまったけれど、今ある全力でプレーできたと思います。今回の全国大会を通して見つけた反省点を練習から直していき、実力を付けます。そして感謝の気持ちを忘れずにプレーをし、高円宮では結果を出して、多くの人に恩返しをします。

ベンチ、ベンチ外という大事な存在

神野 倭選手

僕はこの全国大会を終えて、自分一人では出来ないことが沢山ありました。その中でもチームメイトと協力したことが多く、僕はベンチ、ベンチ外という大事な存在を任され、ベンチでは、スタメンのフォローやコーチング、気遣い、今自分は何をすべきか考えて、それを実行する場面が多く、誰しもが簡単に出来ると甘く思う事は出来ないと感じました。

僕は試合に出れなかった悔しさはありましたが、試合に出れなくても、たくさん気づき、学ぶことが出来ました。

また、ベンチ外ではスタメンの人にコーチングやボトルの準備など多くの仕事があり、試合の時のコーチングでは、予選最後の試合のアルビレックス新潟戦で、サイドハーフの小西と古本に、しぼれ!大外見ろ!などベンチ外にしか見れないところで声をかけて、それに対して、ちゃんと返事が返ってきて、とても大事な仕事なのだと気づきました。だから、自分が出ない試合でも、誰よりも早く何をすべきか考えて、それを実行します。また、試合に出て、自分の事を言われていたら、返事をして、それをすぐにプレーにします。

これを学ぶことが出来たのは、親のおかげでもあり、コーチの方、チームのみんながいたからで、とても感謝しています。次は感謝されるプレーをします。そして、これからのサッカー人生で活かします。

どの試合でも、どの場面でもあと1点、あと1点が取れていれば

川口 太誠選手

僕が今回大会を通して感じ、学んだ事が3つありました。

1つ目は、サッカーは1人ではできないということです。ここまで来れたのは、もちろん試合をして闘ってきたメンバーもそうですが、ベンチメンバーや、ベンチ外のメンバーの支えがあってこそだったと思います。

ボトルや荷物運びなど、試合に出る自分たちのために、たくさんの仕事をしてくれました。僕は、その仲間のためにも闘うという事を、改めて強く痛感しました。

僕は、今の時点では、ベンチ外ではなく、僕には、ベンチ外の選手の気持ちはわからないと思いますが、もし、自分だったらとても悔しいです。

しかし、そこで声を枯らしながら自分たちに必要な「絞れ」や「バック」などの指示や、選手を鼓舞する声を出してくれていて、本当にありがたく思っています。

そして、僕も仲間のために働くという事を今後のサッカーや、私生活に活かしていきます。そのために、みんなが嫌がることや細かいことなど、率先してやります。

2つ目は、自分の技量不足です。自分は、チームの流れを切ってしまうようなプレーを何度もして、チームに迷惑をかけてしまいました。それは、決定機をしっかりと決めきれていない事であったり、フリーキックやコーナーキックのミスキックです。

結果的に見れば、あと1点あればチームは上に進む事ができました。どの試合でも、どの場面でもあと1点、あと1点が取れていれば、チームは上に上がれました。

僕は、アルビレックス戦の朝の1分間スピーチで「絶対に点を決めます」と宣言し、「決勝トーナメントに行きましょう」と発言しました。そして、試合では、僕には決定的なチャンスが何度も回ってきました。そこで、1点も決めきれなかったのは、自分の責任です。

そして、自分では試合中は気づけなかったのですが、自分はボールを要求する時に、まだ自分に自信を持てていないためか、ボールを強く要求できていませんでした。その部分に関して、自分が情けなく、恥ずかしいです。

しかし、ここで課題が1つ見つかりました。今後の関東リーグ、高円宮杯に向けて、キックの精度、決定力、自分自身の自信を向上させてゆき、チームの勝利に貢献します。

サッカー選手は、皆、常に誰でも課題があると思うので、サッカーをやっていない時でも、時間があれば課題のことについて考え、それを克服するための練習をしたり、仲間と時間を作れるのであれば、練習前に早く行って連携を確認したり、自主練をします。

3つ目は、たくさんの人への感謝です。

今回は、自分のチームの試合を見ずに、次に戦う相手のスカウティングに行ってくれた2年の久保寺や谷川、行武や、兵庫県まで偵察に行ってくださったまさコーチであったり、高いお金を出してくれた親、そして、今回は一緒には来れませんでしたが、情報収集をたくさんしてくださったり、自分たちのテンションが上がるようにと、移動着やペナントを作ってくださった根岸コーチ。とてもカッコ良いTシャツを作ってくれた小室コーチなど、僕はたくさんの方々に感謝してもしきれません。

僕たちは、全国大会に向けて、たくさんの準備をしてきました。上井草走や練習など成長してきました。「今までの自分たちのやってきたことは間違いじゃない」とまさコーチは教えてくれました。だから、今までやってきたことをしっかりと今後も継続していきます。

どんな勝負ごとでも初戦が大事

菅野 芳帆選手

僕は1回もメンバーに選ばれず、悔いの残る大会になり、練習試合というチャンスでも自分の武器を生かすことができませんでした。交代した後、小室コーチに「お前は何も変わってない。好きなことだけやっていて、ディフェンスはしない。それでオフェンスも通用しないんじゃダメだ」と言われたことが心に残っています。

そのことから、僕は、まだ全国メンバーに入れるような選手になっていないと感じたので、まさコーチが言っていたように「だからどうするかが大事」だと思い、僕は、他のみんなよりも練習量を増やします。

2つ目に感じたことは、どんな勝負ごとでも初戦が大事だということです。

今、3試合を振り返ると、神戸FCの試合での失点がなければ、決勝トーナメントに進んでいました。やはり、みんなが言っていたように、試合に出てる人達、ベンチ、ベンチ外メンバー1人1人の詰めの甘さ、妥協が出てしまった試合だと思いました。

そして、僕がこの大会全てを通して感じたことは、サッカーというスポーツは日頃の態度や過ごし方がダメだとプレーもダメになるということです。だから、僕は東京に着いたら、まず日頃の練習態度を見直し、”初心”に戻ることから始めます。

試合の雰囲気を作るのはスタメンの11人だけではなく、サブメンバーやベンチ外メンバー全員で作るもの

黒田 力選手

僕は1日目と2日目はベンチ外でした。わざわざ全国まで来てベンチにも入れないのは、とても悔しい気持ちと辛いものがありました。

ただ、ベンチ外になって学んだことはたくさんあります。まず、試合の雰囲気を作るのはスタメンの11人だけではなく、サブメンバーやベンチ外メンバー全員で作るものだということ。

神戸FC戦の失点は、1点をリードしていてこれはいけるという妥協がどこかにあったのだと思います。それは、サブメンバーやベンチ外メンバーで声を出して締めて、全員で試合を作っていれば、防げた失点でした。

2日目のグランバス戦では1日目と違って、ベンチ外の雰囲気も良くて、全員で試合を作っている感じでした。 結果的には1-2で負けてしまったけれど、チームが1つになっていました。

そこで、僕はサッカーは1人では出来ないことを知りました。スタメンと11人とサブメンバー、ベンチ外メンバー、お金を出してくれる親、コーチ、たくさんの人の支えがあって、僕達はプレーできています。僕はこのことを忘れずにプレーしていきます。

名古屋グランパス戦の試合で、チームがひとつになった

小西 脩斗選手

チームの1試合1試合に対する気持ちが、普段とは違い、北海道に来たからこそ感じられる貴重な体験ができました。

2戦目の名古屋グランパス戦の試合で、チームがひとつになったと思いました。2点決められたあとでも、声を出し続けていたし、ハーフタイムでもコーチから「まだ俺らはこんなもんじゃない」と言われ、チーム全体が盛り上がりました。後半、1点返したあとの猛攻は忘れられないです。サッカーをやっていて、改めて楽しいと感じられました。全員が絶対に負けたくないという気持ちでやっていたからこそ、そう感じられたんだなと思いました。

自分はこの全国大会で感じたことは、チームメイトのありがたさです。試合に出れずベンチで応援してくれているメンバー、ベンチメンバーに選ばれなくて、ベンチの外で応援してくれているメンバー、自分達の試合を見れずに、次に当たる対戦チームのスカウティングに行ってくれているメンバーがいることのありがたさを、この全国大会で強く感じられることが出来ました。

ベンチの外からのコーチングで敵のいる位置など、コーチングを言ってくれたからボールを取れたシーンなどがたくさんあり、本当に感謝しかないです。

1分間スピーチを聞いて、試合に出れずに悔しい思いをしていても、自分たちの試合を盛り上げ、鼓舞してくれている人たちの代表で戦っているのに、予選敗退して、その人たちの応援を無駄にするような結果になってしまって、本当に申し訳ないと思いました。

あのアルビレックス新潟戦の試合が終わった時、チームメイトから「おつかれ」や 「よくがんばった」などと言われ、自分が決めるチャンスが何回かあったし、自分があそこでふかしていなければなどと、自分の決定力の低さ、自分の情けなさを痛感し、つい涙が溢れてしまいました。

そのあとのミィーティングで、まさコーチが「この全国大会に出たチームの中で俺らが1番頑張っていた」「この試合で負けたからって引退するわけじゃないし、まだ終わってない」などと言われて、感動しました。コーチの言う通りまだ終わってないし、自分は、また新たなスタートだと思いました。まだ高円宮杯で勝てば全国大会に行けるので、この全国大会で感じたことや学んだことを活かして、必ず高円宮杯勝って全国大会に出ます。

仲間の大切さ、大舞台で決め切る力、どんなことがあっても言い訳せず最後までやりきること

佐藤 瑠河選手

今回の全国大会で学んだことは、仲間の大切さ、大舞台で決め切る力、どんなことがあっても言い訳せず最後までやりきることです。

仲間の大切さは、小室コーチに「ベンチ外のやつの気持ちを考えろ」と言われて、それで、色々考えてみたら、自分が試合に出ていられるのは、色々とサポートしてくれている仲間のおかげだということが分かりました。

自分が出ているときにも、自分のことのように大声で、声が枯れるまで応援してくれて、自分が元気になるような声がけをしてもらって、落ち込んでいたら、いつもチームメイトが助けてくれて、チームメイトというのは絶対的に必要なものだと思いました。

チームメイトがいなかったらどうなるのかと考えたときに、悪いプレーをしたら、すぐに消極的になり、いいプレーはできないと思います。仲間がいなければ助けてくれる人がいないからです。だから、本当に大切なものだと思いました。そして、ベンチにも入れず最後まで自分たちを信じてくれて、自分たちが一番やりやすい環境を作ってくれたチームメイトに本当に感謝しています。

次に大舞台で決め切る力です。普段みんなが当たり前のように決められるシュートでも、相手のレベルや環境が違うことによって、それが簡単ではなくなります。正直、今大会は、自分のせいで決勝トーナメントに上がれなかったと思います。

自分が、一試合目や三試合目の決定的なシュートを決めていれば、問題なく決勝トーナメントに上がれたいたからです。いつもだったらあのシュートは決められたかもしれないのに、足がうまく反応せず、いいシュードが打てませんでした。多分それは気持ちのせいだと思いました。

早く点を決めたいと焦りすぎて、ラストの冷静にやるところを、焦ってやってしまったからだと思います。これを改善するには、常に練習やゲームで緊張感を出し、外したりしたら何かしら自分たちが嫌なことをしなければいけないと思います。

そのくらいしないと自分では、決め切ることに関しては絶対治らないと思うからです。
今大会では、そこを学べたので高円宮杯では、冷静にやります。

最後はどんなことがあっても言い訳せずやりきることです。

今大会は、最後の最後まで逆境に立たされて、その逆境を今回は超えられませんでした。でも、自分たちは弱音一つ吐くことなく、一人一人最後まで絶対勝つ、絶対勝つと、宿舎やバスの中でも言っていました。全員の気持ちは一緒でした。でも、今回のゲーム自体は決して悪くはなかったと思うのです。みんなの気持ちが一緒だと、結果はついてこなくとも、意味のあるゲームは出来るんだと言うことがわかりました。

自分たちはやりきることができたのです。精一杯やって、この結果なら、次につながる一歩なのでいいとわかりました。だから、いつでも、自分たちの出来る全力を出して、最後まで諦めないことが大切だと言うことが分かりました。

最後に、今大会はみんな良いパフォーマンスのなか、自分だけはチームのために何も出来ずに終わってしまいました。この大会を終わらせたのは自分だと思います。プレスも全然できず、攻撃にしか頭が回らず、ベンチに入れないメンバーのことも考えず、自分のことだけ考えて、本当に申し訳ないです。

本当は「今度から」と言う言葉は使いたくないのですが、次の大会では、チームの関係者のため、自分のため、親御さんたちのためを考え、試合や行動をしたいと思います。

この全国大会では、学ぶことが多く自分にとってとても大切、それ以上のものになりました。

練習や練習試合から全国のような雰囲気と緊張感を

白籏 啓士朗選手

この大会自分は、1試合目がベンチ、2・3試合目はベンチ外でした。

メンバーに入れないなかで、悔しい思いがあったり、不甲斐なさがあったり、様々な複雑な思いの中で、20名のサポートに回ることが多く、常にチームのことを考えて行動するという貴重な経験をしました。

サポートという仕事は言葉で言うと簡単ですが、実際やってみると、様々な思いとの葛藤を胸に仕事をする難しいことでした。

自分は、ジュニアの頃スタメンでコンスタントに試合に出ていて、最近もTリーグに試合に出ていることが多い環境でした。しかし、この経験を通して、試合に出れていると気付きづらい部分に目を向けることができました。自分達がサッカーを含めた日々の生活のなかで、様々な人が支えてくれているということ、支えてくれている人達のために、1日1日・1プレー1プレーに全力を尽くしていきます。

自分は主にB戦に出場しました。

全員の気持ちが公式戦に向いていて、アップが緩かったり、球際が弱かったりしました。そんな時に小室コーチの「ここが君達の全国大会なんだよ。ここで良いプレーしないと無いよ。」という話を聞いて、全員のプレーが変わってきました。

そこから自分が感じたことは、常に公式戦にという雰囲気を作り出すことが大切だということです。関東リーグの高いレベルでやっているスタメンでさえ、1度も勝つことができない環境である全国大会は何度も出ることは出来ないものです。始めての全国のピッチで戦い、勝ち点3を奪うには、練習や練習試合から全国のような雰囲気と緊張感を感じ、いざ公式戦になった時に、物怖じせずに、プレー出来るようにしないといけないと思います。プレッシャーをあえて掛けるような声であったり、コーチングの声、ミスしたときの励ましの声をもっと出していきます。

この全国大会に出て、たくさんの人の支えに気付くことができました。高いお金を払ってくれた両親に感謝し、大会前に、練習試合や練習を組んでくださったり、Tシャツの作成等を行ってくださったForza’02のコーチ陣、ホテルの方々、バス会社の方々、大会の運営の役員の方々、そして全国大会までの練習を共にやって来たチームメイト、すべての人の支えによって、この大会が自分にとって今後の大きな財産となりました。

今後、自分が学んだことをTリーグのチームメイトに還元し、更に高いレベルで活躍できるように努力することが感謝を表す行動だと思うので、大会メンバーに選ばれた1人として、今回の経験が無駄にならないようしっかりと行動します。

試合に出れなくても、声を出すことでチームに貢献できる

関根 太陽

全国大会を終えて、僕は大きな2つのことを学びました。

 一つ目は試合に出れなくても、声を出すことでチームに貢献できるということです。

全国大会の1試合目の神戸FC戦では、いつもより少し指示の声を出す程度で、先制点が入ってからはヘラヘラと、まるで勝ったかのように応援していました。そんな時小室コーチに「失点するぞ」と言われて焦って応援したものの、最後の最後にベンチからメンバーを鼓舞する声がかけられず、失点。勝ち点3がすごく大きい全国大会だからこそ、ベンチが声を必死に出せば、防げだかもしれない失点で、すごく悔いが残りました。

それを改善して臨んだ2、3試合目では、最後の得点の時間帯だけではなく、最初から最後まで、メンバーを鼓舞する声を出すことができました。

結果的には一勝もできませんでしたが、2試合とも1試合目のように得点の時間帯に失点することはなく、ベンチ、ベンチ外でメンバーを鼓舞して、全力を出し切れる環境を作ることでチームに貢献できることを学んだので、今後自分が試合に出れなくても、メンバーのやる気が出るような声を出してチームに貢献します。

二つ目に学んだのは積極的にシュートを打つことです。

全国大会中に3試合あったBチームのトレーニングマッチのディアブロッサ高田、豊田AFC戦で、僕は、ゴール前までドリブルで運んでも、自分でシュートを打たず、ゴールチャンスを逃してしまうことが多くありました。そんな時、神戸FC戦で小室コーチから「人任せにしないで自分で打たないと」と言われてシュートを積極的に打ったところ、自分のモチベーションも上がって、よりプレーも良くなり、シュートを打つことは自分のプレーに影響する大切なことだと学んだので、今後はどんどん効果的なシュートを打って相手から怖がられる選手になります。

今回、全国大会に行かせてもらって、代表レベルのプレーを見ることで、自分に何が足りないかや今後何をするべきかを具体的に知ることができ、沢山の事、経験を持ち帰ることができました。このような経験ができたのも高いお金を払ってくれた両親や、メンバーに選んでくださったコーチ方、サポートしてくださった方のおかげだと思います。本当にこの全国大会に参加させてもらえてよかったと思います。

アルビレックス新潟戦が終わった後、込み上げてきたのは涙

田村 賢司選手

アルビレックス新潟戦が終わった後、込み上げてきたのは涙でした。試合直後のミーティングでまさコーチから「その涙をこらえろ。泣いて今の悔しさから逃げるな」と言われました。この言葉を聞いた瞬間、僕は、このとても大切な経験を、次のステージに持っていかなければならないと思いましたし、こんな経験を生かすことが出来なければ、自分は更に高いレベルでサッカーをすることができないとも思いました。

僕らは、3戦 0勝1敗2分で予選突破をすることが出来ませんでした。敗因は、攻撃面での最後の最後の工夫であったり、ラスト1分でのディフェンスと最後がやっぱり甘かったことにあると思います。勝ちきれなかったことに対しての悔しさもありました。

僕は、2年の初めの頃まで、Aの公式戦に出場することなんて全くなかったので、ベンチ外になった時の気持ちやベンチ入りしても試合に出れない気持ちは、自分でもわかっているつもりでした。しかし、3日目の朝の1分間スピーチで、今、試合に出ることが出来てない選手たちのスピーチを聞いた時に、自分は試合に出たいが実力不足で出ることができないから、チームのために何ができるかを気づきたい、また自分自身の今の課題や試合に出るための解決策を話している人もいました。

30人全員が試合に出たいと強く思っていることを改めて知ることのできたスピーチで、自分が試合に出たいと思う想いを心に留めながら、僕らが飲むボトルを用意してくれたり、今、何をしてほしいかを気づいて動いてくれていました。

だから、僕はみんなの代表として誇りをもったプレーを必ず見せなければならないと思ったし、最後まで絶対諦めてはならないと思いました。だから、予選敗退が決まった時は、メンバーや家族の応援や期待に応えることができなかったことに対しての悔しさ、やるせなさを感じました。

自分達が全力を出し切って出た結果なので、悔いはありませんでした。しかし、全力を出し尽くしても勝てなかったことに対して、自分自身のレベルの低さを痛感しました。もうこんな悔しくて情けない想いをしたくはありません。僕に今できることは、この悔しさを決して忘れることなく、厳しい練習も地道な練習も、自分のためだとこれまで以上に思い、行うことだと思いました。

この全国大会でほんとに大事な経験をすることができたので、さらにレベルの高いサッカーをするため自分で目標とそれに対する手段を考え、頑張っていきます!

試合には出ていないみんなの声が、僕の心の中で、興奮しすぎた自分を落ち着かせてくれた

多和田 鳳月選手

僕は、予選リーグの全三試合に全て出させてもらい、選手としては最高の経験をさせてもらいました。そして、今大会で、感じたことはいくつもあります。

1つ目は、試合に出れなかったメンバーが、試合に出たメンバーに託していた思いです。特に、アルビレックス新潟の試合は、勝たなければ決勝トーナメント出場ができないという状況で、センターバックの自分としては、とにかく無失点を目標にプレーしました。

日本代表のFWとやれるなんて、嬉しくて仕方がありませんでした。テンションが上がって、相手にガツガツ当たりに行けました。しかし、興奮しすぎた部分もあり、オフサイドでたまたま助かった場面もありました。

しかし、やはり相手は日本代表という名を持つエリートなので、ポジション取りなどで、負けそうになる時がありました。しかし、そんな時、僕の耳に入ってきたのは、ベンチ外メンバーの啓士朗や青柳、ベンチに入った松永や江田、もちろん、まさコーチ、小室コーチ、応援しに来てくれていたみんなの家族。その試合には出ていないみんなの声が、僕の心の中で、興奮しすぎた自分を落ち着かせてくれました。もちろん、それは、最終戦だけでなく、1試合目からそれに助けてもらってばっかりでした。

だから、試合後に、みんなから「相手のFW完全に抑えてたね」と言われた時、嬉しい気持ちもあったけれど、大体は、自分の力ではなく、みんなのお陰だという複雑な気持ちでモヤモヤしていました。

そのとき素直に「頑張って声を出してくれてありがとう」と、感謝の気持ちを伝えることが出来ませんでした。そんなとき、小室コーチとまさコーチが言っていた、「Aメンバーは、B、Cメンバーの気持ちがわかってない」という言葉を思い出しました。自分では分かってるつもりだったので、本当はわかっていなかった自分が本当に嫌でした。その時すぐに、感謝の気持ちを伝えに行きました。

試合に出れない人がどれだけ悔しいか。どれだけの想いを、試合に出た人に託してくれたのか。それに応えてやれなかった試合に出たメンバーの責任がどれだけ重いか。僕は、本当に申し訳なくて、悔しくてたまりませんでした。

コーチや監督にも、あれだけいつも練習メニューを考えてくれて、一緒に混ざってやってくれて、厳しくて、苦しい時もあれば、楽しくできる時もあり、それだけ僕達のために様々なことをしてきてくれたのに、それに対して、全国大会という大きな舞台で恩を返すことが出来なくて申し訳ありません。

だけど、これほど悔しい思いはなかなか出来ません。みんなも「残りの関東リーグや高円宮杯で絶対に見返してやる」ということを、アルビレックス新潟との試合の後、話し合っていました。

僕達の代は、まだ終わってません。まだまだ残っています。どの代の選手も、残りの期間を大切にForzaという名を背負って、死ぬ気で頑張ったと思います。

僕達は、全国大会では、Forzaの歴代記録を越えられませんでしたが、コーチ陣に最後に笑ってもらいたいし、チームメイトみんなにも笑って欲しいです。僕達ができることは、今よりもっと強くなるために、自分たちでどうすればもっといい練習になるか、自分たちのためになるかということをしっかり考えて、素直に、練習に取り組むことです。今年のForzaの3年で、高みを目指して高円宮杯と関東リーグで頂点をとります。

(写真は関東大会時のものです)

どうしても勝って一緒に喜びたかった

長谷部 陽也選手

自分はこの大会で色んな経験ができました。

特に日常生活、サッカー、どちらも人に感謝をする事を学びました。生活面は洗濯の時に2年生のみんなが、交代でコーチとコインランドリーに行ってくれて、洗濯をしてきてくれました。自分はその事に対して「ありがとう」と言わず、「あざーす」などと言っていて、本当にバカな事をしました。

また、サッカーでは応援してくれた親の方々、ベンチ外メンバーの人達、自分達の試合を見れずにスカウティングに行ってくれた人達。たくさんの人達に感謝しても、しきれないです。

自分の中では、試合に勝つ事が一番の感謝だと思っています。だけど、全国では2分1敗と1つも勝てませんでした。ベンチ外メンバーの人達の試合中の指示は、プレーしてる時にも聞こえてきました。絶対悔しい思いをしているのに、声が枯れるぐらい指示を出して、盛り上げてくれました。

だけど、試合に出てる自分を含めて11人がその期待に答えられませんでした。決して試合に出てる11人が声を全然出していなかったと言われると出していたと思うし、気迫のこもったプレーもしていたと思います。でも、やっぱりゴール前での決定力や個の技術、セットプレーで決めきれず、勝ちきれませんでした。

みんなは「いいプレーだったよ」とか「かっこよかった」などと言ってくれましたが、悔しかったし、どうしても勝って一緒に喜びたかったです。最後まで声を出して応援してくれた人達には、感謝してもしきれません。

1試合目の神戸FC戦は、みんなそれぞれビデオをみて分析をして試合に臨みました。試合はキーマンの7番と10番をファルナとタムケンがインターセプトなどをして、しっかり封じてくれました。危ないシーンは所々あったけど、防げていました。でも後半のラストにコーナーから失点してしまい、1対1の引き分けで終わりました。失点した瞬間になんで自分は立ってるだけだったんだろうと強く思い、武蔵野シティ戦をすぐに思い出し「成長してないのかな」と、とてもモヤモヤしたし悔しかったです。

2試合目の名古屋グランパス戦は、神戸FC戦よりもみんなのモチベーションは絶対に高かったと思うし、全員で戦えていたと思います。しかし、結果として1対2、勝てませんでした。もし1失点目の前に、自分が湧空に「ボールとまる!」とか「スローインにしろ!」と声を掛けていたら、もしかしたら、失点していなかったと思います。試合終了のホイッスルが鳴った時は、どうにも、すぐには切り替えができませんでした。なぜなら次の相手はアルビレックス新潟で名古屋グランパスに勝っているチームでした。

ホテルに帰っても中々切り替えができていなかった時、タムケンが部屋に入ってきて「よっしゃー!次勝つぞ!」と言ってくれました。それを聞いた時に自分の事が情けないと思いました。周りの人達は前を向いて進んでいるのに自分だけ下を向いて止まっている。本当に、タムケンのおかげで、次の日のアルビレックス新潟戦に意気込めました。

3試合目のアルビレックス新潟戦は、勝つのが絶対条件の試合でした。試合開始から押せ押せの状態でしたが、1点も取れませんでした。後半も相手の足が止まってきて更に攻撃が多くなりましたが、1点も取れず0対0で終了。終わった瞬間は頭の中が真っ白で「悔しい」というより「なんで」という気持ちが大きかったです。上井草走で暑い中走ってきて、アルビレックスより走れていたと思うから、その疑問はもっと大きくなりました。

アルビレックス戦が終わった後のすぐの話で、まさコーチが言っていた「どのチームより頑張っていた」と言う言葉は忘れられない言葉になりました。その言葉を聞いた時嬉しいという感情と悔しいという感情が出てきて、受け止めづらかったです。

でも、今、思えば嬉しいという感情の方が多いです。自分たちは、上井草走や暑い中、高校生と練習試合をしてきて、絶対強くなっていて、全国で通用する部分のほうが多かったと思い、それが自信になりました

また2日目の朝に言った1対1での守備は自分の中では強くなったと思い、良い大会にする事ができました。

また北海道まで高いお金を払ってくれた両親にとても感謝してます。将来この経験があったからと言える人になります。

チームの勝利のために貢献することの難しさ、凄さ

畑 颯樹選手

僕はこの全国大会でチームの勝利のために貢献することの難しさ、凄さを知りました。

僕はこの全国大会の長い時間をピッチの外で過ごしました。1日目、2日目はベンチ外で3日目はベンチでチームのサポートをしました。試合に出れない悔しさを抱きつつも、自分が出場する機会を得るためにもチームが勝利し、より多い試合をできるようにするのが最適なのだと思いながら、この3日間の試合に臨みました。ベンチ外からの景色は自分の不甲斐なさが顕著にわかり、悔しい思いがありました。

神戸FCとの初戦、引き分けに終わってしまったこと、名古屋グランパス戦で勝ち点を取れなかったことの責任は出場した選手だけではなく、北海道に来た30人全員にあり、ベンチ外からできるコーチングをしきれなかった自分の責任も大きいと感じました。

最終戦となったアルビレックス新潟戦、初めてベンチ入りし、やっとチームの一員として試合をできた気がしました。ロープの外側とベンチでは同じサポートメンバーではあるものの、雰囲気の違いがあり、2日間ベンチ外だったからこそ、それがわかりました。

一点が遠い試合で、結果としてグループ3位ではあったけれど、全員のサポートやコーチングもあり、最終戦はチーム全員が持っているものを最大限に発揮して得た勝ち点1でした。しかし、グループ敗退で、これが自分たちの実力なんだと痛感しました。

全国大会に来て、チームの中で、樋口や賢司は1試合通して「絶対に負けない」という言葉をみんなに言い聞かせていました。この言葉があったからこそ、守れたシーンもあったし、2人に感謝しています。

チームとしては結果を出せなかったけど、北海道に来て、成長できたことは山ほどあるから、全国大会に出場できたことに誇りを持ち、これからのリーグ戦や、高円宮杯で「あの時勝てなかったよな」「みんなで叫んだよな」ということを思い出し、次へのステップに繋げていきます。

個人として出場機会はなく、悔しい気持ちと勝利のために徹することは葛藤があり、サポートの行動に移すのが遅くなってしまったことを反省しています。

B戦で自分のプレーを最大限にアピールできなかった結果を、重く受け止めました。しかし、いつまでも引きずるわけにはいかないし、全国大会はあくまでも通過点で、自分次第でこれから変われると思います。全国大会でチームのみんなから教わったプレー、サポートの声や手伝いを忘れず、全国大会の成果が出たと言えるようにしていきます。今回の悔しい気持ちを将来のプレーに生かします。

(写真は関東大会時のものです)

何としても勝ちたかったし、点を決めてこのチームでひとつでも先に行きたかった

樋口 春哉選手

今回は、結果こそ出なかったのですが、とてもためになった全国大会でした。

まずは、1番強く印象に残っているのは、啓士朗との会話です。最終戦で引き分けて全国を終えましたが、悔しくて、帰りに啓士朗と話しをしました。「まじ悔しかった」と。そうしたら、啓士朗は、「俺も悔しかったし、しかも、ベンチ外で俺はダブルで悔しい」と言われ、ここで気づきました。試合に出ていて悔しいのは当然でも、それ以上にベンチにも入れず、外で応援する悔しさを感じました。

その経験をしたことがないから分からないけど、少なからず啓士朗の話を聞いて感じました。だからこそ、今日の試合で何としても勝ちたかったし、点を決めてこのチームでひとつでも先に行きたかったです。

出れない人がいて、ベンチに入れない人がいて、応援してくれる人がいて、自分が試合に出てることを忘れず、感謝してこれからもサッカーをします。

そして、僕は、結局2年連続の全国で、1点もとる事が出来ませんでした。FWとしてどれだけ不甲斐ないか、全国というこの舞台で改めて教えられました。

どの試合でもあと1点、あと1点が取れなかったという悔しさがとても残りました。

まさコーチも話していたように、自分もあまり負けた理由が分かりませんでした。それぞれ個人が責任を感じていました。あれを決めていたら、あの失点がなければ、でも自分では、点を取れなかった自分に一番責任を感じています。

あと、湧空(ゆうあ)は、自分から見て、また少し変わったなと思いました。あのゆうあが、「俺のせいで負けたごめん」と言っていて、こんなことを言うと上から言っているように聞こえるかも知れないですが、自分は変わったなと思いました。

最後にこの言葉は忘れません。「『勝ちたい』という気持ちは、スコア次第で『これは勝てる』とか『もう勝てない』に変わっていく。『絶対に負けない』という気持ちは、試合が終わるまで変わらない」。それを絶対に忘れず、残りもやっていきます。

ベンチの人たちのボトルの準備やベンチ外の人への感謝の気持ち

比留間 翔悟選手

この全国大会で僕が感じたことは、ベンチの人たちのボトルの準備やベンチ外の人への感謝の気持ちです。ベンチだったとしてもボトルの水を入れてくれたり、スタメンの人達のために何ができるのかをしっかり全員が考えてくれたのを、1分間スピーチで僕は感じました。

ベンチ外になってしまった人たちも、全力で声かけをしてくれたり、応援をたくさんしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

名古屋グランパス戦の試合では、僕のマークのつき方が甘かったりしてたけれど、ベンチ外の人達の声かけのおかげで助かった部分もありました。

それに、久保寺や行武、谷川たちが相手の試合をスカウティングしてくれて、たくさんわかる事があったり、学ぶこともいっぱいあって、Forzaの試合を見れないにもかかわらず、スタメンの人達のためにまとめてくれたのは、本当に感謝しています。

この全国大会で僕が学んだことは、首を振ることです。首を振ることは、自分の中で1番の課題であって、練習の時から僕は首を全然振っていなくて、相手の位置を確認出来ていませんでした。だけど、グランパスの10番はビデオで見たところ、常に首を振っていて、ボールを受ける時は、相手の位置を確認していて、ボールを触らせない位置に置いていました。すごい学ぶことがあり、予選を突破することはできなかったとしても、自分は大きく成長して、意味のある全国大会になったと思います。

チームのために声を出して、仲間を盛り上げれば必ず自分に返ってくる

古本 追風選手

全国大会を終えて、自分は、チームとしても個人としても悔しさを感じました。

チームとして悔しかったのは、もちろん予選敗退という結果です。応援に来てくれた沢山の方々や、東京で応援してくれているメンバーに良い報告が出来なかったのは、本当に申し訳ないなと思います。それでも終わったあとに優しい言葉をかけてくれた自分たちの親には感謝しかありません。

個人として悔しかったことは、第1戦神戸FC戦に出場出来なかったことです。勝ちたい試合で起用されない自分の力不足を感じ、ネガティブな思考になってしまいました。でも次の日の朝のスピーチで啓士朗が「ベンチでもやれることは沢山ある」と話してくれて、今の立場でも頑張ろうと前向きに捉えられるようになりました。

そして、グランパス戦。ベンチからコーチングをすると、小西のしぼりの早さや、比留間のポディションのとり方など学べることが沢山あり、試合に出たらこうしようなど、いい事ばかり考えられるようになりました。

実際、後半出させてもらって、モチベーションは最高の状態で臨めたし、あの試合では日本一のプレスを見せられたと思います。ただ、追いつけなかったことは事実で、それは個人としてもチームとしても悔しかったです。

この大会では、悔しいことが多かった反面、その分学べたことも多くありました。自分としては、チームのために声を出して、仲間を盛り上げれば必ず自分に返ってくるということを1番学びました。

アルビレックス戦ではフル出場までさせてもらって、ベンチでもピッチの中でも悔しい思いが出来たのは貴重な経験でした。この大会で味わった悔しさや学んだことを忘れず、そして啓士朗のような、人に良い影響を与えられるような人間に成長して、高円宮杯、高校に向かっていきます。

(写真は関東大会時のものです)

悔しい思いをしたまま帰りたくない

前田 篤之介選手

今回の全国大会は、僕にとって、とても貴重な経験になりました。全国のトップレベルの選手達と戦い、学ぶことが出来る経験をさせて頂き、ありがとうございました。

神戸FC戦では、最後の5分くらい試合に出させてもらいました。正直「こんな少ない時間じゃボール取れないよ」と思ってしまいました。そのような弱気な感情がプレーにも出てしまい、少ない出場時間なのに、カウンターに繋がるロストをして、自分のせいで失点をしてしまいました。

終わったことは、反省をした後に、切り替えをしないといけないと考え、切り替えてB戦に取り組みました。プレーで失った信頼はプレーで取り返すしかないと考え、全力で取り組みました。

しかし、次の日はベンチ外メンバーに落とされてしまいました。とても悔しい感情がこみあげてきました。自分と一緒に啓士朗も落とされたのですが、ボトルの仕事をしている時に啓士朗が「まじで悔しい。だけど、しっかり声出して明日はベンチに戻ろう」、「昨日よりも声を出して俺たちの声で勝たせようぜ」と言っていました。

悔しい感情をずっと引きずるのではなく、今の現状をしっかり把握して見てるところが、とてもすごいなと感じました。自分も見習っていきます。

試合ではベンチ外でしたが、声を出して盛り上げました。だが、自分がそのメンバーに入れてないという、別の悔しい感情も湧いてきました。悔しい思いをしたまま帰りたくないと思い、今自分にやれることは全部やって帰ろうと、B戦は本戦と同じくらい真剣に取り組みました。カットと同じぐらいロストが多くて、結果的にプラマイゼロのプレーになってしまいました。

アルビレックス新潟戦では、先発メンバーに選ばれました。マサコーチから「とったら簡単につなげ。そしたら、それだけでチームにとってプラスになる」と言われたので、簡単につなぐことを意識しました。

試合に出れない人の気持ち、メンバーにも入れなかった人の気持ちも両方味わい、それがとても悔しいことを知っているので、その人たちの分も精一杯プレーして、全部出し切ろうと決めました。

取ったらすぐ繋ぐことができたので、チームにプラスの存在になれたと思います。しかし、もっと前からプレスをかけられたし、シュートをもっと打てば良かったという後悔が残ったままベンチに下がりました。

ベンチからの声は、試合に出てる人の力になることを味わうことも出来ました。特に瑠河(りゅうが)の声が届きました。自分が出れないのに、同じポジションの自分を心から応援してくれる仲間。僕は、そのような良い仲間と出会え、Forza02に入れてとても良かったと思いました。

周りを常に考えで行動する、プレーしたくても出来ない人の悔しさも背負いプレーすることを、普段からも意識して行きます。

この悔しさを味わったことが全国大会での1番の収穫

松永 海斗選手

全国大会で、もちろんグループリーグ敗退はとても悔しいけれど、その試合に出れないことの方が情けないし、悔しかったです。

でも、サブメンバーとして学ぶことが色々ありました。Aの試合を見て、タムケンの声かけの質が良いと感じて、それを意識して自分が出てるB戦では、無失点で抑えられて、自分の声かけで防げたシュートは何回かありました。

声かけの質とは、以前までのB戦では「入るぞ」や「セカンド」など、チームを鼓舞するには大事なことだけど、タムケンやファルナはシュートを防ぐためのコーチングを多く言っていて、センターバックは試合を後ろから良く見えているポジションなので、質の高い声かけは大事だと感じました。

自分は全国前に右サイドバックでたくさんチャンスをもらっていましたが、それを掴みとれませんでした。

自分と湧空の違いを考えてみると、キックの精度やカバーリングなどありますが、試合を見ていて感じたことは、湧空はロストが少なかった。そこが自分との1番の差だと感じました。だから、練習では長所を伸ばし、ロストの位置やカバーリングを意識して練習します。

1分もA戦に出れない悔しさは、絶対に忘れてはならないし、この悔しさを味わったことが全国大会での1番の収穫でした。この気持ちを、これからの練習でも忘れないでやっていけば、結果はついてくると思います。

関東リーグや高円宮杯はまだあるのでそこに向けて練習に取り組んでいきます。

なにより、この全国大会に行けたのは両親のおかげなのですごく感謝しています。

チームメイトに、本当に感謝しかない

和田 海磨選手

自分は、この全国大会でとても良い経験が出来ました。それは、勝つことは出来なかったが1試合1試合チーム全員で全力でやったからだと思います。

全国大会の3試合で1番チームが1つになっていた試合は、グランパス戦だと思います。

グランパス戦は、前半に2失点してしまったけれど、ハーフタイムの時に、みんなで「絶対に諦めない」ということを言い続け、後半に挑みました。

後半は、1点返して流れが来て、CKやFKが沢山ありました。あの一点返した後は、プレーしていて、とても楽しかったです。

そして、試合を見ている人達も見ていて楽しかっただろうと思います。自分達の諦めないという気持ちが、チームを1つにしたと思うし、自分達の良いプレーにも繋がったと思います。

自分の中で心に残っているのは、チームメイトの存在です。ベンチでボトルなどの仕事をしてくれるチームメイト、ピッチの外で応援をしてくれるチームメイト、自分達が試合をしてる間に他の試合のスカウティングをしてくれるチームメイト、試合が終わって「お疲れ様」「ナイスプレー」などの言葉を掛けてくれるチームメイト、負けて泣いている所を慰めてくれるチームメイトに、本当に感謝しかないです。

メンバー入り出来なかった悔しさは、自分も1年の時に経験しています。だから、その悔しさは絶対に忘れては行けないと思いました。
アルビレックス戦の後コーチが、「俺達が1番頑張っていた」という言葉に感動しました。
自分達は、やりきったと改めて思いました。

自分は、この全国大会でしか得られない物を得たと思います。

これからの関東リーグでしっかり結果を残し、高円宮杯の全国大会に出ます。

試合一回一回を大切にして、初めて自学年での全国大会出場が見えてくる

岡 響己選手

僕は、2年生だから経験でという気持ちではなく、チームのために何が出来るか、何をすべきか、また自学年に大切な事を持ち帰ると心に決めて、この全国大会に臨みました。そうすることで学ぶ事が多く見つかりました。

まず、一つは、1プレー、1プレーの大切さです。僕は1試合目の神戸FCとの試合の後半に交代して出場しました。僕が交代して、残り時間わずかなところで、失点をして結果は引き分けとなってしまいました。

この試合で出場時間10分程の僕は、あと一歩足を伸ばせば、相手DFのキックを止められたかもしれないのに、そこで妥協してしまいました。そのプレーが直接失点に繋がりはしませんでしたが、最終的に、相手にリズムを作られ、失点という形になってしまいました。

試合直後、自分でも、あの時足を伸ばしておけばと思いながらベンチに戻ると、やはりまさコーチにもそのプレーを指摘されました。自分のあのワンプレーで決勝トーナメントに進むための勝ち点3を逃したことはとても悔しいです。

また、この時まさコーチに「考え直せ」と言われ、B戦ではプレスの連続性を意識してプレーしました。まだまだ足りないところは多くありますが、自分のプレスから前線でボールを奪える選手に絶対なります。

次に、プレー面や試合中に見習いたいと思ったことは、まず樋口君の声掛けです。樋口君は必ず試合中どんな場でも「絶対負けねぇぞ」とチームを鼓舞してくれていました。僕自身もその声掛けでテンションが上がるし、僕以外にもこの声掛けで気合いが入った人は少なくないと思います。

もしかしたら、負けている時にこの言葉を言って馬鹿にする人が中にはいるかもしれません。しかし、僕は樋口君がこの言葉を言っているのを、とてもかっこいいと感じました。だから、自学年や三年の試合に出場した時は、チームの中心となり、自分からこの言葉を発し、チームを鼓舞します。

そして、1番見習おう、真似しようと思ったのは太誠君のプレスバックやプレスインです。今の自分は、このプレスバックが1番の課題だと感じています。まさコーチや小室コーチからも、まずDFをやれとよく指摘されるので、ボールをロストする前からロストした後のことも考えて、DFをしつつ、FWとしての仕事もこなしていきます。

このように「やります」や「来年も”全国大会”に出ます」と言うのは簡単ですが、これからの練習、試合一回一回を大切にして、初めて自学年での全国大会出場が見えてくると改めて感じました。だから、しっかりとこの全国大会で学んだことを自学年に持ち帰り、伝えて、今の三年を超えるようなチームを作り上げていきます。

試合に1度も出場できなかったことが一番悔しい

風間 裕貴選手

この全国大会では、決勝トーナメントに行けなかったことはもちろん悔しいけど、試合に1度も出場できなかったことが一番悔しいです。

でも、ベンチでもベンチ外でも学ぶことはたくさんありました。チームの雰囲気をよくするために常に考えて行動することや、試合中に選手達が気付かなかったところをコーチングしたり、色々やることがあって、その自分がコーチングしたことでピンチを防げていた部分がありました。そこから僕は周りの声で試合が有利になることがわかりました。

僕が試合に出れないのは比留間君との大きな差があるからです。

それは、ロストの数やロストをする場所、サイドチェンジの数だと思いました。僕はバイタルでロストをしてしまう事があるし、サイドチェンジも
1試合に何回もできていません。どうしたらロストをしないでサイドチェンジを上手くできるかが分からなくて比留間君に聞きました。

すると「ボールを持っていないとき、ボールをもらう前に、必ず周りを見るようにしている」と言っていました。気付けば、僕はボールをもらってから周りを見ていて、テンポが少し遅れていることが分かりました。

周りを見るためには、日頃の練習から意識していかなければなりません。だから、パス練習のときや一人で壁当てをしているときなどに、周りを見ることを意識します。今回は決勝トーナメントには進めなかったけど、来年は僕達が必ず全国に出て、決勝トーナメントに進みます。

(写真は5月の関東リーグ時のものです)

逆境での思考力が全然足りない

久保寺 壱晟選手

僕が、全国大会を終えて感じたことは、メンバーに入れない人の気持ちです。2年ではメンバーに入れないということが今までありませんでした。しかし、全国大会では一度たりともメンバーに入ることが出来ませんでした。そのショックは想像を超えたダメージでした。悔しかったし情けなくもありました。

僕はメンバー外の人の気持ちをわかっているつもりでした。いつも感謝しなければと思っています。しかし、そんな考えは甘いもので、メンバー外の時の悔しさは想像以上で、選手として恥ずかしかったです。

「だからどうするのか」。これはまさコーチが大事にしていたことで、印象に残っています。この全国大会で感じたメンバー外の気持ち。僕は、これからメンバー外の人にアドバイスや、一緒に練習するなどをします。もちろん、上からな態度ではなく真剣にやります。

メンバー外ではありませんでしたが、隼汰君が1分間スピーチで「人間性が悪いって言われているけど、どうしたらいいかわからない」と言っていました。こういう人を助けたいと思います。アドバイスや、一緒に練習することは、いつか自分に返ってくると思って自分のためにもやります。

また、印象に残っている言葉が2つあります。1つは、「メンバーに入ってない時が一番成長する」と小室コーチが言っていました。メンバーに入れなかったショックや、悔しさの中で自分はチームのために何ができるのか。逆境での思考力が求められる時です。

僕は逆境で何ができたのか。僕が出来たのは、ボトルを選手の周りに置いたり、スカウティングしたり、選手の荷物を整頓することぐらいしか出来ませんでした。逆境での思考力が全然足りないと感じました。これからもっと違う幅広い思考力になる為に、その日1日考えたことをノートにまとめます。ノートに言葉として書くことで考えていたことの整理が出来、自分自身の考えていたことが明確にわかるからです。

もう1つは「転んだからにはただでは起きるな。砂利につまづいて転んだら、砂利でもいいから何か掴んでから起き上がれ」とまさコーチが言っていました。僕はこの全国大会は選手として転んでばっかりだったと思います。転んで起きて転んで起きての繰り返しでした。転んだときに僕は何も掴まずに起きていました。掴もうとも思っていなかったです。でも今回転んだら何かしら掴むということを学びました。

僕は、転んだときにいつでも何かしら掴めるように、すべてにおいて全力で取り組み、転んだときに転んだ原因を考えること、考えたことをノートに書くことをします。

悔しさがあるから、必死なプレーが出来る

谷川 侑万選手

全国大会を終えて、僕が1番感じて得たものは
悔しさと覚悟の2つです。

1つ目の悔しさは、ベンチに入れなかった事です。僕は、選手なので試合に出て活躍したいという気持ちは、すごく大きかったです。だけど、1日目、2日目は、ベンチに入れず、ネットの外で応援をしていました。

1日目は、特に、自分のチームの試合もリアルタイムで見れず、終わってしまいました。2日目は、ベンチ入り出来なくても、声を出して、チームを励ましました。ベンチに入れないという事は、ピッチの選手やベンチの選手よりも、声を出し続けて、盛り上げるという使命があると感じました。

だけど、悔しさというものは、絶対に無くしてはいけないものですし、この悔しさを忘れてしまえば、ピッチに立ったとしても、自分の最高のプレーが出来ないと思いました。悔しさがあるから、必死なプレーが出来るのだと思うのです。

2つ目の覚悟は、3日目、僕はベンチに入らせてもらいました。その時、ワクワクしていたのですけれど、やはり緊張はしていました。サッカーをやっている以上は、いつチャンスが来るか、分からないものですし、突然チャンスは来るものです。だから、いつチャンスが来ても、自分の最高のプレーが出来るように覚悟する事が大切だと感じました。

あとは、チーム全体が相当な覚悟をする事も大切です。チームの緩みは、一人一人の気が緩んでいる時だと思います。それは、サッカーに関わってくるところなので、覚悟をして、全国に臨んでいかないと、チームがおかしくなるのは時間の問題だと思います。それを意識して、練習していきます。

ここから、僕はチームのために何ができるかと考えられるようになれた

行武 春輝選手

僕は、この全国大会は悔しさが残った大会でした。チームとして予選敗退をしたこと、その中で自分がベンチにも入れず、試合に出れなかったことがものすごく悔しかったです。

けれど、いろいろなことを学ぶことができました。僕は、1試合目と2試合目は、偵察に行っていました。正直、自分のチームの試合を観ることができず、ものすごく悔しかったです。でも、神戸FC戦後の夜のミーティングで、次の名古屋グランパス戦の特徴であったり、弱点だったりを、説明しました。ミーティングが終わったあと、先輩方が、「ありがとう」と言ってくれて、嬉しかったです。ここから、僕はチームのために何ができるかと考えられるようになれました。

次の日の練習試合で、いいプレーをして、ベンチに入るということを目標にして、全力でプレーしました。しかし、終盤で、体力がなくなってしまい、自分の甘さが出てしまいました。そこが、ベンチに入る人との差だと感じました。

アルビレックス新潟戦もベンチに入ることができませんでした。でも、この試合を観て、先輩たちの諦めない姿、声を出し続ける姿、ボールを追いかける姿、物凄く格好良かったです。

僕は、ひとつの夢を持ちました。必ず、全国大会に出て、先輩方が達成できなかった決勝トーナメントに進むことです。必ず、来年達成します。

出典元:Forza’02 twitter(写真はチーム提供),チームHP

編集後記

選手の皆さんの悔しさや葛藤、そしてチームが一つになったと感じたときの嬉しさがとてもよく伝わってきました。
U-13の頃から継続してレポートを書いてきたというForza’02の皆さんは、自分の気持ちを客観的に見つめなおし、アウトプットすることでこれまでたくさんの気づきがあり、成長があったのだと思います。
今回の全国大会出場は、全国のサッカー少年の憧れの舞台でもあり、その場に立てるのはごく一握りの選手です。
そのような貴重な経験を綴ったレポートを、こうして皆さんに公開してくださってありがとうございます。
このレポートを読んで、たくさんのサッカー少年が何かを感じ、自分の糧にしてもらえたら嬉しいです。

全国大会を全力で戦ったForza’02の皆さん、そしてこのレポートを読んでくださった皆さんの更なる飛躍を楽しみにしています。

<参考文献>
スポーツの技の習得のためのメタ認知的言語化
子育て心理学:子どもの能力を引き出す「メタ認知」
“弱メンタル” を改善する。一流スポーツ選手に学ぶ「メンタルの鍛え方」

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    統括編集長/オウンドメディア事業部江原 まり
    長野県出身。
    ライター歴11年。
    子育て系メディアにて、主に教育、引越し、子育て全般についてのコラムを100本超執筆。
    2016年からジュニアサッカーNEWSにて執筆開始。
    2017年10月より副編集長、2019年4月より統括副編集長/戦略事業部。
    2022年1月より統括編集長/オウンドメディア事業部。

    自身もサッカー少年の母です。
    保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。

    いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。

    できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。
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