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チーム全体が ひたむきで一生懸命!【日本航空高校女子サッカー部、堀 祥太郎 監督インタビュー】

昨年度行われた第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会では、4年連続11度目の出場を果たした日本航空高校女子サッカー部
山梨県に位置するこの高校には、全国でも珍しい航空科があります。

また弊社運営サイトジュニアサッカーNEWS全国アクセスランキングでは650校中 堂々の第4位という大注目の女子サッカー部です。

監督に就任した年から、日本航空高校女子サッカー部を全国大会に導いた堀監督。
快活な中にも、とても丁寧で穏やかな人柄が伝わってくる監督の言葉には、選手一人一人を大切に育成し人間性を育てたいという重みと信念を感じました。

(写真提供/堀監督 電話取材・文/choco)
↓本文は写真の下から始まります↓

堀 祥太郎 監督インタビュー

監督プロフィール

堀 祥太郎 監督
大阪出身。
母校でもある日本航空高校には8年前に赴任し、男子サッカー部のヘッドコーチを務める。
同校女子サッカー部 監督に就任した年にはチームを優勝に導き、今年7月には就任4年目となる。

チーム全体がひたむきで一生懸命

― 日本航空女子サッカー部はどのようなサッカーをするチームですか?

堀監督
特色は攻守にわたり最後まであきらめずに全員サッカーを貫き通すことを目標としています。
どこよりも「声を出して・走って・戦う」ことを大切にしようと、選手へは日頃から声をかけて取り組んでいます。

よくポゼッションサッカーやカウンター、ドリブルを中心に…といったチーム特色を耳にしますが、うちのサッカーはその中で何かが特化しているというわけではありません。
毎年選手の技術の質には違いがあります。各選手の長所を生かされるサッカーを心がけています。

― 日本航空高校女子サッカー部では、こんな選手が頑張っていますという例がありましたら具体的に教えてください。

堀監督
選手一人一人が本当に一生懸命に頑張ってくれているので「この選手が頑張っている!」と紹介するのは難しいですね。チーム全体がひたむきで一生懸命なんです。そういう個々の頑張る姿がチーム全体で熱のある頑張る雰囲気をつくりあげているのだと思います。

中学時代に何かしら悔しい経験をしている選手が多く在籍しています。その経験から育まれたハングリー精神を持った選手たちが多くおり「この高校で3年間サッカーをがんばろう!」という覚悟を持って入学してくれています。そんな選手たちだからこそ、最後まであきらめることなくやり遂げる精神を身に付けたことで、全国大会出場などの成果にも表れているのだと確信しています。

― 部員全員が同じ思いで同じ方向を向いて頑張っているのですね!その雰囲気をつくりあげる裏側には監督のご指導の力もあると思うのですが、何か力を入れていることや声かけがありますか?

堀監督
常に意識しているのは選手一人一人の違いを発見するということです。
個性・性格、その子が持っている技術や特徴など個々をよく把握し、光るものを探して磨くことを大切にしています。一人一人が高校3年間を通して成長し、より良い人間性を形成してほしいと願っています。

サッカーが上手になり強くなることも大事かもしれませんが、それ以上に人づくりが大切です。高校3年間は人としての基盤をつくる大切な時期だと思っています。

また、本校は「自由と規律」という校風があります。クラブ活動をする上でも校風に沿って指導しています。
高校スポーツのベースとなる全員での駆け足や体操、整列、集合解散、挨拶返事、清掃、身だしなみを整えることや生活態度に至るまで、最低限のやるべきことを徹底しています。その規律があってこその自由が存在すると考えています。
そして何事に対しても必死に取り組み最後まであきらめない心を磨くことを選手たちには常に伝えています。共感共創を心掛け、私自身も子供と共に学び成果を上げられればと思っています。

更に、今年は「本気」という言葉を付け加えて伝えるようにしています。
「勝負は途中で何があるかわからない。最後まであきらめないことが大事!だから、何事も最後まであきらめずに本気で取り組もう!
部員一人一人がすべてのことに対してあきらめずに本気で取り組んでいます。

毎日、滑走路を自発的に走る選手たち

― 選手たちが練習する環境に何か特色がありますか?

堀監督
日本航空高校は航空関係の高校なので、特徴的なものとして学校の敷地内に滑走路があるんです。選手たちは、毎日、早朝から自主的に滑走路を走っている選手もいます。夕方、暗くなってからも自主的にグラウンドやいろんな場所で自らが創意工夫してトレーニングをしている様子が日常的に見られます。

女子サッカー部の約8割が寮生活をしています。学校から歩いて2分の場所に寮があり、目の前にはグラウンドがあり、滑走路が広がっているわけです。朝練は一定の時期を除いては強制的なものではありませんが、目覚めたらすぐにボールを蹴ったり走ったりすることができる環境がここにはあります。それが選手たちの自主性や自発性の行動を養える理由の一つだと思います。

もちろん、普段の練習は人工芝グラウンドで おこなっていますので、とても恵まれた環境であることは間違いありません。

― 日ごろ素晴らしい環境で練習できるのですね。緊急事態宣言中は、練習もなかなか思うようにできなかったのではないでしょうか?

堀監督
本校も例外ではなく、コロナ禍で今年の2月下旬から休校が続き、練習再開のめどが立たない状態でした。そこで、全国的にもいち早く学校としてオンライン授業を開始しました。同時期に女子サッカー部もオンライントレーニングを取り入れました。

毎日休むことなくトレーニングやミーティングなどをおこなってきました。そのおかげで練習再開まで全員の心が離れることなく、一つにまとまって活動を続けることができました。臨機応変に練習状況を切り替えて対応できることも日本航空高校女子サッカー部の強みではないかと思います。
※日本航空高校女子サッカー部、オンライントレーニングの写真

毎年、6月~11月に練習会を開催

― 来年度、日本航空高校女子サッカー部を目指す中学生のために、いくつか質問をさせていただきたいのですが…
― サッカー部に入るには、どのような方法がありますか?

堀監督

毎年、6月~11月の間に練習会をおこなっています。女子サッカー部に入部する生徒は、この練習会に参加し、推薦入試で受験をして普通科を選択している生徒がほとんどです。この練習会はセレクションではありません。女子サッカー部で頑張りたいという生徒には、この練習会に参加して学校の様子や素晴らしい学校施設を見学してもらい、部活の雰囲気を体験してほしいと思います。

一番は生徒の様子を見てもらえればと思っています。
夢や目標の実現に向けて、一生懸命に取り組んでいる姿を見てもらいたいです。

また、今年度は8月22日にオープンスクールを開催する予定です。
その時に学校の特色も説明しますが、部活動の説明や紹介、体験会も行いますので、こちらにもぜひ参加して欲しいです。

― 練習会に参加した推薦入学の生徒だけが、サッカー部に入部できるのですか?

堀監督
そのようなことは一切ありません。
練習会開催の目的は、女子サッカー部としての活動や雰囲気を感じてもらえる良い機会になればと思っています。一人でも多くの中学生に日本航空高校を知ってもらい、興味を持ってもらいたいです。

サッカー部員全員が推薦入学の生徒ではありません。
誰でも入部ができます。全くクラブとして縛りはありません。

多くの生徒は普通科に入学しますが、本校の特色として航空科もあります。
航空科を受験し、将来は航空業界で働きたいという夢を抱きながらサッカー部で頑張っている生徒もいます。サッカーを本気で頑張りたいという生徒と航空業界で働きたいという夢をもった生徒が共存しているということも日本航空高校ならではであり、みんなで切磋琢磨しながら夢や目標の実現に向け頑張っています。

― これから日本航空高校女子サッカー部を目指す中学生に向けて、こんな新入生に入部してほしいという希望はありますか?

堀監督
日本航空高校女子サッカー部で3年間サッカーを頑張りたいという強い思いを持っていることです。
本校の女子サッカー部に入部してくる生徒に技術の差はありません。私自身も技術力がどうかなどは全く気にしていません。

むしろ、サッカーの技術よりも高校で過ごす3年間の中でどれだけ自分の夢や目標の実現に向けて地道な努力の積み重ねをするかがとても大切です。これに尽きると思います。
最近の子供たちを見ていると頑張り屋は多く存在します。ただ大切なことは努力家であるということ
努力は自らが苦手なことや、嫌なことから逃げずにやることだと、私は思います。

『努力は裏切らない』という言葉を大切に子供たちには頑張ってほしいです。
日本航空高校女子サッカー部の選手には、長所を存分に伸ばしながら、努力家でもあってほしい。
夢や目標は叶うものではありません。自ら掴むものです。正しい努力を積み重ね共に頑張りましょう!

日本航空高校女子サッカー部データ


2007年創部
監督:堀 祥太朗
コーチ:栗原有香子 林 美緒
GKコーチ:三枝 弘和
トレーナー:平林 芙美江
部員:70名

チームスローガン
何事も本気で取り組み、最後まであきらめない

2019年度
第28回関東高校女子サッカー選手権 第4位(全国大会関東第4代表)
第28回全日本高校女子サッカー選手権 ベスト8(4大会連続11回目出場)

最後に

電話から聞こえてくる監督の言葉は明るく前向きで、快活な中に丁寧で穏やかな人柄が伝わってきました。

「この選手が頑張っていると一人を紹介するのは難しいですね。チーム全体がひたむきで一生懸命なんです。」
「高校3年間で人としての基盤をつくりたい。」
そう言われた監督の言葉から部員一人一人としっかり真摯に向き合って指導されている熱量を感じました。

今後、ますます日本航空高校女子サッカー部の活躍から目が離せません。

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寄稿者プロフィール

JUNIORSOCCER NEWSWriterchoco
私自身も3人のサッカー少年の母。
この春、一番上が社会人、真ん中はもう一年大学受験再チャレンジのため予備校へ、一番下が高校一年生になりました。

それぞれ新しいことにチャレンジする年になりそうです。

もともとジュニアサッカーNEWSを読む一保護者でしたが、ご縁あってライターとして皆さまに情報を提供させて頂くことになりました。

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