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世界トップレベルの実力!なでしこ強さの秘密に迫る!なでしこのジュニア時代の親との関わり方

澤穂希選手(MF)・背番号10

sawaphoto:日本サッカー協会

現在、INAC神戸レオネッサで活躍を続ける澤選手は、6,7歳のころからサッカーを始めました。当時はまだ女子チームはなく、男子に交じっての練習でした。

15歳で日本代表初出場、2011年FIFA年間最優秀選手、世界初6回目のワールドカップ出場など、世界的にも偉大な女子選手を育てたジュニア時代も探ってみました。

■澤選手:ジュニア時代

17034802426_fa1d8eedea_zphoto:seung hwan kim

小学校1年生からサッカーを始めた澤選手は、すぐにサッカーの魅力に取りつかれました。

ネットにボールを入れて蹴りながらの登下校、学校から帰るとすぐに練習場に行き、誰もいないグラウンドでボールを蹴る毎日の繰り返しでした。

とにかくサッカーがしたかった澤選手は、中学へ行っても、練習開始1時間前からグラウンドに行って、1人でボールを蹴っていたそうです。

澤選手のチームには、リフティング表がありました。目標回数、左足だけ、右足だけ…。コーチからは、「クリアできたら肉まんを買ってあげる」といわれ、それを楽しみに頑張っていました。

■澤選手:親との関わり方

家族は、ひたすらバックアップに徹しました。練習場までの送り迎え、朝早くからのお弁当作り。

日本女性初のチャレンジをし続ける澤選手を支えたのは、お母さんの

「チャンスの波に乗りなさい」

という言葉でした。

チャンスの波は、いつ来るかわかりません。波が来た時に、自分の準備ができていないことだってあります。でも、「乗りなさい」。波は二度と来ないこと、乗らなければ何も始まらないことを、この言葉でお母さんは澤選手に伝えたのです。

2016年、現役引退。日本女子サッカー界の草分けとして、これからも大きな存在であることに変わりはありません。

■ジュニア少女選手たちへ

順風満帆に見える澤選手ですが、パイオニアとしての苦労はいつも付きまといました。小学校6年生から練習生として読売ベレーザ(今の日テレベレーザ)に行ったときも、15歳で日本代表初出場したときも、失敗がなかったわけではありません。

澤選手は、「1回の失敗でくじけたりしないで、夢をあきらめずにチャレンジし続けてほしい」と言っています。

あきらめないこと。
チャンスは、いつでもつかまえる覚悟をすること。
それが、澤選手の原動力なのかも知れません。

東京と私 澤 穂希(東京都サッカー協会広報誌)

永里亜紗乃選手(MF)・背番号22

nagasatophoto:日本サッカー協会

現在、ドイツの1. FFCトゥルビーネ・ポツダムで活躍している永里選手は、大儀見選手の妹さんです。両親が口をそろえて「3兄弟の中でセンスは一番」と言う永里選手は、ジュニア時代から、いわゆる天才肌の少女でした。

■永里選手:ジュニア時代

8478881748_7f2466e4b0_zphoto:MIKI Yoshihito

永里選手は、「なんでもすぐに、よくできる子」でした。3歳から始めたピアノもすぐに上達し、サッカーも始めればすぐに上達。いわゆる天才肌だった永里選手は、それゆえに明確な目標を持たないまま、プレーを続けてきた面がある、と自分を振り返っています。

天才肌の人の陥りやすい落とし穴は、「できること」がたくさんある、ということです。凡人は、「できること」が少ないので、できなくても本当に「好きなこと」がわかりやすいのです。

天才肌の人は、「好きでないこと」もできてしまいます。すべてが「できること」になってしまうため、自分はこれが本当にやりたいのか、本当に好きなのかがわからなくなってしまいやすいのです。

■永里選手:親との関わり方

永里選手も、自分は本当にサッカーがやりたいのか、という時期に直面したことがありました。サッカーに真面目に取り組まなかった永里選手に、お父さんが「真剣にサッカーをやらないなら、やめなさい」と自宅の窓から携帯電話を投げ捨てたこともありました。

そんな永里選手の迷いを受け止め、話を聞いてくれたのはお母さんでした。自分が本当に好きなのは、サッカー。それがわかってからの永里選手に迷いはなかったといいます。

持ち前のセンスに、努力が加わった天才は最強です。その才能に甘えることをせず、努力を積み重ねることができたのは、気づかせてくれたお父さんと、受け止めてくれたお母さんの絶妙のコンビネーションのおかげかもしれません。

永里亜紗乃は昔から天才肌/女王の挑戦5(日刊スポーツ)

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宮間あや選手(MF)・背番号8

miyamaphoto:日本サッカー協会

2015年現在、岡本湯郷Belleで活躍を続ける宮間選手。今期もなでしこジャパンのキャプテンマークをまいています。

宮間選手がサッカーを始めたのは、小学校1年生の時でした。お父さんが作ったチームで始めたサッカーが、宮間選手の原点になります。

■宮間選手:ジュニア時代

宮間選手は、小学校の休み時間に男の子とリフティング競争をするような少女でした。
サッカーを始めた1年生から3年生までは、「?しなさい」といわれるのが嫌で、学校へ行かなかったことも多かったようです。

給食は人の倍は食べ、サッカーのことを考えたら苦手な野菜も食べないといけないことに気づいた、という宮間選手は、「納得できないことは、いや」という考えのために、常に問いを持ちながらプレーをしたそうです。

今のパスで良かったのか。
どこに出すのが最善だったのか。
ドリブルのコースはこれでいいのか。
今のプレーは、何が最善だったのか。
なぜ負けたのか。

さいわい、チームの教えは、「親が口出しするな!」でした。宮間選手は、心行くまで自分で考え、自分で答えを出す作業をジュニア年代に行っていたのです。

■宮間選手:親との関わり方

チームの監督でもあったお父さんの言葉は、宮間選手の心にいくつも染み渡りました。

「幸せに生きてくれれば、それでいい」
「勝つのは大人になってからで良い」
「自分以外の選手のために戦えるようになりなさい」

小学校低学年の時、学校に行けずに家にいた時期でも、ご両親は宮間選手のすることに口を出しませんでした。無理に学校に行かせることもありませんでした。宮間選手自身は、「いい意味での放任主義」と言っています。

お母さんには、一緒にボールを蹴ってもらったり、投げてもらったり、うまく蹴れるかを見てもらったりしていたそうです。

見守られたい欲求を十分に満たされ、考える力をジュニア年代で鍛えた宮間選手が、進路の問題にぶつかったときも、ご両親は

「あやが良いならそれで良い。自分で決めなさい」

と、最後まで自分の判断を後押ししてくれたそうです。

■ジュニア少女選手たちへ

「勝つことも負けることも含めてサッカー」と宮間選手は言っています。勝つから楽しい、負けるから楽しくない、ではなく、その向こうにあるサッカーの楽しさに気づいてほしい、と。

楽しむためには、本気で向き合わないといけません。「一生懸命」を楽しむことを小さいうちから学んでほしい。好きなことを一生懸命やってきた、宮間選手ならではの言葉です。

サッカーで世界一を目指す。とにかくサッカーが好きだった宮間あや選手のジュニア時代(ジュニアサッカーを応援しよう!)

・安藤梢選手・岩清水梓選手・岩渕真奈選手→2へ
・大儀見優季選手・大野忍選手・川澄奈穂美選手→3へ
・近賀ゆかり選手・熊谷紗希選手・鮫島彩選手→4へ
・澤穂希選手・永里亜紗乃選手・宮間あや選手(以上、あいうえお順)→5へ

最後に

なでしこジャパンの選手たちの小さいころを見ると、負けん気の強い選手には「這い上がれ!」、考えて受け止めるタイプの選手には「自分で考えろ」、と、個性に応じた育てられ方をしていることがわかります。

また、リフティングをはじめとする基礎練習をたくさんした人ほど、足元の技術が確かなのにも気づかされます。特にリフティングは、小学校時代には一番良い練習です。

一人でもできる、狭いスペースでもできる、しかもボールタッチの回数が時間当たりで一番多い、良い練習です。これならすぐにまねができそうですね。

華やかな舞台、笑顔の後ろには、ご両親をはじめとするたくさんの人のバックアップ、そして何より本人のたゆまぬ努力が積み上げられているのを、改めて気づかされました。

小さなころからの努力の積み重ねが、今期のワールドカップでも花開くことを願わずにいられません。

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
1974年生まれ。群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。ジュニアサッカー応援歴14年。

第98回高校サッカー選手権予選を最後に息子が引退。
現在重度の引退ロス。
息子が引退してわかったことは、
10月11月からの大学受験はやはり遅すぎるということ。

現在高2のみなさん、受験を考えるなら
「引退してから」は2年コースになりがちなので…
ちゃんと勉強してくださいね。

まだ小学生、中学生のお子さんをお持ちの皆様がうらやましいです。
今しかない瞬間、親も楽しんじゃってください!

サッカーにかかわるすべての人を応援しています。

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