ジュニアサッカーNEWS

高校サッカー、少年サッカー、中学生サッカー、女子サッカー情報を速報で配信

なぜ静岡の企業が京都橘をスポンサードするのか。介護施設が考える「組織と個、そして家族」株式会社ル・グラン 小池正三氏インタビュー

全国的な強豪校、京都橘高校サッカー部には、静岡県のスポンサーもいらっしゃいます。

地縁のない京都の高校サッカー部に、なぜ。
その疑問をお伺いしてみました。

株式会社 ル・グラン   (LE-GRAND CO.,LTD.)の専務、小池正三氏に伺った話の中から、アマチュアスポーツの大きな可能性が見えました。

  株式会社 ル・グラン   (LE-GRAND CO.,LTD.)専務 小池 正三氏

平成20年に  株式会社 ル・グラン   (LE-GRAND CO.,LTD.)を創業。
静岡県内に介護付有料老人ホーム(清水、函南、長泉)、住宅型有料老人ホーム(三島、御殿場、修善寺、沼津、長泉)、居宅介護支援事業所(沼津)、訪問介護事業所(沼津、御殿場)、福祉用具貸与事業所(沼津)、通所介護事業所 (函南、御殿場、修善寺、沼津、長泉)などを経営している。

「家族」が喜ぶことがしたいのです

ーー京都には地縁も何もないとうかがっています。なぜ、京都橘高校サッカー部の応援をしようと思ったのでしょう?

小池正三 専務(以下、小池専務)
確かに、地縁等はありませんが(笑)
わたしたちは、静岡で介護施設を経営している会社です。
そこで一番大事にしていることが、「家族のように」ということなんです。

介護施設はその方の最後をみとらせていただくこともある施設です。
職員にも徹底しているのですが、「ありがとうってまず思われよう」「自分の親がされて嬉しいことをしよう」という基本理念で経営しています。
地域への還元は、巡り巡って利用者さんへ、またそのご家族へ、と行くものだと思っていますので、積極的に支援をさせていただいています。
自分の家族が住む土地が楽しくなったり、豊かになったりすれば、それは「家族が嬉しいこと」ではないでしょうか。

支援先を選ぶのに大事にしていることが一つあります。
私たちは、個人に対して支援をすることはしていません。
市区町村の行政や教育機関、たくさんの人が楽しめるイベントなど、先々までつながっていくことに対して、出来る範囲で1人でも多くの人に還元できる社会貢献をしたいのです。

今回の京都橘高校サッカー部への支援ですが、サッカー部が活躍することによって、元気づけられたりする方は全国にも多いのではないかと思うのです。
巡り巡って、わたしたちの施設の利用者さんたちの中に、それで楽しんでくださる方がいらっしゃるかもしれません。
会話のきっかけづくりでもいい。
身近な話題としてでもいいのです。
わたしたちが家族同様大事に思っている方々が楽しんでくれたら、わたしはそれでよいのです。

幼少期から高校生まで、代表取締役である私の兄も、私も、サッカーをやっていました。
本格的にプロを目指していたというわけではありませんが、一生懸命やった経験があります。
縁あって、地元のサッカーチーム「アスルクラロ沼津」さんもスポンサーをさせていただいています。

「組織」と「個」の面白さ

 

Thumbnail
(画像:京都橘サッカー部公式ホームページ

サッカーは矛盾があるから魅力的なのだと思うのです。

個の力も大事なのだけれど、チームスポーツですから、1人ではできない。
どんなに劣勢の試合でも、1人でも気持ちが折れていない選手がいれば雰囲気が変わって勝てることもあるかもしれないスポーツです。

チームスポーツだから、1人ではできないのに、それでもたった1人のスーパースターが試合を決めてしまうこともある。
サッカーはそんな矛盾をはらんだスポーツで、だからこそ魅力的なのかなと思うのです。

1人1人の考え方は違います。
そして、それらに正解・不正解はありません。
ですが、1つのチームになるためには組織にならないといけない。
京都橘高校サッカー部の提唱している「組織の中で個を生かす」というテーマは、非常に私たちの経営とも通じるところがあるなと考えています。

いつまでも「家族」であってほしい

先ほど、「家族」という言葉を使いました。
利用者さん、職員、それらはみな私たちの大きな家族であると考えています。
その家族の皆が幸せになるようにしていきたいのです。
利用者さんに対しては、人生の最後の時期を、認知症だからといって社会から遠ざけられることなく過ごしてほしい。
本当のご家族にとって、最後まで最愛のお父さん・お母さんであってほしい。

日本は介護の先進国ではありません。
まだまだ、介護施設に預けるのは親孝行ではないという観念もある。
できるだけ、近隣の人に隠しておきたいという気持ちもある。
ですが、もっと認知症は身近なものです。
若くても若年性アルツハイマーになることもあります。
その時に、最後まで人格を尊重された扱いをしてほしい、社会に対してオープンでありたいという家族の気持ちを、介護先進国ではどこも大切にしています。
だからこそ、現状を見てもらって知ってほしいところがたくさんあります。

介護疲れによる家族崩壊のニュースを見るたびに、心が痛みます。

いつまでも、本当に最後までも、大切なご家族には「お父さん、お母さん」であってほしい。
介護疲れによる家族崩壊は、それとは真逆のところにあります。
私たちはそういう尊厳を守るためにプロの介護集団であり続けたいと願っています。

京都橘高校サッカー部員たちへ

みなさんの活躍で、元気をもらう人がいます。
それは、京都府内に限ったことではありません。

勝つことはもちろん期待してはいますが、それが全てではありません。
みなさんが心折れずにチャレンジしていく姿をぜひ見せていただきたい。

元気にスポーツマンシップにのっとって、今を楽しんでもらえたらと思っています。

遠い静岡から、応援しています。

会社概要

会社名:株式会社 ル・グラン   (LE-GRAND CO.,LTD.)
社長:小池正治
業務内容
有料老人ホーム、特定施設入居者生活介護事業、
居宅介護支援事業、訪問介護事業、
福祉用具貸与事業、通所介護事業の運営

〒410-0022
静岡県沼津市大岡1043-28
TEL:055-955-7776
FAX:055-955-7767
オフィシャルサイト

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
1974年生まれ。群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。ジュニアサッカー応援歴15年。フロンターレサポ(2000年~)

第99回高校サッカー選手権予選を最後に息子が選手を引退。
現在大学に通いながら母校のGKコーチをしています。
高校生の保護者の方がもしここを見ていたら、
「引退後の2か月で偏差値爆上げは無理だから今からがんばれ」と
お子さまに教えてあげていただきたいです…(一浪しました)

まだ小学生、中学生のお子さんをお持ちの皆様がうらやましいです。
今しかない瞬間、親も楽しんじゃってください!

サッカーにかかわるすべての人を応援しています。

コメント欄

*

添付できない場合はお問合せフォームより送付ください

Return Top