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【みんなのトレセン】合格はどうやって決まるの?選考会の進み方&採点方法についてトレセン関係者に聞きました!

ジュニアサッカーNEWSでは、全国各地からトレセンコーチ・チーム指導者にインタビューに応じていただきました。インタビューをまとめて「みんなのトレセン」シリーズをお送りしています。

「同じくらいの力に見えるのに、あの子はトレセンに受かって、うちの子はダメだった。いったいどんな風に採点されているの?」

トレセン選考会の結果、我が子が選考にモレ、同じチームの子は受かった。
そこに大きな力の差があれば諦めもつきますが、「チーム内では同じくらいの力に見える」のに・・・
そんなことが往々にして起こるのがトレセン選考会。
親子共にどこかモヤモヤとした気持ちが残る場合も・・・

なんとなくベールに包まれていて、採点基準などが分かるようでわからない「トレセン選考会」。

少しでもトレセン選考会の事を知りたい!と思う、トレセン選考会初心者の皆さまに向け、今回は「トレセン選考会の進み方」「トレセン選考会での採点方法」についてトレセン関係者の皆さんに聞いてみました。

※下記の意見は、サッカー協会の示す公式な見解ではありません。
あくまでも一つの意見として参考にしてください。
また、サッカー協会へのお問い合わせ等はお控えください。

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トレセン選考会の仕組みを知ろう!

各地のトレセン選考会の進み方のパターンはいくつかあるようです。
ジュニアサッカーNEWSで行ったアンケートの結果から、大まかにまとめてみます。

トレセン選考会の進み方パターン

  • トレセン1次選考会へ希望者全員が参加できる地域もあれば、監督推薦選手のみ参加できる地域もある。
  • 1次選考会→2次選考会→最終選考と進む「複数選考会パターン」、候補者を集めて何回かの練習会の中で絞る「練習会パターン」、1回の選考会で決まる「1発勝負パターン」などがある。
  • 追加選考という形で、後から個別にトレセンメンバーに招集される場合もある。
  • 中学生のトレセンは、メンバーが一旦リセットされる場合と、小学生からの持ち上がりメンバーで構成される場合がある。

トレセンの最初の入り口となる「地区トレセン」(場所により名称は様々です)ですが、対象となる地区内のサッカー人口は地域により差があります。
全員に機会を与えることが物理的に不可能、という地域では監督推薦でチームから〇人という枠が決めっている場合が多いようです。
最初の選考は全員が受けられるという地域もあります。
1次選考会で人数を半分に絞って、さらに2次選考会を行うというように、選考会が複数回にわたって行われる場合もあるようです。

お住まいの地区で、どのような選考方式がとられているかは、トレセン選考会に参加した先輩やチームの監督・コーチに早目に確認しておきましょう。

トレセンメンバーとなるために、何回選考会を受ける必要があるのか、というのは事前にしっかり把握しておきたいところです。

トレセン選考会、採点方法はこうなっている!

全国角地のトレセンスタッフやチーム監督の方々にお話を伺ったところ、トレセン選考会では様々な採点方法がとられていることがわかりました。
同じ県内でも「〇〇区トレセン」と「〇〇区トレセン」で採点の方法が違う、ということは往々にしてあることのようです。
皆さんのお話をざっくりまとめると、このようになります。

トレセン選考会の採点方法とは?

各地のトレセン選考会において、様々な形式があり、全国統一の採点基準はない。採点方法を公表していない場合も多い。選考スタッフからフィードバックがある場合は稀である。

それでは、さらにインタビューの中から具体例をご紹介しましょう。

トレセン選考 現場からの声!

ジュニアサッカーNEWSは、選手をトレセン選考会に送り出す側のチーム関係者と、トレセンメンバーの選考に関わるスタッフにインタビューを敢行!
トレセン選考をとりまく現場から、ここでしか聞けない生の声をお届けします!

―トレセン選考会の選抜方式を教えてください。

チーム監督
選考会は2回から3回に分けて実施します。1回目で100人を半分に。投票形式の選抜で1票でも入ったら残る。コメントも付けます。10人以上コーチがいて、1票でも入ったら2次に進むという形です。そして2次でまた半分に絞る。3次で最終という形で選考していきます。
トレセン監督
A区トレセンは1次選考と2次選考がある。1次選考は受けたい子は全員受けることができますよ。選考会はゲーム形式のセレクションです。
チームコーチ
地区によって選び方が違う。(自身が所属する)ブロックのトレセンはチーム推薦なら何人でも来られる形です。
〇個のブロックに分かれているので、その上のトレセン選考会には各ブロックから16名ずつ出して、ブロック対抗戦を行い、試合の中で選抜していきます。各ブロックの引率コーチ合計30人くらいで合否を決めました。
トレセンコーチ
ポイント制を敷いていて、6人の選考員がいたら◎、〇、▲…とつけていって合計点で決定する方式です。
全員が〇を付けていないとこの地区としてBトレセン(※一つ上のトレセン)に推薦する枠には入れません。それでもこの地区のトレセンに受かる場合はあります。

全員が入口のトレセン選考会に参加できる地区もあれば、チームから選考会に参加できる人数が決まっている地区もあり、地域差が感じられます。
また、選考会は「県トレ」からで、地区のトレセンはチームからの推薦者が全員参加できるというお話もありました。

選考会に参加できる人数(枠)が決まっているという場合は、トレセン選考会に参加できるかどうか、という点で既に一度ふるいに掛けられている状態です。
同じ1次選考会でも、希望者全員が参加できる場合と、チームの中の選ばれたメンバーしか参加できない場合とでは、選考会のレベルが違ってくることが想像できますね。

ー実際の選考会ではどのような形式で、何を見られているのでしょう?

走力

トレセンコーチ
50m走の計測と、リフティング、ゲーム形式で選考します。リフティングはプレーにあまり関係ないと思われがちなのだけど、リフティングは個人の努力でいくらでも伸びる。だから、個人の努力ができているかどうかを知るために選考メニューに入れています。
チーム監督
50m走ではなく、30mか20m走を実施します。

こちらを少し補足します。
50mでは少し長いのでは、という声も多くありました。
試合で使うのは20m、30mなのでそれを計測するという地域が多いようです。さらに走力の計測自体ない、という地域もありました。
そういった場合は試合の中で走力を見るようです。

サッカーの技術

トレセン監督
基礎的な部分。止める、蹴る、運ぶがきっちりできることを見ますね。そのほか、ストロングポイント、絶対負けないところがあるといいです。

その他

チームコーチ
以前は個の技術を重視していたのですが、今はそれぞれの選考員の基準で多様な選手を集めようとしていますね。球際の強さ、オフ・ザ・ボールの動きのときの声掛けだったり、ボールをもらうための動き。また、フォローに入ってもらう準備をしているかなどを見ています。
トレセンコーチ
(選考は)選考員によって全く異なる。選考員の好みになる。トレセンには大会があるから、育成の目線ではなく、大会で勝たないといけない。だから選考時点で背が高かったり足が速かったりすることが大事になってくる面もある。
トレセン監督
積極的に会場の準備したりする姿勢も見ています。
GKトレセン
(周囲の選手への)コーチングは見たりしますね。GKは特にコーチングを見ますよ。

※上記の意見は、サッカー協会の示す公式な見解ではありません。
あくまでも一つの意見として参考にしてください。
また、サッカー協会へのお問い合わせ等はお控えください。

最後に

いかがでしょうか?
様々な要素をポイント化、数値化しているという選考会もあれば、「良い」と思った選手に投票して、その投票数で決めるという「誰かの目に留まった選手が選ばれる」という場合もあるようです。

足の速さやサッカーの技術に関しては一朝一夕に向上できるものではありませんが、その他の「声掛け」や「コーチング」「オフ・ザ・ボールの動き」「会場の準備などの態度」については、本人の心がけで日々改善していける部分ではないでしょうか。

トレセンに受かりたいという場合は、自身の受ける選考会がどのような内容で実施されるのかを知っている方が対策もできますし、心の準備もできます。

チーム監督
選考会当日、プレッシャーに飲まれないこと。委縮しない。気持ちも体も委縮しないことが大切。

という声もありました。
非公開の選考会でなければ、トレセン選考会を受ける学年になる前に(つまり、先輩たちが選考会に参加する時に)実際の選考会を見学してみてはいかがでしょう?

「選考会はこんな雰囲気でやっているんだ」と感じるだけでも、一つの経験になりますし、子どもによってはモチベーションが上がる場合もあるのでおすすめです。

一つ気を付けたいのは、トレセンに受かった落ちたが、その子のサッカーの実力の全てではありません。
トレセンの結果に一喜一憂するのではなく、トレセン選考会を一つの経験として親子ともに成長できると良いのではないでしょうか。

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括副編集長mar
1974年生まれ 現在福岡県在住。WEBライター歴7年。主に引越しや子育て、教育分野のコラムを執筆。
2016年11月からジュニアサッカーNEWSライター。
現在副編集長 兼 福岡県担当。

夏の暑さから一転、あっという間に寒いさむいと着ぶくれる日々になりました。
皆さま2018年はどんな一年でしたか?

2019年は新年号に変わることも予定されており、何か新しい時代を迎えそうな予感がしますね。

時代の変化を楽しみつつも、翻弄されすぎずに過ごしたいと思います。
2019年もどうぞよろしくお願いいたします♪

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