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松本山雅内定の村越凱光選手(飯塚高校)入団会見 全リポート トレセン経験なしからJリーガーへ!

松本山雅FCに高卒ルーキーとして入団が内定している飯塚高校(福岡県)の村越凱光選手(エスポルチ藤沢飯塚高校)の入団記者会見が12月3日、所属する飯塚高校で行われました。

村越凱光(むらこし かいが)選手とは?

福岡県の夏のインハイ予選ベスト4に進出した飯塚高校三年生の村越選手。
村越選手は2月に松本山雅の鹿児島キャンプに参加。練習に参加した際、山雅クラブスタッフ全員が「この子良いね」と太鼓判。
「練習に参加はしたものの、ダメなら1日で帰すと言っていたのだけど、結局最終日まで参加してもらった。」と江原俊行チーム統括本部強化育成部スカウトが述べたように、プレーで松本山雅スタッフの心を鷲掴みにした。
「高校生でいきなりプロの練習に参加して、自分のプレーができるというのは、実はすごいこと。村越選手はそれができていた。プロを相手にしてもしょっぱなから臆することなく、堂々と自分のプレーをしていたのはすごい。」(江原スカウト談)
4月にはチーム側から異例の早さでオファーがあり、村越選手は快諾。
8月に正式リリースへと、トントン拍子に入団が決まった。
村越選手の持ち味は「ドリブル」。
中辻喜敬監督、そしてスカウトの江原氏も「とにかくドリブルの選手。まだまだ足りないところがあったとしてもその突出したところがあるのが良い」と期待を寄せる。
以下、会見の様子をお届けします。

村越凱光選手会見

ーーー中辻喜敬監督
三年前の夏(当時中学三年生)、神奈川の試合を見に行ったのが彼との最初の出会いです。
その時、彼は怪我で試合には出ていなかったけれど、ベンチから戦況を見つめる姿、ハーフタイムにボールを蹴る姿、一緒に頑張ろうと言った時の眼に、強い熱いものを感じた。
彼は、一度も飯塚の試合を見ていないにも関わらず「行きます」と即決してくれた。
その姿に非常に男気を感じたのを覚えています。

高校一年生の頃は、今の彼からは想像つかないでしょうけど、とてもやんちゃな生徒でした笑。

彼が変わったなと感じたのは、一年生の高校選手権(ベスト4)の時です。
三年生に混じって、ラスト5分だけ出場して、結局試合は負けた。
その時、誰よりも、一番悔しがっていた姿が印象的でした。
プロになるのではないか、と感じたのは、二年生の新チームに変わる頃です。
リーグ戦で、コンディションがよくなく良いプレーをしてなかったので、交代させた。
その時、相当怒った。彼のせいで負けた、くらい叱責しました。
それで、どういう態度になるかな?と見ていました。
彼は、その試合から帰ってきてから、練習着に着替えてすぐにグラウンドで走っていました。試合で走らなかった分、本当に真剣なスプリントを何本も走っていた。
その姿を見た瞬間に「ただのやんちゃ坊主じゃないな、もしかしたらプロに行くんじゃないかな」と感じました。
三年生になる前、山雅の練習に参加させてもらって、1週間の練習に参加し、4月に正式にオファーをいただきました。
「他のチームもあるぞ、どうする?」と聞いたところ、「一番最初に声をかけてくれた山雅に行きます。」と即決でした。
三年生では、インターハイ、選手権と悔しい結果に終わったが、その悔しさを次に繋げて欲しい。
松本山雅のJ1復帰に貢献できるように、頑張ってほしい。
ーーー村越凱光選手
プロサッカー選手のスタートを山雅で切れることを嬉しく思います。
ここまで来れたのは中辻先生や、家族や仲間のおかげです。
携わってくれたみなさんに感謝の気持ちしかありません。
この感謝の気持ちを忘れずに、頑張っていきたい。
中辻先生に初めて会った時に、「この人についていったらプロになれる」と思いました。
飯塚高校では、中辻先生のご指導のもと、人間力、サッカーインテリジェンスを高めてきました。
寮生活(※村越選手は神奈川県出身)は学べることも多く、仲間達と一緒に過ごすことで、チームメイトとの絆が深まったり、サッカーの話もたくさんしました。
今年の2月に山雅の練習に参加させてもらった際、チームの雰囲気が良く、先輩達がくれるアドバイスがとてもありがたくて、「ここで一緒にプレーしたい」と思い、松本山雅に決めました。
もう一つ山雅に行こうと思ったのは、自分に足りないところが山雅にあるから。
自分に足りないものがある山雅で、どれくらいできるかを知りたくて山雅に決めました。
練習参加してみて、自分に足りない部分がたくさんあった。
これからその足りない部分を埋めて、一年目からスタメン争いができるような選手になっていきたいです。
山雅のホームで試合を観戦した時に、360度から観客に見られている試合の様子を見て、こんな声援の中で自分がどれくらいできるか最初は不安に思いましたが、今は早くその中で試合がしたいという気持ちです。
どんな時にでもチームを救えるようなストライカーになっていきたいです。

村越選手 質疑応答

ーーー内定時の率直な感想をお聞かせください。
小さい頃からの夢だったので、早い段階で決まったのが素直に嬉しい。
ーーー内定という分岐点。一番誰に伝えたいですか?
誰に、一番、というのはなく、自分に関わってくれた全ての人に感謝している。
ーーー自分のプレースタイル持ち味、負けないところはどんなところ?
自分のプレースタイルはドリブルでゴール前まで運んでいける、球際の強さ、対人の強さだと思っています。
ーーープロの世界でやっていく自信は?
あります!
ーーー山雅のイメージはどんなチームですか?
守備的なチームかなと思っている。特に前に爆発的な選手がいないので、引きながらカウンターのチームかなと。
ーーーその中でどんな選手になりたいですか?
どんな時でも自分の最高のパフォーマンスが出せるストライカーになりたいです。
ーーー目指すプロサッカー選手像はどんな選手?
色々な人から愛される選手
ーーー監督やサッカー部のチームメイトから、内定が決まってからどんな声を掛けられた?
頑張れよ、早く試合出ろよ、と言われています。
ーーー自分に足りないところはどんなところだと感じていますか?
守備のところが一番足りないと感じている。
山雅の練習に参加して少しは改善されたがまだまだできていない部分があるので、これから成長したい。
ーーー飯塚の3年間で学んだところ、成長したところ
上下関係を学んだ。自分が一年の時はかなり厳しかったので、礼儀などを学びました。
やんちゃだったが丸くなったと思う。
ーーー3年間のサッカー部で一番印象に残っているのは?
サッカーに関しては、3年間のリーグ戦、インハイ、選手権どれも悔しい思いがある。特に今年の選手権の最後の筑陽戦(※0-1で敗戦)は、引きずってはいけないと思うけど、それでも今でも自分がもっとああしておけば、こうしておけばという後悔がある。
寮生活は楽しい思い出がたくさんある。
みんなで一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったりして、自然と仲良くなれたのがとてもよかった。
ーーー選手権一年の時負けて目が変わったと監督がおっしゃってましたが?
まさか一年生でメンバーに入れるとは思わなかったが、実際に負けて三年生ともう一緒に試合ができないと思ったら、すごく悔しい気持ちが湧いてきました。
ーーー飯塚高校の3年間でどんなところがよくなりましたか?
ポジショニングがよくなったと思う。ドリブルは中学からの武器だったので。
ーーー三年生時は飯塚高校のキャプテンも務めました。どんなことを感じましたか?
1番にチームのことを考えるというのが、最初は重かったです。
とにかく、キャプテンとしてのあり方、行動を「後輩の手本になれるように」と意識しました。
インターハイ予選が終わって、モチベーションや自信がなくなってしまい、キャプテンを辞めたいと監督に一度言ったこともありました。
その時は監督に「このチームのキャプテンはお前にしかできない」と言ってもらえて、ポジティブになれました。
ーーープロでの意気込みは?
どんな状況でも自分がチームを助けられる選手になりたい。
早く主力になって、海外にも挑戦したい。
ーーーこれからの目標は?
まずは来年のオリンピックメンバーに入ることが目標です。
ゆくゆくはスペインへ挑戦してみたいです。

中辻監督/江原スカウト 質疑応答

ーーー監督から見てどんな選手?
尖ってる選手です。一年生の時は特に。
サッカーではまだまだ尖りまくって欲しい。プロにいっても尖り続けて欲しい。
ドリブルを活かして、点の取れる選手になって欲しい。
ーーー江原スカウトは村越選手のどんなところを評価していますか?
ドリブルがうまい。松本山雅は降格した原因の一つとしてJ1の中でも一番得点が少ないチームなので、個の力、ドリブルでグイグイ行って点を取れる、お客さんを喜ばせることができる得点できる選手になって欲しい。
全国的には無名かもしれないが、プロのスタートに立ったら、全国大会とか日本代表歴などがあるからどうということではない。
可能性があるというところにすごく期待している。
ーーー松本山雅ではどんな育て方をしようと考えていますか?
個を発揮できる選手として育てたい。
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最後に

夏に飯塚高校サッカー部を取材させて頂いた時に、キャプテンとしてインタビューに答えてくれた村越選手。
その時は慣れないインタビューにはにかんだ様子でしたが、今日の入団会見は実に堂々とした受け答えをしていて、半年間の急成長を感じました。

つい先日まで松本山雅の練習に参加していて、福岡に久しぶりに戻ってきたとのこと。
今後は年明け早々にチームに合流して、2/16の開幕戦に向けて調整をしていくのだそうです。
がんばれ、村越選手!

寄稿者プロフィール

統括副編集長/戦略事業部江原 まり
長野県出身。
ライター歴9年。
子育て系メディアにて、主に教育、引越し、子育て全般についてのコラムを100本超執筆。
2016年からジュニアサッカーNEWSにて執筆開始。
2017年10月より副編集長、2019年4月より統括副編集長/戦略事業部。

自身もサッカー少年の母です。
保護者目線で「保護者が知りたい情報」を迅速にお届けするため、日々奮闘中。

いろいろな方の貴重なお話を直接聞けるこのお仕事にわくわくさせてもらっている毎日です。

できるようになりたいこと、勉強したいことが山のようにあります。
一つずつチャレンジしていきたいと思います。

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