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スタメン写真の陣形を考察してみる(きっと理由があるに違いない)

こんにちは。水下です。

連日北海道で日本クラブユース選手権U-15が行われています。
ライブ配信をやっている会社としては、ぜひ見てほしい大会ですが、そのライブ配信の内部対応(特設サイトをひたすら更新する)をしている私として、気になって仕方ないものがあります。

それはこれ。

たとえば今日、8月17日のスターティングメンバー写真をせっせとサイトに載せていて、「なんかこのかたち、多い?」

写真は特設サイトより

この形、歴史(特に戦国時代)好きなら必ず知っている「鶴翼の陣」のかたちなのです。

鶴翼の陣とは、ちょうどこちらに向かって左右がせり出すV字のような形になる陣です。

歴史は古く、諸葛亮孔明が作った八陣図を山本勘助がちゃんと名前を付けて確立させた、と伝えられているようです。山本勘助は武田信玄に仕えた軍師だったので、これは武田八陣と呼ばれるようになります。鶴翼の陣の有名な戦いとしては、徳川家康が歴史的な敗退をした三方ヶ原の戦いがあげられることが多いです。(諸説あります。どんな諸説かというと、徳川家康が敷いた陣は全然鶴翼じゃなかったという説です。ドローンがあるわけではなかったので、わからないよねというところが確かかもしれません)

だからだと思いますが、家康のおひざ元である名古屋グランパスさんは決してこのようなイレギュラーな形をとることはないだろうと推察しています。本当の理由をご存じの方がいらしたら教えてください。

左右から包み込むように敵を攻めることができるので、ディフェンス(防御)に適した形と言われていました。

歴史オタクの私としては、初めて鶴翼の陣を見たときは、「俺たちはディフェンスに力を入れて戦うぜ!」という所信表明かと思ったのです。

始まってみたら、全然そんなことはありませんでした。そのとき「あ、これはひとつのスタイルなのだ」と気づいたのです。

もちろん、こんなかたちはたくさんあります。U-18だって、高校だって、どんな意味でこのV字なのかわからないのですが、ライブ配信しているなかで鶴翼の陣に出会うたびに「鶴翼だ」と私はひとりほくそえんでいたわけです。

ところが、今回のU-15はちょっと違う!

鶴翼の陣って、たいへんメジャーな陣なんです。
この「武田八陣」に入っていないけれど、古代からあったといわれている陣が2つあります。このうちの1つの陣形が今年のU-15では多発しているのです!

今日だけでも3つ、見てください。

画像は特設サイトより

このかたちは「鳥雲の陣」というかたちです。

群れて移動する鳥は、真ん中の鳥が最前列を飛ぶことが多いのです。

空気抵抗を減らすためと言われています。

鶴翼の陣がディフェンスに特化したかたちなら、鳥雲の陣はオフェンスに特化したかたち。特に、集合離散が得意なかたちとされていて、個人的な解釈では一撃離脱(暗殺教室を思い浮かべてほしいです)を得意とする形ではないかと思っています。

そんなこと考えてスタメン写真の陣形を決めてはいないだろうと思いますが、きっと一部の歴史オタクは喜んでいます。できれば、ほかの陣形も繰り出してほしいと願っています。

ちなみに、よくある前後2列のかたち。
私はこれを「長篠の戦い」と呼んでいます。
もう、圧倒的に長篠。サッカー界は長篠ですね。

本日は18時からクラブユースU-15のノックアウトステージの抽選会が行われていて、そろそろ組み合わせが出てきます。

その組み合わせの中に鶴翼と鳥雲は入るのか。
あさってから始まるノックアウトステージで、彼らはどんなスタメン写真を届けてくれるのか。
みなさまもぜひ見守ってください。中の人として私も見守ります。
特設サイトはこちら

今、組み合わせきました!
仕事に戻ります。

 

 

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの保護者となりました。
今年弊社が配信したハトマークは、思い出の大会でもあります(ブロックの予選リーグ勝ち星なしで敗退)

あのときちゃんと試合できるたくさんのチームの中で
「ゴールはどっち!?」ってコーチが悲痛に叫んでいたなあ、と…

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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