[8.15 クラセンU-15 E組第2節 名古屋FC EAST 0-1 C大阪U-15 小樽A]
セレッソ大阪U-15(関西/大阪)は15日、第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会E組第2節で名古屋FC EAST U-15と対戦した。C大阪が1-0で制して、グループリーグ突破を確定させた。
「前半と後半で結構自分たちのサッカーができて上手く崩せた」と中盤でプレーするMF中瀬莉旺(3年)。C大阪U-15は立ち上がりから多くのチャンスを作った。
まずは前半13分、中瀬が中央からアウトサイドで絶妙なスルーパスを供給して抜け出したFW熊野照大(3年)がシュートを放ったが、果敢に足を伸ばしたDF松尾虹弥(3年)のスライディングブロックに阻まれた。同17分にはFW足立匠輝(3年)を起点にMF北田泰心(3年)のワンタッチパスで再び熊野が抜け出しかけたが、懸命についてきたDF小河聖空(3年)が気になってシュートは打てなかった。
対する名古屋FC EASTは前半21分、MF杉本篤樹(3年)が左から中央に持ち運んで相手DF間へ絶妙なスルーパスを供給。劣勢の中でワンチャンスを仕留めにいったが、反応したFW黒宮零央(3年)のシュートは枠の右に外れた。
パスワークや縦への早さを生かした攻撃でゴールに迫るも、先制点を奪えないC大阪U-15。それでも前半アディショナルタイムに突入する1分前の34分に試合を動かした。右サイドのパス交換で前進した流れで足立がペナルティエリア手前中央右寄りから左足の鮮やかなミドルシュート。これがゴール左に決まって待望の得点が生まれた。
リードするC大阪U-15はハーフタイム明けでさらに攻勢を強め、後半の35分間で17本ものシュートを記録。しかし後半9分に中瀬がMF原口蒼司(3年)の折り返しを収めて放ったシュートが枠の左に外れると、同28分に中瀬のスルーパスで抜け出した足立のシュートや、1分後にゴール前のこぼれ球に詰めたFW山下優雅(2年)のシュートがGK大崎遼平(3年)に阻まれた。
名古屋FC EASTは猛攻を浴びる中でGK大崎がビッグセーブを連発。後半32分にペナルティエリア内中央から山下に放たれたシュートも大崎が鋭い反応で凌ぎ、1点差を維持した。
すると後半35分に名古屋FC EASTに最大の決定機。FW井上翔友(3年)が右から上げたクロスはファーに流れるもFW河内奏羅(3年)が粘ってMF竹田晏志(3年)に繋ぐ。竹田はペナルティエリア左深くからマイナス方向へ折り返すとMF田上楓仁(3年)がゴール右を狙ってダイレクトシュート。ゴール前から放ったボールは枠を捉えたが、GK舩瀨槙斗(3年)の好セーブに遭った。
試合はそのままタイムアップを迎え、C大阪U-15が1-0で勝利。2連勝で勝ち点を6に伸ばしてGL突破を決めた。
中瀬は2連勝を喜びつつ「決めきるところで決めきれていない。そこが課題かなと思う」と反省を口にする。22本のシュートを放った上での1-0の勝利には満足した様子は見せず、自身も3本のシュートを放っていた中で「点を取れなくて悔しい部分もある」と率直な思いを述べた。
C大阪U-15は今季より、2005年から19年までトップチームでプレーしていた藤本康太氏が監督に就任。中瀬は「縦に早いサッカーやったり、落ち着いて後ろで回したりするサッカーになっている」と説明し、試合の流れを読みながら攻撃的に戦えていることを示す。そうしたチームで「焦らずに後ろから作っていって、(ゴール前に)関わるところではちゃんと関わることを意識」し、攻撃を展開するプレーで貢献している。
中瀬の今季の背番号は、トップチームで香川真司や柿谷曜一朗らが着用してきた8番。「いろいろな偉大な人がつけてきた8番を自分がつけているのはとても嬉しい」と誇りに感じながら、幼少期から好きだという武器のドリブルでも輝いて勝利に貢献していく考えだ。
今大会は初戦で2ゴールを奪っており、さらに数字を残していく意気込み。チームが目標とする日本一を果たすべく、「ゴール前に関わっていって自分がゴールできるようにしたい。今日も点を取れるところがいっぱいあったので、取れるところでしっかり取って勝ちたい」と決意を新たにした。
(取材・文 加藤直岐)







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