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入団の決め手になったこと〜先輩達の体験談 総まとめ 中学からのチームの選び方Vol.8(最終回)

「入団の決め手になったのはどんなこと?」

クラブチーム入団という決意を固めてから、みなさんは進路選択の方針を親子で話し合い、さまざまなチームを見学、体験しに行き、たくさんのことを検討してきたと思います。
中には「さあ、いよいよ決定!」という時を迎えようとしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

中学からのチームの選び方 最終回では先輩達が今のチームに入団を決めた理由に着目。
「これが決め手になった」ということをまとめてみました。

先輩達は最後はどうやってチームを決めたのか?
どこに重きを置いたのか?
何が決め手になったのか?

みなさんのチーム決定の参考になれば嬉しいです。

CONTENTS
チームの雰囲気を肌で感じて
信頼できる指導者との出会い
いまひとつ乗らない…という時でも通えるか
時間効率の良さ
厳しい世界への挑戦を後押し
最後に

チームの雰囲気を肌で感じて

お子さん中1 街クラブ
体験会での練習内容や、コーチの声掛けがとてもよく、我が子は自分の中でしっくりくるものがあったと言っていました。
小学生の時に在籍していたチームとサッカースタイルに共通するものがあり、これまで練習して来たことを生かしてさらに成長できると感じたそうです。

お子さん中1 街クラブ
体験練習に行った時、先輩達が気持ちよく挨拶してくれ、体験にきた小学生を案内したり、片付けもきちんと行っていたのがとてもよかった。このチームに入ったらこんな風にしっかりするのかな、と1年後の我が子の姿に希望が持てました。
公式戦も子供と一緒に見に行きましたが、試合中の指導者の声掛けやオフザピッチの先輩達の様子がキビキビして、良いチームだなと思いました。

信頼できる指導者との出会い

お子さん中1 街クラブ
体験に行った時に、指導者が我が子についての小さなことにも気が付いてくださったり、こちらの不安をしっかり聞いてくれて、丁寧に質問に答えてくれました。
子供自身も、自分や他の選手に適切な指導をしてくれたことに好印象を受けたようです。

お子さん中1 街クラブ
体験練習会のときの子供たちへの声掛けや、一人ひとりを伸ばしたいという考え方に熱いものを感じました。子供本人も指導者の人柄に魅かれ、このチームに入りたいと思ったようです。
チームが強いから良いというわけではなく、一人ひとりをしっかり見てくれる指導者がいるということも重要なポイントだと思います。

お子さん中学生 街クラブ
選手に全て答えを教えるようなことをせず、課題を与えて考えさせたり、選手達それぞれの強み、弱みを分析して指導にあたるところに感銘を受け、この指導者のもとでお世話になりたいと思いました。

いまひとつ乗らない…という時でも通えるか


お子さん中学生 街クラブ
モチベーションが上がらない時でも、本人が「練習には行こう」と思えるような環境とサポートがチームにあったことが決定を後押ししました。

勉強との両立に理解があるか。
怪我した選手はどう過ごしているか。
試合の質や数、チームの中心選手として引っ張っていく存在になるのか。ギリギリスタメン入りするくらいなのか。
Aチームが大きな公式戦の時のBチームの活動(ずっと応援か、練習になるのか、試合を組んでもらえるのか)など、色々なことを想定して親子でじっくり話し合いました。

お子さん中1 街クラブ
体験会で出会って、意気投合した選手たちが入団を決めたと聞き、我が子も心が動いたようです。一緒に練習したい、一緒に成長したいと思える仲間がいるのはとても大事なことだと思います。
プレーが上手く行かない時も、学校で嫌なことがあった時でも、サッカーの仲間たちがいるから頑張れる。お互いに支えあいながらも、切磋琢磨が出来る仲間が出来たことをとても嬉しく思っています。

時間効率の良さ

お子さん高1 街クラブ
中学生活が実際にはじまるとより実感することですが、近さは大きなメリットです。
まず、勉強との両立をする上でも時間を作りやすい。
急な雨や冬の寒い時期の練習後の体調面を考えても、なるべく近い方が負担は少なくて済むと思います。

お子さん中1 街クラブ
クラブの練習場所が家から近いというのは大きなポイントでした。
やはり勉強との両立がしやすいです。
また、同じ中学の選手、学区は違っても家が近い選手が多いので、遠くの試合会場まで一緒に移動できたり、オフの日も遊びに行けたり、いろいろな面で良いことがありました。

お子さん中1 街クラブ
通いたいと思えるチームが3つあり、迷いましたが、距離が遠すぎたり、乗り継ぎが大変な場所もあり…最後は電車一本で通えるチームを選びました。
中学生という年齢を考えると、あまり夜遅くならないこと、次の日の学校生活に影響が出ない時間に帰宅できることも重要だと考えました。

厳しい世界への挑戦を後押し

お子さん中2 街クラブ
エリアリーグ所属、全国大会も経験しているチームに誘っていただき、入団を決めました。
入団後のレギュラー争いは思っていた以上に熾烈でした。レギュラーになれても安泰ということはなく、家の用事やテスト勉強を理由に休むこともほぼ出来ません。
それでも、サッカーに真剣に向き合うことを決めた我が子を応援しようと思っています。

お子さん中1 J下部
今お世話になっているクラブは息子の幼稚園のころからの憧れのチームでした。
サッカーで厳しい世界に挑戦したいという本人の意思が強かったので、このチームのセレクション合格を目指して出来るだけのサポートをしてきました。

お子さん中学生 J下部
プロを目指したいという息子の強い意志を受け止め、セレクションを受けさせました。
本当に厳しい世界で大変だと思うこともありますが、練習や試合のたびに良い刺激をたくさん受けて帰ってくる息子を見て、挑戦させてよかったと思っています。

お子さん中学生 J下部
居住区外や海外への遠征など、貴重な体験をさせて頂けることが息子の成長に良い刺激をもたらせてくれると思い、厳しい世界ではありますが、挑戦したいという息子の意思を尊重しました。
大変なこともありますが、自分で決めたことを懸命に頑張る息子を応援していきたいと思っています。

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最後に

先輩保護者達の体験談から、クラブチームの決定には様々な視点、千差万別な考え方があることが分かりました。

体験練習会などを通してお子さんが肌で感じたものを信じた上での選択。
厳しい世界に挑戦したいというお子さんの意思を尊重した決断。
時間効率の良さ、指導者の人柄、モチベーションが上がらない時にも通えるのかどうか。
たくさんのことを検討し、疑問を明確にし、親子で話し合って出した答えにはお子さんの意思、保護者の方の思いがつまっていて、そのどれもが正解なのだと思います。

ジュニアユースの3年間では、色々なことが起こるでしょう。
思ったようなプレーができず、心が折れそうになることもあるかもしれません。
それでも、お子さんが納得いくまでしっかり考えて決断した進路であれば、辛いことも乗り越えて、成長して行けるのではないでしょうか。

春からはいよいよ新しい生活が始まります。
お子さんと一緒に見つけた答えを信じて、新しいフィールドへと送り出してあげて欲しいと思います。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2022年8月にライター歴5年目に突入、サッカー娘の母歴は丸12年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

8チームから12チームくらいの規模の大会、16チーム以上の大きな大会ともに情報は常に募集しています。
大会結果画像、弾けるような笑顔のお写真、選手達のご活躍の様子をぜひお寄せ下さい。いつでもお待ちしています!

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