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【ゲキサカ】[MOM5544]大津DF渡部友翔(3年)_質向上のクロスで先制アシスト。 不安の時期を乗り越えてきたリーダーは勝利と活躍で恩返し

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.26 インハイ2回戦 成立学園高 0-2 大津高 JヴィレッジP5]

仲間や恩師の支えもあり、重圧を受けていたリーダーの立場に慣れて実力、練習の成果を発揮。DF渡部友翔(3年=ソレッソ熊本出身/U-17日本高校選抜)の絶妙なクロスが、前回大会準優勝校・大津高(熊本)に先制点をもたらした。

0-0の前半17分、大津は左サイドでボールを持った渡部が内側へのドリブルから右足でクロス。これをファーサイドのFW木村太陽(3年)の頭に通し、貴重な1点をアシストした。

この日、成立学園高(東京1)が守備ブロックを構築して構えてきたため、敵陣でのスペースが少なく、大津は全体的にパススピードを上げることができていなかった。それでも、得点シーンでは、木村のDFを振り切る動きと渡部の質によって成立学園の守りを攻略。チームはプレミアリーグで培ってきた切り替えの速さと上手さで主導権を握る一方、普段とは異なる入りになっていただけに大きな1点になった。

大津高のキャプテンマークを巻いた 左SB渡部友翔(3年=ソレッソ熊本出身)は先制点をアシスト

山城朋大監督は「(攻撃のテンポが上がらず)何となく自分たちのリズムじゃないなっていう違和感を持ちながらの試合だったんですけど、ほんとにいいクロスが上がって、あれは1つ、今、チームの形になっているんで、そういう意味では得点は大きかった」と称賛。渡部も全国大会初出場の木村のゴールをお膳立てしたことを喜んでいた。

渡部は1年時から名門・大津で出場機会を獲得し、昨年のインターハイは全試合で先発出場して準優勝に貢献している。ボールタッチ、ポジションニングの質が高く、U-16日本代表候補やU-17日本高校選抜にも選出された注目左SBだ。今季はなかなか結果を出せずにいたが、大会直前のフェスティバルでは2試合連続で木村のゴールをアシスト。そして、このインターハイ初戦でも得点をアシストした。

「とにかく練習終わった後に10分ぐらいのフリー時間があって、その時には必ず(西本)瑛司と1対1の守備の練習をしたり、(木村)太陽とクロスの練習したりとかっていうのは、本当に自分たちの日課になって毎日やってきているんで、その成果が出たんじゃないかなと思います」。この日はギャップでボールを受けてのスルーパスや前方の選手を追い越してのクロスでもチャンスメイク。そして、無失点で初戦突破に貢献した。チームリーダーとして、充実してきたことも好調な理由と言えそうだ。

今年の大津は渡部とCB小森太斗(3年)のダブルキャプテンを採用。渡部は現3年生で誰よりも経験がある。ただし、「キャプテンをやってこなかったんで。去年の先輩たちがインターハイ準優勝で、その前の先輩たちがプレミアリーグ日本一。自分で大丈夫なのかっていう不安があった」と明かす。その重圧は、プレーにも影響。気持ちが空回りした部分もあったか、シーズン当初は思うような活躍ができなかった。

「キャプテンの最初の頃に、自分の中でも訳分からなくなっていたっていうのは本当に事実です。仲間や(監督の山城)朋さん含めて、ほんとに『自信持ってやれよ』って言われたんで、その時に『自分、自信持ってやれてないな』っていう感覚を感じていました。(今季の)最初の方はやっぱ自分も迷惑かけちゃったりはあったんですけど、(それでも、)だんだん試合にも慣れてきて、本当に仲間のお陰で今、良いプレーができたんじゃないかなと思います」と微笑。山城監督も「自分の立場とか役割っていうものにも慣れが出てきて、余裕も出てきたのかなと思います」とチームリーダーの活躍に目を細めていた。

まずは初戦を突破したが、勝負はこれからだ。渡部は「今年は自分の代で、やっぱキャプテンとしてもチームを勝たせないといけないっていう責任がある。今日みたいにアシストだったり点取ってチームを勝たせれば、自分も波に乗ってどんどん上がっていけると思うんで、そういったものはやっぱ次のゲームでも意識していきたい」と力を込める。

昨年の準優勝超えへ。山城監督は「自分たちの積み上げてきたサッカーを発揮せずに勝つとか、発揮せずに負けるという大会には絶対にしないようにしようと思っていました。上手くいけば勝つ、優勝できるっていう準備はできているとは思うので、1つ1ついいゲームをやる。そこはこれから突き詰めていきたいなと思います」という。

まずは1試合1試合で準備してきたこと、積み重ねてきたことを表現。その上で白星を重ねて渡部は「先輩たちに恩返しだったり、教わってきた方々に恩返しの気持ちを込めて、ほんと日本一取りにいきたいです」という目標を達成し、日本一のキャプテンになる。

 

(取材・文 吉田太郎)

引用元記事(ゲキサカ)

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSニュース編集長・北海道東北エリア責任者mina
滋賀県在住。ジュニアサッカーNEWS設立当初よりライターを始める。

全国各地のたくさんのライターさんとやり取りしながら毎日楽しくお仕事させていただいています。

ライターのお仕事は私の仕事であり趣味のようなものなのですが、ここ最近はK-POPにドはまり中。推しのグループの映像を見たり、韓国語を聞き流して勉強しながら作業をしています☺

気になること、探したいことがあると、とことん情報を探すタイプです。試合の情報などみなさんに喜んでいただけるような記事をたくさんお届けできたらと思います✨

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