永井謙佑選手福大時代の写真も！恩師乾監督インタビュー&本人コメント【代表令和初ゴール決めた！】

6月9日（日）キリンチャレンジカップ2019でエルサルバドル代表と対戦した日本代表。
日本代表の「令和初ゴール」であり、自身代表初ゴールを含む2得点で勝利に導いたのは、FW永井謙佑(FC東京)選手でした。
永井謙佑選手を指導した福岡大学サッカー部の恩師 乾真寛監督のインタビューをお届けします。
永井謙佑選手ご本人のコメントや貴重な大学時代の写真も掲載！
(お写真は乾監督よりご提供いただきました。）

記事の内容

◆エルサルバドル代表戦の2得点について
◆永井謙佑選手から2得点を振り返ってコメント
◆大学時代の永井選手はどんな選手でしたか？当時を振り返って
◆これからの永井謙佑選手に期待すること

日本代表令和初ゴール決めた！永井謙佑選手の2得点分析！

ーーー永井謙佑選手の2得点、素晴らしい切れ味でしたね！
永井選手をよく知る乾監督の目にはどのように映りましたか？

3:4:2:1のワントップの役割を果たして、相手DFラインの背後を突く動き出しと、冨安の少し長めの縦パスが絶妙なタイミングでマッチしていました。
大きな切り返しからシュートまでのわずか数歩の最大スピードは、永井ならではの特徴が凝縮されていました。
シュートコースもGKの逆を突く素晴らしいシュートでした！

そして、2点目は、このゲームの課題であった周囲とのコンビネーションからのゴールでしたね。
原口選手の意外性のある飛び出しに、合わせた走り込みのタイミングが絶妙でした。
二点とも左足シュートでしたから、シュート技術の進歩が見られました。

永井謙佑選手自身が振り返る「日本代表初ゴール」

ーーー永井謙佑選手からのコメントもご紹介します！

自分自身は、追加招集でもあり、代表のラストチャンスという気持ちで臨みました。
ゴールという結果が求められる中で、自身の特徴であるスピードを活かした形でゴール出来たことは、素直に嬉しく思います。
前線の守備やコンビネーションでも共通理解を深め、またA代表に呼んで頂けるように、FC東京で結果を出し続けて頑張ります。

福大サッカー部時代の永井選手はどんな選手？

ーーー大学サッカー時代の永井選手はどんな特徴のある選手でしたか？
当時の思い出などをお聞かせください。

福岡大学入学時は自分の才能や価値を自分自身でも理解出来ていない存在でした。
U20W杯のアジア予選で永井が得点王となりながら、韓国に敗れて出場権を失った時、初めてココロのヤル気スイッチが、入ったようです。

50m5.8秒、垂直跳び95センチ（※編集部注成人男性の場合は55cm～65cm程度が標準ラインと言われています）と恵まれた才能に加え、地道な筋トレの成果により、大学四年時には、岡田監督にサプライズ招集され、W杯帯同メンバーとして、南アフリカW杯に行き、日本代表??を現実の目標として、努力することになりました。

大学時代の永井には、特徴を活かし相手DFの背後に飛び出して、ループシュートでGKの頭越しに決めることを求めていました。
W杯から帰ってきてから、シュートの自主練を自身に課して、毎日やっていました。

: 2009年、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会で全国制覇達成！

: 初優勝したら、監督のヒゲを剃り落とす約束が果たされる

これからの永井謙佑選手へ！

ーーー今後の永井選手に向け、恩師から一言お願いします！

永井ももう30歳！同年代の香川や原口選手たちも、A代表には世代交代が囁かれる年代に入りましたけど、FC東京でのツートップがJリーグの先端を行くように、縦に速い選手、守備から攻撃への切り替えやカウンター攻撃がトレンドとなってきた今こそ、もう一度日本代表の最前線で活躍してもらいたいと願います。
今回追加招集という幸運に恵まれ、チャンスを掴んだので、ワールドカップ予選でも、FW陣の選択肢の一人として、活躍して欲しいと願います。

ーーー日本代表の記念すべき令和初ゴールを決めた永井謙佑選手。これからの活躍も楽しみにしています！
乾監督、貴重なお話をありがとうございました！

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