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スタッツから見る静岡学園他のプレースタイル分析/第98回全国高校サッカー選手権大会~Sports Analytics Lab~

静岡学園の24大会ぶりの2度目の全国制覇で幕を閉じた「第98回全日本高等学校サッカー選手権大会 全国大会」の出場校48チーム中、帝京長岡、矢板中央、東久留米総合(東京A)興国(大阪)、広島皆実など躍進したチームが試合分析に利用しているとして大きな話題になった『SPLYZA』(スプライザ)を開発提供しているSports Analytics Labのコラムをご紹介します。

今回は2019年度高校サッカー選手権大会の準々決勝に進出したベスト8チームについて、それぞれのスタイルをスタッツから分析した記事をご紹介します。
果たしてその結果は??(編集部)

↓写真の下から本文が始まります↓

第98回全国高校サッカー選手権大会
スタッツから見るベスト8チームの特徴

令和初の選手権となった第98回全国高校サッカー選手権は、青森山田の連覇を阻止し、静岡学園の優勝で幕を閉じました。
準決勝には矢板中央、帝京長岡が進出し、準々決勝には昌平、四日市中央工、仙台育英、徳島市立が進出して、それぞれが個性的なスタイルで試合を戦い、大会を大いに盛り上げていました。

ここでは、準々決勝に進出したベスト8チームについて、それぞれのスタイルをスタッツからまとめていきます。

スタイルは第97回大会の手法と同様に、プレー数とプレー位置の偏差値から、「ボール保持」or「ボール非保持」、「ハイプレス」or「ブロック」と分類していきます。(第97回大会の手法はこちら)
それぞれのチームが各試合をどのようなスタイルで戦っていたのか?を中心にデータから見られる特徴などについてまとめてみました。

▼取得したデータ(前進するプレーとそれらのプレー位置)

 

静岡学園

大会を通じて6試合で19得点と圧倒的な攻撃力、決勝まで無失点という高い守備力を誇ったチームでした。決勝、準決勝、準々決勝でも、ボール保持から攻撃を仕掛け続け、相手ゴールを脅かしていました。スタイルの位置付けとしては「ボール保持型」「ハイプレス型」と分類できます。

 

特に準決勝のvs矢板中央では、ボールを保持して攻め続け、ボールを奪われたらハイプレスでボール回収という展開で試合が行われていました。

準々決勝から3試合を通じて、システムは4-5-1でスタートし、スターティングメンバーはほぼ固定されていましたが、決勝ではそれまで先発していた12番の岩本選手ではなく、9番の加納選手がFWとして先発しました。

 

18番の藤田選手に替わって19番の草柳選手が入るとシステムが変わります。青森山田、矢板中央との試合で途中投入されていました。草柳選手は試合の流れを変えるためのキーマンであったように思います。

静岡学園はボール保持のスタイルで、過去3試合DFライン全員が積極的に攻撃に絡んでいました。DF陣はボールを持った際にクリアせず、攻撃につなげるプレーを選択していました。

 

中盤の選手で最も攻撃に絡んでいたのは8番の朝倉選手でした。鹿島に内定している10番の松村選手が今大会注目されていましたが、DFラインの4選手、8番の朝倉選手の貢献度がグラフから読み取れます。

攻撃の両サイドを比較すると、準々決勝(vs徳島市立)、準決勝(vs矢板中央)では右サイド、決勝(vs青森山田)では左サイドの方が割合が大きかったです。

 

準々決勝、準決勝では10番の松村選手が位置する右サイドにボールが集まる傾向でしたが、決勝は左サイドの方が割合が高かったです。青森山田が松村選手を抑えていたことが数字に現れたのかもしれません。

静岡学園は、決勝まで無失点の守備を支えたのはもちろん、攻撃の起点となってチームに貢献していたのはDFラインに位置した3番の阿部選手、4番の田邊選手、5番の中谷選手、15番の西谷選手でした。6試合で19得点と圧倒的な攻撃力を誇った静岡学園でしたが、このDF陣があってこそだったと言えます。

▶▶青森山田、帝京長岡、矢板中央についての分析続きはこちら!Sports Analytics Lab)


寄稿者:森田岳 (Gaku Morita) 分析エバンジェリスト(Sports Analytics Lab)

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