[7.31 インハイ準決勝 滝川二高 0-0(PK3-4)近大附高 Jヴィレッジスタジアム]
近大附が初の決勝進出! 令和8年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技(福島)は31日にJヴィレッジで準決勝を行い、滝川二高(兵庫)対近大附高(大阪1)の関西勢対決は近大附が0-0(PK4-3)で勝利。静岡学園高(静岡)との決勝(8月1日)へ進出した。
滝川二(プレミアリーグ関西2部)は準々決勝で桐光学園高(神奈川1)をPK戦で破り、準優勝した2010年以来16年ぶりの準決勝進出。先発はGK大久保蒼真(3年)、DF野本咲成(3年)、大西堅三(3年)、大槻飛孝(3年)、田渕佑弥(2年)、井上大誠(3年)、MF宮本蒼大(3年)、北村勇貴(3年)、奥村翼(3年)、FW波多野蒼大(3年)、本城圭太(3年)の11人でスタートした。
一方の近大附(大阪府1部リーグ)は31年ぶりに進出した準々決勝で日章学園高(宮崎)を2-1で勝利。初となる準決勝は、GK興山俊士(3年)、DF清水彦(2年)、藤川澄生主将(3年)、森一翔(3年)、中谷竣太(2年)、MF中澄恵大(2年)、金光哲平(3年)、岡本陽樹(2年)、福井健将(3年)、FW山本翔大(3年)、久下彬(3年)が先発した。

両チームは2013年大会3回戦で対戦。当時は滝川二が2-1で競り勝っている。敗れた近大附は今回、それ以来の全国大会出場であり、13年の時を経てのリベンジマッチだ。前半、その近大附が押し気味に試合を進める。
開始約30秒、久下が右サイドへ抜け出し、角度の無い位置から右足を振り抜く。その後もSBの背後を狙った攻撃からクロス。セットプレーを獲得し、中澄の左足プレースキックやロングスローでゴール前のシーンを創出する。
また、近大附は相手のロングボールを清水が完璧に跳ね返し、セカンドボールの攻防戦でも優位に。高さとスピードを備えた久下を活用した攻撃を続け、高い位置での奪い返しにも成功していた。ただし、ゴール前で堅い滝川二ゴールを破ることができない。28分にも金光が2つの切り返しでDFをかわしてゴールに迫るも、シュートを打ち切ることができなかった。
一方、滝川二は奪い返し、カバーリング、ヘッドでも利いていたCB大槻やCB野本らDF陣が身体を投げ出して相手の攻撃を跳ね返したほか、GK大久保が安定したキャッチングを継続。相手のセットプレーが増えていたものの、集中して跳ね返し、カウンター攻撃に持ち込もうとする。
そして、奥村、井上が右足ミドル。また、波多野がドリブルシュートを狙うシーンもあった。だが、近大附の強度の高い守備の前になかなか厚みのある攻撃をすることができず、攻撃回数を十分に増やすことができない。
0-0で折り返して迎えた後半。出足で上回る近大附が攻めるも、滝川二は粘り強い。近大附は10分、セットプレーの流れから森が右サイドを突破してGKとDFの間へラストパス。さらに久下が連続でシュートへ持ち込むが、滝川二のGK大久保やDF陣が立ちはだかる。
近大附は12分に山本とFW川西啓斗(3年)を交代。15分には川西がPAへ抜け出し、右足ダイレクトでループシュートを放つ。だが、ボールはわずかにゴール左へ。滝川二も相手の連係ミスから本城が無人のゴールへシュートを狙うが、近大附GK興山が懸命に戻ってボールをかき出す。
近大附は20分、中澄とFW塚原唯翔(2年)を交代。滝川二は宮本が係わりながら攻めて北村がクロスに持ち込んだほか、速攻、大西のロングスローにもチャレンジしたが、近大附は森を中心に対応する。
近大附は29分、久下とFW大西遼朋(3年)を交代。滝川二も井上とMF青木陸輝(3年)を交代して終盤へ向かう。互いに攻め合ったが、スコアは動かず、決着はPK戦に委ねられた。
PK戦は後攻・近大附1人目のシュートが左ポストを直撃。だが、滝川二は4人目のシュートがクロスバーを叩くと、5人目のシュートも枠上へ外れてしまう。だが、GK大久保が近大附5人目のシュートをストップ。PK戦は6人目で決着がついた。先攻・滝川二のシュートがゴール右上に外れたのに対し、近大附は藤川主将が右足でゴール。近大附が同校史上初、大阪府勢48年ぶりとなる決勝進出を決めた。
(取材・文 吉田太郎)
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