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U-15年代に寮ってあるの?県外の強豪チームに入りたい!【サッカー進路】

▲注意:写真は実際の寮のものではありません

ジュニアサッカーNEWSでは全国のジュニアユース募集記事を掲載していますが、高円宮杯出場を目指すような強豪クラブチームを希望しても身近にない場合や、ここに入りたい!と強く希望するチームが遠方の場合、「どうやって通うの?もしかして寮とかあるの?」という疑問にぶつかりました。そこで、今回の特集では「U-15年代に寮は存在するのか否か」についてお送りしたいと思います。
↓本文は写真の下から始まります↓

U-15チームに寮は存在するのか否か

【中学校の場合】

2010年時点で、寮のある中学は全国で公立22校、私立131校の計153校です。
サッカー部の活動の盛んなところでは、青森山田中学校(青森県)、桐光学園中学校(神奈川県)、暁星国際中学校(千葉県)、立命館宇治中学校(京都府)、明徳義塾中学校(高知県)、ルーテル学院中学校(熊本県)、日章学園中学校(宮崎県)などが中学生の入寮も可としています。

2018年度JFA 第22回全日本サッカー選手権 準優勝の 青森山田中学校 サッカー部をみると、セレッソ大阪U-12(大阪府)、LIV FC U-12(北海道)、スポルティフ秋田(秋田県)、FORTE 福島FC(福島県)、栃木SCジュニア(栃木県)、クリアージュFCクリアンサ(東京都)、SC美馬インパルス(徳島県)などの出身選手で構成されており、全国各地から入学、入部、また入寮していることがうかがえます。

参照:
日本サッカー協会
寮がある日本の中学校・高等学校の一覧

【ジュニアユースの場合】

U-15年代でサッカーを中心とした「寮生活」と言えば、一番に名前があがるのはJFAアカデミーではないでしょうか。次世代を担うサッカーエリートの育成施設として、日本サッカー協会と地域が連携を取りながら運営しています。現在静岡県で活動するJFAアカデミー福島は、完全寄宿制の6年間の中高一貫教育、JFAアカデミー熊本宇城・堺・今治は、寄宿制ですが週末帰省型を採用しています。

【U-15強豪チーム紹介】静岡県 JFAアカデミー福島U-15
【男子】JFAアカデミー福島・熊本宇城 2019年度入校選考試験 説明会
【女子】JFAアカデミー福島・堺・今治 2019年度 入校生選考試験・説明会

◇募集条件:自宅から練習参加可能な方◇

こちらの1文は 名古屋グランパスセレクションに記載されているものです。今までJ下部チームでは基本的にジュニアユースの寮は存在しませんでした。
中学生年代は義務教育の過程です。よって、ジュニアユースチームは寮を持つところはなく、そのクラブに通うことの出来る地域の選手を集めていました。しかし、日本代表の香川真司選手が地元の神戸を離れ「FCみやぎバルセロナ」で中学年代を送ったこと、同じく日本代表の吉田麻也選手が長崎県の親元を離れ「名古屋グランパスU-15」で活動していたことなどは有名な話ですね。

2018年度の3月、ガンバ大阪アカデミーに将来のトップチームを目指す選手のための「青翔寮」が完成しました。府外に自宅があるなどの一定の条件を満たせば中学生でも入寮が可能というこの寮には、U-13Jリーグアカデミープレーヤートレーニングキャンプにも選出された東江桂汰選手(元・エスペランサFC所属)も地元沖縄から離れ入寮しています。

さらに昨今では、全寮制や週末宿泊型のジュニアユースチームも増えてきています。第23回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会 茨城県予選で2連覇を達成した小美玉フットボールアカデミーは、民間としては国内初となる女子中学生を対象とした寮のある女子ジュニアユースチーム。また、山梨県U15リーグに所属するグランデアメージングアカデミーも、アカデミー選手専用の寮を完備しています。大分県のスマイスセレソンでは、全国的にも珍しい中学生のための国内留学制度を設けており、サッカーに打ち込める環境と自立心を育てる教育・指導を実施していることで注目され始めています。

2019年度募集では次のチームが「寮あり」として募集しています。
2019年度 小美玉フットボールアカデミー【茨城県】第7期生募集開始(新中1女子対象)
2019年度 グランデアメージングアカデミー山梨 (山梨県)ジュニアユース説明会

参照:
ガンバ大阪公式HP
お野菜さん.com
琉球新報
茨城県公式HP
小美玉フットボールアカデミー公式HP
グランデアメージングアカデミー公式HP
日本サッカー協会

最後に

まだまだ割合は少ないものの、寮を備えたチームが少しずつ増えてきている現状にあるようです。
小学校卒業と共に、親元を離れて寮生活をするということは、身の回りのことを自分でしたり、メンタル的に親からの自立が促されるという側面がありそうです。
必ずしも自宅から通える範囲内に、行きたいチームがあるとは限らない場合もありますので、様々な選択肢があることは大切なことですね。
興味があるご家庭では、見学に行ったりして、情報を取り寄せてみるなどされてみてはいかがでしょうか?

寄稿者プロフィール

JUNIORSOCCER NEWSニュース副編集長/東海エリア責任者anan
2017年11月からジュニアサッカーNEWSのライターをしています。
地元のサッカー界を盛り上げたいと始めたお仕事でしたが、気付けば全国のサッカー少年を涙ながらに応援する「ただの親戚のおばさん」に。
ひたむきに頑張っている子どもたちを 心から尊敬しています。

小さなことでも、何かひとつでも、みなさんのお役に立てるような情報をお届けできたらと思っています。

小さなことでも、何かひとつでも、みなさんから教えていただければ嬉しいです。

これからも どうぞどうぞよろしくお願いいたします。

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