[9.26 プレミアリーグWEST第15節 米子北高 3-1 G大阪ユース どらドラパーク米子陸上競技場]
ガンバ大阪ユースはU-21リーグに出場していた選手たちが復帰。前節から先発9人が代わり、米子北高(鳥取)とのアウェー戦に臨んだ。個々の技術力の高さを活かし、ボールを繋いで前進。だが、相手のハイプレス、競り合いの強さの前にやや後手を踏んでしまい、自陣で戦う時間も増えてしまう。
細かなミスも失点に繋がり、前半を0-2で折り返す展開に。CB丸岡海太主将(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)が声やプレーで鼓舞する中、チームは押し返したものの、後半15分にクロスからのヘッドを決められて突き放されてしまった。
チームは後半14分に投入されたMF村田康輔(3年)が右サイドを3度4度と突破。10番FW安井司(3年)やすでにJ1デビューを飾っているFW岡本新大(2年)らがゴールに迫る回数を増やした。
だが、クラブのOBで、コーチを経て今年7月から指揮を執る横谷繁監督は、「まだまだ僕自身としては(ゴールに迫る回数が)足りないですし、多分、選手の試合後の顔を見てても、そこがまず課題だと思っていると思うので、こういう強度、こういうグラウンド状況とか含めても、もっともっとやらないといけないっていうところですね」と指摘する。
後半30分に安井のPKで1点を返したものの、1-3で敗戦。指揮官は「まだまだ足りないところが課題として出たので。(ただし、)いい課題だと思うので、そこをしっかり1人1人が見つめ直して、普段の練習からもっとそこの質を上げるっていう意識の中で取り組んでいきたいなと思っています」と語った。
ガンバ大阪ユースCB丸岡海太主将(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)はU-21リーグの経験を活かし、チームを勝たせる
主将の丸岡は試合後、悔しさを一際滲ませていた。「(自分も含めて)U-21出てたメンバーが結構な人数戻ってきたんで、前節は僕らがいない中で神村学園に0-0で勝ち点1という貴重な結果を頑張って作ってくれたんで、僕たちが違いを見せて勝ちたかったですけど、米子北の空中戦の強さであったりとか、そこで僕らが負けてしまって、失点にも繋がって、非常に悔しい一戦となりました」。そして、指揮官の言葉を受けて、「練習からやってはいるんですけど、まだまだ足りないことが分かった試合でした」と語り、質をより追求することを誓っていた。
丸岡は8月に開幕したU-21リーグ3試合で全て先発出場。「パナソニックスタジアムとかでやらしてもらったりして、普段よりも見られる人が多いですし、緊張とかも少しはあるんですけど、そういうところでサッカーができる感謝がありますし、スタジアムでできる幸せだったりとか感じました。技術の面はプレミアもそんな差はないんですけど、(U-21リーグは)寄せのスピードであったりとか、コンタクトの強さであったり、強度が全然違うなって思いました」と振り返る。
そのU-21リーグやプレミアリーグでどれだけチャレンジして、自分の基準を高められるか大事。横谷監督はU-21チームから戻って来た選手たちの変化を認める。「(表情が練習から)ちょっと違いますね。練習の雰囲気からだいぶ変わりますし、やっぱり甘いプレーしてる人には(コーチ陣が指摘しなくても)その子たちがビシッと言ってくれます」と頷く。ユースチームは、U-21チーム経験者に引っ張られる形で意識面も変化。指揮官はその選手たちがより成長するために、的確な判断をした上でチャレンジすることを期待する。
「多分、今やってる子たちはトップに上がるのが最終目標じゃないので。世界を考えていてという今があると思うので、だからこそ、こういう舞台でも、(無難な判断など)そういうのじゃなくて、しっかりいい判断の中でチャレンジして欲しい」。
この言葉に対して丸岡は「U-21リーグを経験してるから、こっちでいいプレーというか、チームを勝たせれるようなプレーを出していかないとダメだと思うんで。今日はそれがなかなか出せなくて負けてしまったんで、もうやるしかないです」と意気込む。すでに同世代や年下でもJ1デビューしている選手がいる。「まだ高3ですけど、もう高3なんで」という丸岡は積極的にチャレンジし、成長曲線を変える意気込みだ。
ここからまたユースチーム、U-21チームで切磋琢磨。丸岡は「プレミア(リーグ)としては今順位が低い中で、U-21リーグがないときにどれだけ勝たせれるかだと思うんで、今日みたいな試合はこれからなくしていきたいですし、今日みたいな試合で絶対勝ち点3を取れるようにプレミアを戦っていきたいと思っています。U-21リーグとしては、相手がプロで結構強度高い中でめちゃくちゃいい経験ができるんで、僕がそこでもチームを勝たせてリーダーシップ取ってJリーグに絡んでいけるように。個人としてはそこが目標です」。年代別日本代表入りも目標の一つ。将来の飛躍のために今、できることをやり尽くす。
(取材・文 吉田太郎)
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