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【ゲキサカ】「全然試合に出ていなかった」2年間から成長…浦和JrユースMF阿部凉雅がボールハント連発、全国大会で躍動「諦めずに練習してきてよかった」

[8.18 クラセンU-15決勝T1回戦 浦和Jrユース 3-1 北九州U-15 白旗山A]

浦和レッズジュニアユースでなかなか出場時間を伸ばせなかった2年間を経て、第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で躍動した。日本代表MF佐野海舟のような選手を目標とするMF阿部凉雅(3年)が、ピッチを縦横無尽に駆けてボール奪取や回収を連発。抜群の働きで決勝トーナメント2回戦進出に貢献した。

2ボランチの一角に入る阿部はセカンドボールを拾うだけでなく、相手に厳しく寄せてクリーンなスライディングもしながら何度もボールハント。サイドにもプレッシャーをかけていき、豊富な運動量でチームが優勢に試合を進める展開を支えた。

「チーム内で一番走ったりとか、ボールを刈り取ったりが自分の武器。両チームで一番ボールを刈り取れたと思うので、そういった自分の武器をしっかりとこういった場で出せてよかった」

ボール奪取力を支える豊富な運動量は怪我で一時落ちたという。だが日常で朝に走ったり、遠征時にはチームメイトと一緒に朝に走ったりするなど努力。「そういった日々の積み重ねとか、練習でハードワークしたりとかで結構体力が戻ってきた」。

とはいえピッチの至るところに顔を出したこの試合は「めちゃめちゃ疲れました」と阿部。3-1の勝利を告げるタイムアップの笛が鳴ると同時にピッチに仰向けになり、全力を出し切った様子がうかがえた。

MF阿部凉雅(3年)

 

そうして勝利を導いた阿部だが、昨年までは飛び級でU-15リーグに絡むどころか自身の世代のチームでも「ベンチで(1試合の)出場時間0分とかそういう選手だった」と振り返る。現在の持ち味のボール奪取力に自信を持ったのも最近。権東勇介コーチなどから教わったことや、佐野を参考にすることで力をつけたといい、本人も急成長したと感じている。

「権東コーチとか色々なコーチと色々話したり、練習内で一歩前に出てミスを恐れずにアグレッシブなプレーをしたりし始めてから上達して、今みたいに自信を持ってできるようになった。今まではちょっと後ろ気味でセカンドボールに行こうとかしていたけれど、一個前のポジションを取って相手より早く競って次のボールを予測するとか(している)。佐野海舟選手はそういうのがすごく上手で、動画とかをよく見て学んでポジショニングをや体の使い方を意識している」

浦和Jrユースの副キャプテンとして中心的な役割を担いながら、今大会ではここまでの全4試合に先発出場。「1、2年生で全然試合に出ていなかった自分がこういう場でスタメンで出て、こういうプレーができるのはすごく嬉しいこと。諦めずに練習してきてよかった」と万感の思いだ。

4歳離れた兄のFW阿部湧心は昨年まで浦和レッズユースに在籍し、4月から東海大に進学。兄弟間の仲が良く公園などで一緒にボールを蹴ることも多いという。「(兄は)体がデカくて僕は細い。そういうところで1対1とかをして腕の使い方や体の使い方とかを結構学んだ」と成長に生かしている。

そして父は浦和を代表するレジェンドの阿部勇樹氏だ。

「憧れの存在。(父は現役時代)キャプテンをやっていて自分も副キャプテンで、自分に足りていない部分とかを教えてくれる。(父が浦和のレジェンドで)プレッシャーもあるときはあるけれど一番理解してくれるというか。ボランチなので聞いたら分かりやすく答えてくれたりとか、一緒に練習したりとかして結構サポートしてくれる」

浦和一家とあってクラブ愛も強い様子。阿部は「お父さんがレッズでサッカーしていたから多分自分もお兄ちゃんもサッカーを始めた。僕はお兄ちゃんもお父さんもレッズに入っていたから絶対に入りたいなと思っていたし、レッズに入るのが憧れだった」と明かし、「レッズのためにこれからも頑張っていきたい」と力を込めた。

浦和の下部組織に所属していること、成長できていることの喜びも感じながら戦う全国大会。阿部は前回王者・ヴィッセル神戸U-15と対戦する次戦に向けて「今日以上にボールを回収しないと結構厳しいと思う」と気を引き締めると、攻撃的な部分の強みとするドリブルも発揮して再び勝利に貢献できるように意気込んだ。

(取材・文 加藤直岐)

引用元記事(ゲキサカ)

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寄稿者プロフィール

JUNIORSOCCER NEWSニュース副編集長/東海エリア責任者anan
2017年11月からジュニアサッカーNEWSのライターをしています。
地元のサッカー界を盛り上げたいと始めたお仕事でしたが、気付けば全国のサッカー少年を涙ながらに応援する「ただの親戚のおばさん」に。
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