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「ルーキーリーグを糧に駆け上がれ!」高校1年生からの育成を支える全国ルーキーリーグ事務局長阿山恭弘氏インタビュー

いよいよ今年も高校1年生の熱い戦いが繰り広げられる「ルーキーリーグU-16」の開幕が間近となった。

ルーキーリーグU-16といえば、全国の名門強豪高校がずらりと名を連ね、高校に入学したばかりの新1年生が同学年同士でガチバトルを繰り広げることで有名である。

「北海道」「東北」「北信越」「関東」「東海」「関西」「四国」「中国」「九州・沖縄」の各エリアでリーグ戦を行い、リーグ戦を勝ち上がったチームが集う「ミズノチャンピオンシップU-16 ルーキーリーグ」で全国ルーキーリーグの年間チャンピオンが決定される。

このタフなリーグ戦を経て選手たちは、中学生のサッカーから高校生のサッカーへと進化する。

そして上級生となり、インターハイや選手権で活躍する選手も多く、高校サッカーファンからの注目度も高い。

この全国ルーキーリーグを運営する「全国ルーキーリーグ事務局」の事務局長であり、株式会社時之栖 取締役常務執行役員を務める阿山恭弘氏に今年の展望を聞いた。(以下敬称略)(取材、文:江原まり)

全国ルーキーリーグ事務局長
阿山恭弘氏インタビュー

株式会社時之栖 取締役常務執行役員
全国ルーキーリーグ事務局長
阿山恭弘

ーーー本日はこのような機会をいただき、ありがとうございます。
さっそくですが、日本のサッカーが世界のレベルに追いつくためには、育成年代からの強化が必要、とよく言われますが、長年高校サッカーを間近で見てこられた阿山さんはどうお考えですか?

阿山
中学生・高校生の間にしっかり成長してもらって、将来大人になってから力を発揮してもらいたい。
やはり、この年代を鍛えておかないと日本代表が強くなっていかないだろうという思いがありますね。

私たちにできるのは、そのために整備された場所と良い環境の提供だと考えています。

ルーキーリーグのような大会の開催が、育成年代の強化に繋がるような「場」の提供に繋がると嬉しいですね。

ーーー時之栖は日本列島のほぼ真ん中ですから、北からも南からもチームが集まりやすく、チームの交流や強化にも最適ですよね。

阿山
そうですね。時之栖までくれば全国のチームと試合ができる!というのは大きなメリットの一つとしてあります。

ーーー長年、時之栖から育成年代を見守ってこられていらっしゃいますが、近年の高校サッカーに関してはどんな感想を持たれていますか?

阿山
2019年度の高校サッカー選手権大会をみてもそうですが、静岡学園や青森山田など技術の高い、意識の高いチームが勝ち上がって来ている。

伝統を引き継いでいるところがしっかり残っている、その一方で、若い先生のチームが拮抗し始めているという印象を持っています。

昌平、興國などの台頭と古豪静岡学園の復活が印象的です。

大ベテランの先生方がいらっしゃる中で、30代、40代の若い先生方にも頑張ってもらって、一緒に高校サッカーが盛り上がっていくと良いなぁと思います。

ーーー高校サッカーというくくりで考えた時、ルーキーリーグの果たしている役割はどんなところにあるのでしょう?

阿山
ルーキーリーグには高校生になった時のスタートラインから強化に入れるという重要な役割を担っていると思っています。

昔私たちの高校年代は「1年生は球拾い」というような風潮がありましたが、今は、ルーキーリーグ参加校は1年生の春から真剣勝負でトップレベルの試合ができる。

「真剣勝負で緊張感のある試合ができる」というところのクオリティを保つことは意識しています。

「ルーキーリーグに参加する学校が、みんなで選手を育てるんだ」
「ここで鍛えて日本が世界トップ10に入るんだ」
という意識を持って取り組んでいますね。

(昨年度の全国ルーキーリーグ交流大会決勝戦 桐光学園vs大津より)

関東がルーキーリーグ発祥の地で、スタートから20年ほど経ちます。

長年ルーキーリーグを運営してきて、感じるのは、ここがある意味登竜門だということです。
試金石というか。
ルーキーリーグでの戦いぶりで、先生方は3年生になった時のチームの将来を見据えて育成していく、という一面もあります。

「同じ年代と比べた時にどうなのか」
力加減が測れます。
「あそこにあんな良い選手がいる」「うちのこの学年にはこんな課題がある」ということも掴めます。

そこから「こいつらをどう育てたら良いか」ということになる。

ですから、ルーキーリーグは通過点として考えてもらいたいですね。
ここがゴールと思わないでほしい。
選手にもルーキーリーグで燃え尽きてもらっては困ります。

(昨年度の全国ルーキーリーグ交流大会決勝戦 桐光学園vs大津より)

2018年に全エリアのルーキーリーグが揃って、今年で3年目になります。

去年はベスト4に関東1、東北1、中国1、九州1という風にばらけました。
全国的に力が拮抗してきているのだと思います。

全国ルーキーリーグを運営する立場としては、ぜひ各地のリーグが高いレベルで拮抗してほしいです。

ルーキーリーグの大会自体の運営については、参加チームの自主運営ということで、各チームの協力をいただいて、一致団結して盛り上げています。

運営実績も十分整備され、参加チーム皆さんの意識も揃ってきた。
3は次のステップをどの方向に踏み出すかな、という年になりそうですね。

先人もやってきた事ですが、ルーキーリーグの学生選抜が海外遠征に行ったり、海外のチームとの試合をしたり、優秀選手の海外留学を支援したりなど、日ごろ出来ない経験が実現できるリーグに発展させていくような夢を描いています。

そして、レベルの高い試合を各地で積み上げていった時、例えば2020年のルーキーリーグ得点王がヨーロッパのチームで活躍している!というようなことになれば嬉しいですし、こうした大会運営をする醍醐味がありますね。

ーーールーキーリーグは今年もさらなる発展に向けた年になりそうですね!本日はお忙しい中ありがとうございました!

最後に

大学生時代は関西大学サッカ連盟の幹事長をされていたという阿山さん。
自らがサッカーをする楽しさに加え、裏方として大会の準備をし、運営し、発展させていく、という楽しみや参加者に喜んでもらえる楽しさを知ったそうです。
高校1年生が切磋琢磨する良い環境を提供する為に、労を惜しまない阿山さんの姿勢に多くの先生方が賛同してルーキーリーグが発展を続けているのだと感じました。
今年も多くの熱いドラマが生まれることを期待しています!

寄稿者プロフィール

統括副編集長/戦略事業部江原 まり
長野県出身。
ライター歴9年。
子育て系メディアにて、主に教育、引越し、子育て全般についてのコラムを100本超執筆。
2016年からジュニアサッカーNEWSにて執筆開始。
2017年10月より副編集長、2019年4月より統括副編集長/戦略事業部。

自身もサッカー少年の母です。
保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。

いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。

できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。
一つずつチャレンジしていきたいと思います。

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