トレセンアンケート:「受かりやすい子はどんな子?」
次のような声が寄せられています。※個人の特定防止のため、表現を若干変えているところがあります。
「選ばれた決め手は、身長だと思う。あとスピードと、キック力」(県トレセン)
「キーパーとバックは、体の大きな子が選ばれている」(県トレセン)
「大きい子は選ばれやすい」(県トレセン)
「選ばれた決め手は身長」(地域トレセン)
「体が大きくてそこそこ何かが上手なら受かりやすいと思う」(県トレセン)
「小学生の時点では、身長が高い子は圧倒的に有利。これは仕方ないこと」(地区トレセン)
「決め手は身長とフィジカル」(女子、地区トレセン)
「体格が良い子は選ばれている」(地区トレセン)
各県を代表して参加するFFPのメンバーから、平均身長を計算し、全国平均と比べてみました。
FFP選出メンバーの身長(FP)
表はすべて、JFAから公開された資料を基にグリーンカードが作成いたしました。
FFPについて詳しくはこちら→2016年度 JFAフットボールフューチャープログラム(FFP)
全体的な分布図です。平均身長(FP)は147.78㎝(小数点第3位四捨五入)。
各県によっても差があります。
一番高かったのは奈良県の151.79㎝(小数点第3位四捨五入)。平均身長が一番低かったのは長崎県の140.86㎝と、実に10㎝以上の差があります。
全ての都道府県名がスペースの都合上載せられないので、この記事の一番下にランキングとともに載せておきます。興味のある方はそちらを参照してください。
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FFP選出メンバーの身長(GK)
GKとして選出された各県2名の身長から算出した分布図です。平均身長は155.22㎝。FP身長よりも約8㎝高く、GKには身長が必要なのか、背の高い子がGKになっていくのかは分かりませんが明らかな違いがあることが分かります。
しかし、身長が低い子はGKになれないのかというと、それは違います。2016年度のFFPのGK最高身長は176㎝でしたが、最低身長は139㎝。実に約40㎝の幅に96名が分布している形となります。
男子も女子も、成長期は一般に小学校高学年から始まり、高校1年生くらいまで続きます。ただ、成長期が始まってからの身長の伸びは約20cmといわれており、じわじわ中学2年生まで身長が伸び、160㎝になったところで成長期が訪れた場合の最終身長は180㎝ほどと推測されます。
逆に、小学校高学年に150㎝だったところから成長期が始まってしまった子は、小学生中に165㎝ほどになると推測されますが、最終身長は170㎝ほど。
成長には個人差がありますので、小学生年代の身長がすべてではありません。今低くても、悲観する必要はありません。
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