福岡県・佐賀県で行われる高校サッカー選手権大会のライブ配信を、スポンサーとして応援してくださる「あみ行政書士事務所」。
代表の岡松珠美さんは、行政書士として地域の事業者を支える一方、幼い頃からサッカーに打ち込む息子さんを長年支えてきた、サッカーファミリーの一人でもあります。
「高校3年間というのは本当にあっという間。そして中でも、この高校サッカー選手権大会の1試合って本当に大事な瞬間だと思うんです。90分であったとしても、大人になっても、おじいちゃんになっても、ずっと思い出に残るもの」
行政書士として地域の人や企業と向き合ってきた岡松さん。そして母として、子どもたちがサッカーを通して成長する姿を見続けてきた岡松さん。
二つの視点から、地域スポーツを支えること、ライブ配信を応援することへの思いを伺いました。
(取材/文 江原まり)
「お客様が本当に何を実現させたいのか」を聞く
――まず、あみ行政書士事務所では、普段どのようなお仕事をされているのでしょうか。
岡松さん
許認可を専門にしている事務所で、主に建設業の許可ですね。建設業者さんから「こういった許可を取ってください」というご依頼をいただいて対応しています。
――お仕事をする上で、大切にしていることはありますか?
岡松さん
お客様から「こういった許可が必要です」とご依頼いただくことが多いんですけれど、よくよく考えたら、その許可だけではなくて、ほかの許可も必要になる場合があります。
なので、お客様が本当に何を実現させたいのかを、しっかりヒアリングするというところを常に心がけています。
許可というのは、もともと禁止されていることに対して申請をして、「許可してください」と申請するものなので、無許可で営業した場合は法律に反することになります。
ですから、「どうしたら違法にならないのか」ということを一番大事に考えています。
――一つの申請だけを見るのではなく、その先でお客様が何を実現したいのかまで考えて、しっかりヒアリングすることからスタートするのですね。
母として、子どもの「やりたい」を見守ってきた
――一方で、岡松さんご自身もサッカー少年のお母様です。息子さんが小さい頃は、どのように見守ってこられたのでしょうか。
岡松さん
もう本当に小さい頃からサッカーをしていたので、サッカー以外の趣味がないというか(笑)。家でもボールを蹴っていました。
すぐ近所が公園なので、いつも公園で走り回っていて。野生児みたいな感じだったんですよね。
やりたいことを全部やらせていたという感じですね。
サッカーをやっていて良かったのかなと思うのは、親子の共通言語がサッカーだったということですね。
息子が家でいろいろ話をしてくれますし、私も「あの時どういう気持ちだったの?」ということはしっかり聞いています。
サッカーの話なら向こうも積極的に話をしてくれるし、私もいろいろ聞きたい。
「じゃあ、自分がお手伝いできることってほかに何かないのかな」ということを、常に探しているような状態ですね。
「我が子の人生を預ける」育成年代の環境
――長く育成年代のサッカーを見てきた中で、指導者やチームの環境についてはどのように感じていますか?
岡松さん
小学生の時のクラブチームも、監督、代表の方が非常に熱心で、本当に全部預けられるという感じでした。
その後、中学からギラヴァンツ北九州さんにお世話になったんですけれど、アカデミーの体制も素晴らしくて。
こんなに整ったところで、本当に恵まれた練習環境や試合環境を与えてもらって、もちろんコーチもそうですし、怪我をした時の対応なども、本当にサポートしてもらったなと。もう感謝しかないですね。
本当に、我が子の人生を預けるじゃないですけれど、それくらいのところもあると思うんです。
3年間、しっかり続けられる環境というのは大切だと思います。
「3年間だけの体じゃない」成長期だからこそ、長い目で見る
――育成年代のサッカー環境が、さらにこうなったらいいなと思うことはあります
か?
岡松さん
トレーナーの方から聞いたことなんですけれど、中学校の3年間というのは成長期なので、あまりハードにしすぎると、成長に影響することもあるそうなんですね。
海外では、長い期間休む時間を設けているところもあると聞きました。
だから、なるべく夏休みに体を休ませたり、無理をしないでしっかり休ませることも大事なのかなと思います。
3年間だけの体じゃないですからね。
これから高校に行ったり、その後の人生もあるので、成長を考えた仕組みが、日本の育成現場などにも広がっていったらいいんじゃないかなと思います。
行政書士として地域を見るからこそ、「企業が支える」という選択肢を
――今回、事業者として高校サッカーを支えてくださいます。地域の企業がスポーツを応援することについて、どのように考えていますか?
岡松さん
今回、息子のチームの応援で全国大会に行かせてもらって、スポンサーの方々の名前が入った全国大会用のTシャツを着ているチームをいくつか見かけたんです。
ギラヴァンツ北九州もすごく有名な企業さんがついていらっしゃいますけれど、場合によっては、大きな企業だけではなく、地域の中小企業の方々が応援してくれないと成り立たないチームもあると思うんですよね。
お子さんがいらっしゃるから、個人事業主だったり、法人の社長さんだったり、親御さんがスポンサーになっているケースもあると思います。
ただ、それだけではなくて、その町にサッカーチームがあったら、誰でも応援できる、支援できるような仕組みがあったらいいなと思います。
育成年代のサッカーチームというと、大きな企業じゃないとスポンサーになれないということは、本当にないと思いますので。
――地域の小さな事業者や企業でも、スポーツを支える側になれるということですね。
岡松さん
そうですね。
小学生のクラブチームなどは、公園やグラウンドで練習しているところも多いと思います。
でも、そういう子どもたちは必ず大きくなって、その街を支える側になるじゃないですか。
一旦外に出たとしても、またその街に戻りたいと思えるような、そういった街にしていくことが一番大事なのかなと思います。
大人ができること、子どもたちに与えられることがある。
一方で、子どもたちも汗を流して、土まみれになって走り回りながら、実はその子たち自身も街を支えている。
そういう仕組みができたらいいなと思います。
育成年代のスポーツで身につけたものは、社会に出ても役に立つ
――行政書士として多くの社会人や事業者と接する岡松さんから見ても、育成年代でスポーツを経験することには大きな意味がありますか?
岡松さん
サッカー少年って、本当にまっすぐじゃないですか。
ボールを追いかけながら、チームの誰がどこにいるのかを常に気にかけている。
そういう経験は、その子たちが大人になって社会人になって、働くようになった時に絶対役に立つと思うんです。
スポーツをしている子の集中力ってすごいんですよ。
集中して物事をやり遂げる力というのは、なかなか身につけられない。でも、その時に得たものって絶対に忘れないと思うんです。自転車に乗れるようになったのと同じで。
それから、礼儀であるとか、感謝の心であるとか。
そういったものも、必ず社会人になった時に役に立つと思います。
失敗することも絶対にあるじゃないですか。
そういう時に「すぐ切り替えていこう」って、サッカー中に子どもたちがみんな言いますよね。
大人になったら切り替えられないことってたくさんあって(笑)。
だから私自身も、「切り替えていこう」っていつも思っています。
スポンサーになるきっかけは、母として体験した北海道でのライブ配信
――今回、高校サッカー選手権大会福岡・佐賀大会のライブ配信をスポンサーとして応援しようと思った、一番大きな理由は何だったのでしょうか。
岡松さん
はい、実は北海道のクラブユース選手権U-15大会がきっかけです。
福岡から北海道って、なかなか行けない保護者さんもいらっしゃるじゃないですか。
お仕事であったり、お盆の行事であったり。
私たちは7家族くらい現地に行ったんですけれど、現地で応援する家族と、地元で応援している家族と、リアルタイムでライブ配信を観ながら、ずっとLINEでやり取りをしながら、一緒に応援しているような感じだったんですよね。
「これはすごいな」と思って。
遠くにいても、本当に間近で、自分の子どもであったり、チームであったり、頑張っている姿をリアル配信で見られるというのは、本当にありがたいなと思いました。
現地に来られなかった方も、みんなライブ配信を見ていました。
ライブ配信は、会場に行けない家族にも応援する機会をつくる
――今回の高校サッカーのライブ配信にも、同じような価値を感じていますか?
岡松さん
保護者だけじゃなくて、おじいちゃんだったり、おばあちゃんだったり。
本当は見に行きたいけれど行けないという方々にも、見られる機会がある。
孫を応援するために「もっと長生きしよう」とか、「元気でいよう」と思うかもしれない。
そういったことも社会貢献になるんじゃないかなと考えています。
「1分、10秒、1秒でも大事に。命を輝かせてほしい」
――これから高校サッカー選手権大会を戦う選手たちへ、メッセージをお願いします。
岡松さん
90分って、本当にあっという間に過ぎてしまうんですよね。
高校3年間の中の、この1試合って本当に大事な瞬間だと思うんです。
90分であったとしても、ずっと思い出に残る。大人になっても、おじいちゃんになっても残るものだと思います。
スタメンで出る子も、出なくてベンチにいる子も、サポートしている子も、応援している子も。
みんなに、心に残るものを残してほしい。
1分、10秒、1秒でも大事にして、自分たちの命を輝かせてほしいなと思います。
小学生には「とにかく楽しんで、どんどんチャレンジしてほしい」
――Green Cardニュースを見ている、サッカーを頑張る小学生にもメッセージをお願いします。
岡松さん
小学生の時は、とにかく楽しむことですね。
監督に怒られたり、コーチに怒られたり、試合に負けて泣き崩れたりすることもあると思うんです。
でも、本当にそうやって悔しがることって、今はなかなかないと思うので。
どんどんチャレンジして、どんどん失敗して。
泣き崩れても、また次に立ち上がっていってほしいと思います。
子どもを通して出会えた仲間は「本当に奇跡」
――そして、同じように子どもたちを一番近くで支えている保護者の皆さんへはいかがでしょうか。
岡松さん
子どもたちを応援できるというのは、本当にありがたいことだと思います。
一緒に応援できる仲間、お父さん、お母さんたちがいる。
子どもを通して出会えたことって、本当に奇跡だと思うんですよ。
地域も違うし、年代も違う。
そういったお母さんたち、お父さんたちと一緒に応援できる機会って、本当に今しかないと思うんです。
だから、一丸となって、我が子も、チームも、どんどん応援してほしいですね。
母として、地域の事業者として。「福岡から、どんどん羽ばたいてほしい」
――最後に、これからの福岡のサッカーに期待することを教えてください。
岡松さん
ほかの地域のことはあまりよく分からないんですけれど、福岡県って本当に恵まれていると思うんですよね。
素晴らしい選手がいて、素晴らしい監督がいて、チームがある。
そういうところをどんどん活用して、現状に満足するんじゃなくて、常に上を目指して。
福岡から、どんどん羽ばたいてほしいなと思います。
――本日はありがとうございました。
最後に(編集後記)
行政書士として、地域の事業者を支える。
母として、サッカーに打ち込む子どもを支える。
岡松さんにとって今回のスポンサーは、その二つが自然につながった地域への応援の形なのかもしれません。
第105回高校サッカー選手権大会福岡県・佐賀県大会ライブ配信スポンサー
あみ行政書士事務所は、高校サッカー選手権大会に挑む選手たちと、その姿を見守る家族を、ライブ配信を通じて応援します。
https://gyoseinavi.net/search/data/10400867
第105回高校サッカー選手権大会福岡県・佐賀県大会FBS特設サイト
https://www.fbs.co.jp/soccer/105/





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