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意識と能力の高い選手・保護者はどんなことに気を付ける? 世界基準の選手を育てるMSA・平川代表インタビュー

東京都、南町田駅から徒歩3分の立地に1つのサッカースクールがあります。

設立からわずか5年に満たないこのスクールは、数々の選手をJ下部組織・地域の強豪チーム・JFAアカデミー等へ輩出しています。選手の進学先を宣伝していないにもかかわらず、このスクールは口コミで意識の高い選手・保護者の支持を受け、車で片道1時間半の道のりを通っている選手もいます。

意識と能力の高い選手を育てるには、日頃どんな指導をしているのか。

MASAKI SPORTS ACADEMY(MAS)の平川 正城代表にお話を伺ってきました。

平川 正城


【略歴】
神奈川県出身。清水商業高校(現清水桜ヶ丘)、湘南ベルマーレ、ザスパクサツ群馬などJリーグ数クラブでの選手歴を経て、指導者の道を歩む。

JFLこころのプロジェクト「夢先生」、スペインサッカーライセンス「モニトール」取得指導者。

MASAKI SPORTS ACADEMY(MAS)

2013年に誕生したアカデミー。
小さな頃から自立して、自分で判断できる選手の育成を前提として、海外でも活躍できる優秀なサッカーエリート育成のために設立されました。
スキルコーチとフィジカルコーチがそれぞれの分野のエキスパートとして指導に当たっています。また、毎年世界大会に挑戦している日本代表チームの監督も務めるコーチが各地で指導に当たっています。

現在は北海道(清田・中央、室蘭)、東京(南町田)、神奈川(瀬谷)、千葉(市原)でアカデミー活動を行っていて、現在も全国各地に活動の場を増やしています。MSAジュニア日本代表セレクションも行っており、毎年、アカデミー活動以外に日本で活躍する約100名の選手達が海外での世界大会に挑戦。現在に至るまで世界に挑戦したジュニア選手たちの数は約400名です。

※世界大会例
MIC FOOT BOOL…ネイマールやメッシなども少年時代に体験している世界大会。

今やれることを、今やれるときに

  世界に通用するサッカー選手を育てるために、どんな指導をしていますか?

平川「僕たちが一番大事にしていることは、『今やれることを、今やれるときに』ということです。日本のジュニアサッカー選手は、サッカーの動きには強いけれども、逆に言うとサッカーの動きにしか強くない選手が多い。海外ではさまざまなスポーツをおこなうことが文化としてあるので、実際にプレーをするとサッカー以外の動きにも強く、様々な動きに対応出来る選手がたくさんいます。

体のベースは成長期に作られます。「遺伝」という言葉であきらめてしまう人が多いように見受けますが、僕は遺伝というものはあまり影響しないものだと思います。身体の力、神経細胞の発達というのは育てることができるものです。

ただし、それには時期があります。身体が育ちきってからどうこうしようとしてもどうなるものでもない。僕たちはさまざまなスポーツの動きを取り入れて、世界に通用するフィジカルを作ろうとしています。まさに成長期の今、子どもたちに何をしてあげられるか。それが将来的に子どもたちの運動能力、スポーツスキルを決めるのではないかと思っています

  指導陣の中には野球の経歴をお持ちの方もいらっしゃいますね?

平川「はい。子どもたちの身体のレベルを上げるためには、身体のベース自体を引き上げる必要があります。しっかりとした身体のベースを作ってあげることが出来れば、どんどんスポーツスキルを吸収出来るようになっていきます。

たくさん練習をしているのになかなか結果の出ない選手や、伸び悩んでいる選手はこの部分が足りていなかったりします。そういった意味では野球もサッカーも陸上競技も、様々なスポーツをプレーする上で、強化をしなくてはいけない【身体】の部分は共通します。弊社のスタッフに異種競技出身者がいるのも、理解をしていただけるかと思います。

MSAスクールの練習では、まずスタートの30分程はボールは使わず、MSAフィジカルコーチが監修しているフィジカルトレーニングをみっちりとやります。サッカーのテクニックだけではなく、力のある身体を作ることを狙いにしているからです。

僕自身も、スペインの「モニトール」というサッカーの指導者ライセンスを持っています。スペインの指導者ライセンスの勉強をして、こんな深いところまで選手をサポートするのか、という発見がたくさんありました。そういった発見も全力で育成に活かしています」

インタビュー会場の後ろでは、小学校1年生から4年生までの練習が始まっていました。走る、飛ぶなど、ボールを使わないトレーニングを子どもたちは楽しそうに行っています。

平川「今しかできないことは今しかできません。練習だけでなく、食事も、休息も含めて全部の『今しかできないこと』を一生懸命やってほしい。それが子どもたちの未来につながると信じています」

※モニトール:IFCO(国際サッカーコーチング&マネジメントスキル認証機構)が主催する指導者講習で取得できるサッカーライセンス

海外遠征は「衝撃に打ちのめされる体験」のため

  海外遠征も毎年のようにおこなっていますよね。海外遠征を行うチームやスクールはたくさんあると思いますが、MSAでの海外遠征はどのような位置づけなんですか?

平川「海外遠征は、記念や楽しみのためではありません。海外のフィジカル、サッカーセンスの高い子たちと真剣に試合をすることによって、ある意味、子ども達にショックを受けてほしいんです。

海外の強豪チームと試合をする。もちろん勝ったり、負けたり、あいつにはかなわない、と衝撃を受ける。その衝撃こそが子どもを伸ばします。帰国すると、今度は今の自分に何が足りないのか、何ができるのか、どうしたら通用するのか本気で子どもたちが考え始めます。

当スクールへ通ってきている子は取り組む姿勢ができている子がもともと多いのですが、帰国するとさらにその姿勢が強化されます。本気になれる環境を作るのが海外遠征の効果だと思っているし、海外遠征に参加したからサッカーが上手くなるわけではありません。本当に大事なのは海外遠征を経験した後の過ごし方なんです。

海外遠征で世界大会にチャレンジできるのは、セレクションで選ばれた選手だけ。そんな「本気のくやしさ」を味わって成長した選手も、今では全国で約400名を超えました。

2018年度世界大会参加へのセレクションはこちらから

進路を決めるのは本人です

  ここを卒業した選手はどんな進路に進んでいますか?

平川「J下部組織に進む子、地域の強豪チームに進む子、中にはJFAアカデミーに進む子もいます。若いうちから海外サッカーにチャレンジする子もいます。高校やクラブチームの関係者などから、スクールに所属している選手に対してのお問い合わせをいただくこともあるため、対象学年の選手には中学校や高校での、クラブチームや高体連情報の紹介などをすることもありますが、もちろん本人の希望がなければ練習会に無理に参加させたりすることはありません。

海外クラブでの留学や練習参加を望む選手がいれば、その選手が海外クラブに挑戦するサポートなど、海外クラブへのマネジメントも行っています。

あくまで進路を選ぶのは選手である本人です。僕たちの役目は、よりよい形で上につなげることです。上にチャレンジできる環境と身体を作り、子どもたちの望む道へ進めるようにする。それが自分達の役目だと思っています。」

  ホームページなどには進路の詳細情報は書いてありませんでしたが?

平川「進路の情報を書いてしまうと、それがゴールなのだという誤解を受けやすいのではないかと思っています。J下部組織も、強豪チームも、JFAアカデミーも、選手や僕らにとってのゴールではありません。本当のゴールはもっと先にある。

だから選手の進路を詳細に書くことはしていないんですよ」

MSAの設立は2013年12月でした。1期生は現在中学3年生だといいます。あと4,5年たつとOB選手が世界で活躍を始めているかもしれません。

セレクションは「取り組む姿勢」を確認したい

  このスクールに入るのはどうしたらいいのでしょう。セレクションではどんなことを見ているんですか?

平川「ここはスポーツスクールですので、誰でも参加が可能です。

入会したいと言ってくれる選手には、必ずスクール体験兼入会セレクションを受けていただいてます。セレクションではその選手がサッカーに取り組む姿勢をまず第一に見せてもらっています。コミュニケーション能力や、自分から本当に望んでMSAに来たいのか、ということを見せてもらうんです。

サッカースキルは合否の参考にはあまりしません。クラスのグループ分けの材料にはさせていただきます。僕たちのミッションは”人材発掘”です。現在の能力が高い選手が欲しいのではありません。サッカースキルはスクールに入っていただいてから僕たちが育てていける自信があります。

スクールセレクションを通過した選手や海外遠征を経験した意識の高い選手がMSAには多く在籍しているので、トレーニングの中で更に、高め合いあえる環境があるのがMSA。選手同士で刺激し合える環境はMSAの強みです。」

  意識の高い選手の親御さんは、やっぱり意識が高いのでしょうか?

平川「そうですね。親御さん向けのセミナーへの参加率も高いですし、スクールなどのトレーニング風景をビデオで撮影している方もいたりなど、親御さんの意識も高いですね。でも、最初から親御さんも意識が高かった方ばかりでもありません。

MSAに入ってから、サッカー以外の指導や様々な体験を出来る環境を選手と同じように親御さんにも参加していただいています。そして、実際に感じてもらう。その中で選手と一緒に成長してくださってるのを感じます。

また食事や栄養などはMASAKI SPORTS ACADEMYに管理栄養士がいますので、栄養に関するセミナーなども保護者向けに行います。身体を作るにはトレーニングも食事も大事、ということをしっかり伝えています。

僕たちが選手である子ども達の面倒をみられるのは、長くても1日2時間〜3時間ほどですから、残りの時間を一緒にいる保護者である、ご家族の方も意識が高くなるというのは選手たちにとって大事なことです。ですので、僕たちは保護者の方への知識のサポートなども積極的に行わせていただいています」

MASAKI SPORTS ACADEMYの入会情報はこちら

日本と欧米の「食に対する意識」の違い

  日本と欧米の選手たちの「食」に関する意識はどんなところが違いますか?

平川「欧米の選手たちは、自分たちの通常の食生活において『食事では栄養が足りていない』ということを知っています。食事では足りない栄養素を、目的のためにサプリメントで摂るのがもはや当たり前です。

日本の食事は、欧米の食事に比べると多様性もあり、栄養も摂れていると考えられがちです。だからこそ、『食事では足りない』という意識が少ない。栄養素の数としては足りているのかもしれませんが、圧倒的に食事のパワーが足りていないと思います。品数等を取っている分、日本のほうがむしろ『足りていない』という意識がないのではないかと思っています。

サプリメントはもともと、足りない栄養素を補うために摂取するものです。それは子どもだからとか大人だからとかスポーツをしている・していないには関係ありません。お母さんたちだったら美容のため、お父さんたちだったらダイエットのためなど、いろいろな目的に応じて選ぶものです。

スポーツをしている子どもも同じことです。足りない栄養素を補う。そのために、MSAではトータルアップというサプリメントを子どもたちに飲んでもらっています。」

  トータルアップは添加物等を使っていない分、子どもにとっては苦かったり飲みにくかったりということもあるのではないですか?

平川「むしろ逆ですね。子どもたちは単純なので、この苦さが信頼できるという感じを受けてます(笑)。保護者にも子どもたちにも好評ですよ。サプリメントも色々ありますが、親御さんの気持ちを考えると飲みやすさよりも、そのものの良さを優先したいですし。

トータルアップを飲むようになってから、食事の大切さを理解して好き嫌いが直ったりする選手もいました。身長が急に伸びてきたりするとさらに食事や睡眠に対する意識が高くなる選手もいますね。

MSAの子たちは夢に対するこだわりがあります。練習も栄養も、自分の夢のために必要なものは迷わず取り入れます。目的がはっきりしているサプリメントは非常に良いと思います」

  どんな選手が飲んでいますか?

平川「将来プロサッカー選手になりたい、海外に挑戦したいという選手ですね。今しかない成長期に、どれだけ栄養を蓄えられるかが勝負!ということを理解している選手たちが一生懸命飲んでいます。

もちろんご両親も積極的に応援してくれています。大人になってからでは間に合いませんからね」

意識の高い選手と保護者に支持されているトータルアップはこちら

「今だから成長できる」

  最後に、代表にとってのゴールを教えてください。

平川「子どもたちの夢をその先につなげてあげたいと思っています。子どもたちが思い描く夢はさまざまですが、その夢の実現のために僕らが今の子ども達に必要だと思うことをMSAで伝えています。

僕たちにゴールはないですね。子ども達一人一人には夢がある。その夢に向かっている子ども達を扱う僕達に出来ることは「今」できることを、「今」やるべきことを伝えること。これが子どもたちの成長や未来につながる。子どもたちが夢見た道に進むことができるように、今後もサポートしていきたいと思っています」

MASAKI SPORTS ACADEMYの詳細はこちら

最後に

南町田の駅からは、地下通路を通ってすぐ。かなり通いやすい立地にあるように感じました。終始にこやかにインタビューに応じてくださった平川代表は、インタビュー終了後すぐに子どもたちの指導に戻り、口調はにこやかに、でも選手の動きを真剣に見つめてアドバイスを繰り返し、まさに「今」できる指導を力いっぱいしているように感じました。

成長期は長い人生の中では一瞬です。真剣に向き合っていかないとすぐに通過してしまうものかもしれません。一瞬を大事にしつづけることは難しいことですが、この積み重ねの先に世界があるにちがいないと思わせてくれるような時間でした。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS編集長水下 真紀
Maki Mizushita
1974年生まれ。群馬県高崎市出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長。ジュニアサッカー応援歴13年(現役続行中)。刺身で一番好きなのはカツオ。いつか高知の皿鉢料理を食べるのが夢。

先日、我が家のサッカー高校生が、サッカー人生初優勝を飾りました。
都大会優勝もかくやというほどの盛り上がりぶりでした。

10チーム大会、サイトにも載せてない小さな小さな大会ですが、
自力で優勝をつかみ取った子がどのくらい輝くのか、
しっかり見せてもらいました。

これだけ本気で喜ぶ姿を見せてもらえたら、
早朝の弁当作りは苦ではない!
…ということで、今日も5時起き、がんばってます\(^^)/

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