
[6.22 中国高校選手権決勝 立正大淞南高 2-0 岡山学芸館高 ヤマタスポーツパーク球技場]
主将はチーム全員で掴んだタイトルを喜んだ。立正大淞南高(島根1)は2-0で完封勝利を収め、3試合1失点で中国高校選手権制覇。CB根比汐音主将(3年=Vervento 京都F.C.出身)は的確なカバーリングで相手のドリブル、コンビネーションによる攻撃を阻止した。
また、根比は「この大会ではヘディングもほぼ負けることなく競れたので、そこは自信持って全国大会でも出したいなと思います」と頷く。プリンスリーグ中国ではやや失点が増えていたが、今大会は声を切らさずにプレーすることを意識。本人は米子北高(鳥取1)戦での1失点を反省し、「周りにもっと声を掛ける選手にならないといけない」というが、大黒柱の責任感のあるプレー、声がチームに安心感を与えていたことは間違いない。
根比が優勝後に強調していたのは、チーム全員でタイトルを勝ち取ったことについてだ。「普段から言っているのは、本当に全員がキャプテンという意識でやろうっていうのをやっていて、それが今日の試合では本当に全員が喋って、飲水タイム、ハーフタイムの時も、ベンチの選手も声を掛けてくれて、全員で勝てたかなと思います」と胸を張る。

そして、主将はスタンドで応援してくれる仲間たちに感謝した。「ほんとに点決まった時とか、いいプレーした時に盛り上がってくれている。応援のお陰でキツい時も頑張れて助かりました」。どんなにキツい時でもその声が自分の足を動かしてくれるのだという。
「ほんとに試合終わった後にみんなが『根比!』とか呼んでくれたりするのが一番嬉しくて、そのためにゼロで抑えて、いいプレーしているっていうのはあります。応援してくれている選手って、守備とか攻撃ができないじゃないですか。できない分、自分がやらないといけないっていうのがあります」
今年は中国新人大会で準優勝。プリンスリーグ中国でも3位につけている。そして、今大会は主軸数人を欠きながらもまとまりのある戦いで優勝。根比はインターハイでも「全員で戦うこと」を求める。
「これまでは全員がキャプテンっていう意識がなかったっていう話があって、新チームが始まる時に本当に『全員がキャプテンという意識で日本一目指してやろう』っていう話をしました。練習前の円陣で『日本一』っていうのは全員で声掛けしていて、日本一の意識で練習をやることで勝ち進めるようになるからやっています」。主将は今年、Aチームだけでなく、Bチームの勢いも実感。立正大淞南全員で全国の強敵に立ち向かい、全員で高い壁を超える。
(取材・文 吉田太郎)
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