ジュニアサッカーNEWS

高校サッカー、少年サッカー、中学生サッカー、女子サッカー情報を速報で配信

AIカメラが広げる学生スポーツの可能性とは!?「地域盛り上げる魅力あるコンテンツを」【株式会社 NTTSportict 谷本 龍章氏インタビュー】

2021年4月から2021年6月末まで、株式会社NTT Sportict、学校法人 東福岡学園、RKB毎日放送株式会社、株式会社グリーンカード(以下、弊社)が連携し、東福岡サッカー部グラウンドでAIカメラの実証実験を行っています。

そこにはどんな狙いがあるのでしょうか?
アマチュアスポーツが持つ、可能性、その未来像とは?

実証実験に参加いただいている、株式会社NTTSportict(NTTスポルティクト)の営業部長 谷本さんにお話を伺いました。

電話取材/文 冬馬 瑠莉
画像提供 株式会社 NTTSportict 谷本 龍章氏

お話を聞いた人
営業部長 谷本 龍章氏

株式会社NTTSportict(NTTスポルティクト)
営業部長 谷本 龍章氏

1997年 日本電信電話株式会社入社
法人営業や新規ビジネス立上げ、通信サービスの開発などに従事し2020年8月よりNTTSportictの営業責任者として着任し、AIスポーツカメラを活用したソリューションの展開に取り組んでいる。

ローカルスポーツは祭りだ!

ーー株式会社NTTSportict(NTTスポルティクト)では、AIカメラでの実証実験を行っていると伺いました。
そこにはどんな狙いがあるのでしょうか。

株式会社NTTSportict 谷本営業部長(以下、谷本)

現在、学校法人 東福岡学園、RKB毎日放送株式会社、株式会社グリーンカードと連携を取りながら、東福岡サッカー部グラウンドで、AIカメラの実証実験を行っています。

地域と一緒になってスポーツを盛り上げ、どこにいても子供や孫の試合を見る事ができる環境を構築したい。そんなビジョンがこの実験の根底にあります。

私たちは、ローカルにスポットをあてることを大切に考えています。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして地域の人が地元のチームを応援する環境を作り上げたい。
商店街にお祭りの提灯が下がっていると、みんなワクワクしながら地元に集まってくるじゃないですか。
そんな、地元愛溢れる「祭り感」がアマチュアスポーツ、ローカルスポーツにはあると思うんです。
近所の高校が頑張っていたり、活躍していたら応援したいという気持ち。そこを私達は大事にしたいと思っています。

これからのアマチュアスポーツ、ローカルスポーツは「見せ方」も変わります。

ダイジェスト動画も視野に、多くの人に見てもらえる配信方法が有効だと考えます。
全ての人がライブ配信をいつでも見られるとは限りませんし、アーカイブでも全試合を見直すことは容易ではありません。
ですが、短い時間に編集したものなら何度でも見てもらえると思うんです。
みどころのシーンなどを短い時間に編集して、合間に見てもらえる映像として配信することで、SNSなどでご家族やお友達と共有しやすいというメリットもあります。
このようなスポーツの見せ方が、これから伸びていくのではないでしょうか。

地域を盛り上げる魅力的なコンテンツこそ、価値があると考えています。
高校スポーツもそのひとつ。

AIカメラを活用したスポーツ映像配信で収益性をあげることができるのか、簡単にいうとお金に変えていく価値があるのか。
これを高校スポーツで実証するということも、我々の持つ狙いのひとつなのです。

AIカメラが一役買う「アマチュアスポーツの収益化」

ーーAIカメラを活用することは収益性にどんなメリットがあるのですか?

谷本
収益性を上げるためには、コスト削減は必要不可欠な要素と言えます。
アマチュアスポーツの大会などで、AIカメラを活用すれば、コスト面での改善が期待出来ます。

大会のライブ配信などを手掛けるに当たり、避けて通れないのが予算の問題です。
さまざまなアマチュア、ローカルスポーツから、映像配信についてのお問い合わせをいただくのですが、お話を伺う度、浮かび上がる共通の課題は予算にあると痛感します。
アマチュアスポーツの場合は、初期費用に予算をあまりかけられないというのが現実のようです。

AIカメラを常設した会場であれば、自動撮影や編集機能を備えていますので、撮影する専門のカメラマンを雇う必要がなくなり、人件費を抑えることができます。

映像のクオリティも、はじめて見る方から「AIカメラで撮影した映像なの?すごいね!」と驚かれるほど、好評を頂いています。

昨今、AIカメラは、様々なスポーツから注目を集めています。

「ハンドボールの拠点として地域を盛り上げたい」というハンドボール協会のご希望のもと、山鹿市総合体育館(熊本県)にAIカメラを常設しています(6月10日現在、全国14か所にAIカメラを常設)

会場にいなくても、カメラの設定や操作をパソコンやスマートホンで行えるという点も、利点の一つになると思います。

撮影した映像の配信は、広告映像をおりまぜ、広告収入とセットでご提案をすることができます。
ローカルスポーツ配信ならではの地元企業からの応援したいを形にしたり、視聴者のターゲティングを絞った効率的な広告配信も可能です。
初期費用を少し押さえて、継続した収入をご提案することで、費用面の課題を解消しながら競技の魅力を伝えるお手伝いができると思っています。

配信チャンネル「ヤマガチャンネル」はこちら

画像:PR TIMES

指導にも利用できる俯瞰映像

--AIカメラで撮影した試合映像は、他にも利用できることはありますか?

谷本
コーチング分析や、個⼈パフォーマンスの振り返りとして活⽤していただく事ができます。
東福岡高校サッカー部に協力いただいて行っている実証実験では、撮影した映像を指導にも役立ててもらえるようにコーチングモデルを試しています。

AIカメラでは、ライブ配信映像とは別に、コート全体を映したパノラマの映像も同時に撮影しています。
コート全体を撮影した俯瞰映像から、監督が必要な部分をズームしてみたり、映像をストップしてみたりすることで指導に活用することも可能です。

コーチング機能など便利な機能を利用していただくことで、チーム強化につなげていただけます。

参考資料:【ラグビー×AIカメラ】トップリーグ「ドコモレッドハリケーンズ」がNTTSportictのAI⾃動スポーツ撮影ソリューションを導⼊ (株式会社NTTSportict

保護者の拡散が広げるチャンス

ーー学生スポーツの試合映像にはどんな可能性があると思いますか?

谷本
学生スポーツの試合映像は、多くの方に感動を与え、行動を起こさせるパワーがあると感じます。

当社は、コロナ禍の2020年4月1日の設立以来、学生スポーツの支援に携わってきました。
そのひとつに学生スポーツ100試合無料配信という支援があります。
2020年度は高校総体をはじめ、さまざまな大会が中止になり、学生や保護者、多くの関係者が胸を痛める事態となりました。
そんな方々を応援したいという思いから始まった100試合無償配信を通し、私達は多くのことを知ることになります。

学生スポーツ100試合無料配信には、いろいろな競技から応募を頂きました。
中でも一番印象に残っている撮影は、大学ラクロスの試合撮影でした。
それまでもインターネットの環境がない会場はありましたが、ラクロスの試合会場だった河川敷は電源もありませんでした。
撮影に必要な電源を確保するために、蓄電池を持参し撮影に臨んだのですが、朝から夕方まで試合が行われるというスケジュール。
通常は電源を入れっぱなしで撮影するのですが、電池の残量が最後の試合まで足りるのか心配で、試合の合間には電源を切りながら対応しました。

活動を始めたばかりの頃は、とにかく必死で…色々な競技をどんな会場からでも配信しようとがむしゃらになって頑張りました。
今後の仕事に役立てるためということより、選手たちの頑張っている姿を保護者の方や、関係者の方々に届けたいという気持ちの方が強かったように思います。

配信した後、選手や関係者の方からお礼の言葉をたくさん頂きました。
会場で直接お会いする事のない保護者の方も、ホームページの「お問い合わせ」から、多くのお礼コメントを寄せて下さいました。
やはり、コロナ禍で試合が見たくても見られない保護者の方にとっては、映像配信は喜んで頂けていたようです。

このような経験をさせて頂いたことで、これからのコンテンツ作りや映像配信事業で私たちが目指していることは、需要があるという確信を持つことができました。

スポンサー獲得という点にも、可能性を感じます。

金沢の大会を配信している時でした。
「なぜ、こんなに視聴数が伸びているんだ?」と不思議な現象が起こりました。
後でわかったのですが、保護者の方がLINEグループで「ここでライブ配信をしているよ」と拡散して下さったようなんです。
保護者の方の繋がり、ネットワークに驚かされました。

視聴数が多いという実績データがあると、これだけの人が見てくれるならと広告を出してくれる会社も現れる。
例えば、ユニフォームを洗濯する洗剤メーカーや、学生向けなら学習塾など可能性は広がります。

私たちの映像配信は、配信するだけで終わりではないと思っています。

株式会社 NTTSportict

【会社概要】
会社名:株式会社NTTSportict(NTTスポルティクト)
所在地:大阪府大阪市中央区馬場町3-15 NTT西日本本社ビル社屋内
代表者:中村正敏
設立:2020年4月1日

会社ホームページはこちら

東福岡・NTT Sportict・RKB毎日放送・グリーンカードが連携する実証実験概要はこちらから

最後に

学生スポーツ、アマチュアスポーツの可能性を、熱く語ってくださった谷本部長。
映像配信は、保護者へのサービスだけでは終わらない魅力ある事業だと感じました。
コロナ禍で2021インターハイも無観客での開催が発表されています。
映像配信は、選手や指導者、保護者など様々な人々の思いを繋ぐ事業なのかもしれません。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスター九州中四国エリア責任者冬馬 瑠莉
Ruri Toma
熊本県出身。2017年1月からジュニアサッカーNEWSでお仕事をはじめ、もう5年目。

現在、熊本をメインに九州・中国・四国エリアを担当しています。

新年度がスタートしましたね!みなさんいかがお過ごしですか?
次男が無事希望高校へ進学する事ができ、私のお弁当作り生活が再開しました!
長男の時もでしたが、毎日おかずに悩む日々。
レパートリーが一向に増えず、冷凍食品の在庫が増える日々です(笑)

おすすめの簡単おべんとうレシピがあったら、ぜひ教えてください^_^
お料理上手な、皆さんからのレシピを試合結果と一緒にお寄せいただくと、泣いて喜ぶかもしれません♪

新年度もみなさんのサッカー生活が少しでも楽しい思い出になるよう、お手伝いさせてくださいね♪

コメント欄

*

添付できない場合はお問合せフォームより送付ください

Return Top