身長に左右されない武器も大事
photo:Tetsumo
三重県で1999年に報告された「ジュニアユースサッカー選手(中学3年生)の体力特性ー等速性脚筋力と最大無酸素性パワーを中心にー」という論文があります。
その論文によると、最大無酸素性パワー、足の筋肉と身長との間には、深い関係があるというデータが示されています。ですが、このような論述もされています。
サッカーゲームのパフォーマンスを考える場合、ボールをうまくコントロールする技能や戦術的なひらめきと言った能力も極めて重要な要素であることは言うまでもない。今回の対象者の中には、瞬発的パワーは小さくても、ボールコントロールに優れた選手や戦術的ひらめきのするどい選手も選出されている。
身長が低い選手、身長は高くても瞬発力に劣る選手は「ボールコントロール」「戦術的ひらめき」という点を伸ばすことが同世代の中で抜きんでるポイントだといえるでしょう。
1999年度報告「ジュニアユースサッカー選手(中学3年生)の体力特性ー等速性脚筋力と最大無酸素性パワーを中心にー」(参照サイト:三重県学校ネットワーク」
身長は高いに越したことはない。それは、間違いないようです。しかし、サッカーは筋力だけでやるものではありません。身長が高いのは「有利」にすぎず、決め手にはならないようです。身長は環境要因も大きいですが、遺伝要素も無視できません。お子さんの身長がどのくらい伸びるかを冷静に見極め、必要なアドバイスをしてあげてください。
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