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塩谷司選手インタビュー「徳島の高校生たちのために、この大会を支援します。」インターハイ代替 徳島県高校サッカー大会

徳島県のインターハイ代替大会は、広く支援者を募って動画のライブ配信を行うことになりました。支援の手を上げてくれた中に、元日本代表、徳島県出身の塩谷司選手(現アル・アイン所属)がいらっしゃいます。

現役高校生たちにメッセージをいただきました。なぜ支援に手を上げてくださったのか、代替大会に対する思いも伺いました。

(取材・文/水下真紀)

塩谷 司 選手

1988年12月5日生まれ

南小松島FC
大松SC
大塚SC
徳島県立徳島商業高校サッカー部
国士舘大学
水戸ホーリーホック
サンフレッチェ広島
2017年シーズンからアル・アイン(UAE)所属

2014年から日本代表として活躍。
リオデジャネイロオリンピックにオーバーエイジ枠で出場。
FIFAクラブワールドカップ2018で4試合フル出場、チームの準優勝に貢献。

選手たちの頑張りをぜひ記録してほしい

ーー塩谷選手、このたびは支援をありがとうございました。みなさんの支援のおかげで、徳島県大会は1回戦から決勝まで全部LIVE配信ができることになりました。

塩谷司選手
ほんとですか。いや、嬉しいです。やっぱり高校生が頑張ってきた成果を見せる大会でもあると思うので、保護者の方も喜んでくれるのではと思います。佐賀県の大会のフォトギャラリーや動画も拝見しましたが、こんなに1回戦から選手にフォーカスしてくれる写真がたくさんあったら、大会そのものが楽しみですね。動画も1回戦からなんて、いいですね。

どうしてもサッカーというのはボールを持っている子や、ゴールシーンに目が行きがちです。皆さん見たがるシーンがゴールシーンなので仕方ないんですけど、ゴールに絡めなくても、いいプレーをしている選手はたくさんいるんです。そうした選手たちの頑張りもぜひ記録していただけたら嬉しいです。

ーー先日は徳島市に1万枚、広島市に8000枚のマスクを寄付したことが話題になっていました。

塩谷司選手
そうですね。マスクが全国的に不足しているという話を聞いたので、これなら役に立つのではと思って買い集めて送りました。

徳島のインターハイ代替大会のお話もうかがって、僕にも協力できるならと思って支援をさせていただきました。いいなと思ったことはすぐに応援したくなるんです。LIVE配信もしてもらえるということなので、大会が始まるのをとても楽しみにしています。試合を見たいですね。

こうした試みや、大人の頑張りは、絶対に選手たちにも必ずプラスになると思います。僕も協力できてうれしく思っています。

大会に臨む選手たちへ。

ーー塩谷選手は、実際にご自身の徳島商業高校時代に選手権全国大会に出場しています。今大会に臨む選手たちに、感じるところがあるのではと思うのですが。

塩谷司選手
ここが最後の大会であっても、試合に出られない人というのは必ずいると思います。

振り返れば僕は、試合に出られない原因が外部にあると思っていた時期があります。監督と合わないとか、チームスタイルとか、自分じゃないところに責任があるんだ、と。

僕が監督なら、あのときの僕は絶対使いたくないですね。人のせいにしたら、そこで成長は止まります。

もしあのときの僕と同じように、「〇〇のせいだ」と責任を自分の外に置いている人がいたら、ちょっと考えてほしい。

自分はどこまでできるんだろう。どこまで本気で今日の練習をやったんだろう。本気で昨日よりもうまくなろうとして今日を頑張ったろうか。そう思って自分を見つめなおしてほしいんです。責任が外にあると思ってしまうと、人生が楽しくなくなります。スポーツは実力社会です。上のレベルになればなるほど、実力主義はシビアになる。だからこそ、自分をしっかりと見つめていかなくてはいけない。

みなさんは高校生。これから社会に出ていく人たちです。人生を楽しく過ごしてほしいから、まずはもう一度「自分はどこまでできるんだ?今日、本当に本気を出し尽くしたのか?」と自分に聞いてみてほしいと思います。

逆に、自分の中に原因を探しすぎてしまう人もいますよね。自分がすべて悪いんだ、だから試合に出られないんだ、下手だからいけないんだ。と。

隠しているつもりでも、気持ちはプレーに表れてしまいます。自信がないプレーをしたり、決めなければいけない瞬間にためらいが生まれてしまって決め切れなかったり。

そういう人には、「やるんだという強い気持ち」を持ってもらいたい。それがプレーに現れ、自信につながり、ひいては社会に出るための自信になってくれると思います。

僕はサッカーを通じていろいろな人に出会い、いろいろな考えに触れることができました。さまざまな価値観を持つ人との出会いから学んだことは大きかったです。サッカーが世界を広げてくれたと思っています。それは試合に出る・出ないとは関係なく、一生懸命サッカーをやっていた末に出会えたものでした。

成功より成長にこだわれ。

塩谷司選手
成功体験って大事だと思うんです。ないよりはあった方が良いし、成功することは大事なことです。

でも僕は、成功することよりも成長することのほうが大事なんじゃないかと思っています。

僕はいつも、昨日より今日どれだけ成長できたかを自分に問います。サッカーももちろんそうですが、人間としてもどれだけ成長できたのか。日々、1㎜でもいいから成長していきたいんです。どれだけ昨日よりも成長できるんだろう、うまくなれるんだろうかという意識を持ってほしい。

みなさんはまだ高校生です。これから社会に出なくてはならない。日々成長し続けるという意識を持ったら、きっと人生はもっと楽しくなると思います。

大会、頑張ってください。
僕もLIVE配信を見ます。
応援しています。

塩谷選手も応援している徳島県インターハイ代替大会支援はこちらから

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最後に

インタビューは塩谷選手のドバイのご自宅と、編集部をオンラインでつないで行われました。
支援のおかげで、全試合をLIVE配信できることになりましたとお伝えしたときの「全試合放映できるようになったんですか?男女両方ともですよね?あー、ほんとよかったです!」の安どの声に、この大会を応援する気持ちがすべて込められていました。

徳島の高校生たち、応援してくれる大人の方々の思いを受けて、どうぞ思う存分戦ってください。

 

 

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
1974年生まれ。群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。ジュニアサッカー応援歴14年。

第98回高校サッカー選手権予選を最後に息子が引退。
高3の11月から受験生になりました。
高校2年生の保護者の方がもしここを見ていたら、
「たったの2か月でセンター爆上げは無理だから今からがんばれ」と
お子さまに教えてあげていただきたいです…

まだ小学生、中学生のお子さんをお持ちの皆様がうらやましいです。
今しかない瞬間、親も楽しんじゃってください!

サッカーにかかわるすべての人を応援しています。

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