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【雨の日】サッカー観戦を快適に!持ち物、寒さ対策、雨濡れジュニア選手の風邪に立ち向かう方法!【台風】

雨でも雪でも強風でも試合が行われるのがサッカーという競技。低学年のうちは、雨や雪になると試合が中止になるなどの配慮があるのですが、小学校高学年になってくると、よほどひどい雨雪でなければ試合が中止になることはありません。

サッカー選手&応援保護者を悩ませる雨の日の持ち物や寒さ対策を集めてみました。

雨の日サッカー観戦対策

雨の日のサッカー観戦は対策が必要です。雨でぐちゃぐちゃなグラウンドで試合することはよくあることです。

傘やポンチョなどは定番ですが、防水アイテムといえばとっておきの素材があります。

防水アイテム

冬4photo:Fred Mancosu

ゴアテックスの上着

登山用のメーカーから出ている冬山用のゴアテックスの上着は、防水機能が大変高く、雪や雨に幅広く対応します。ゴアテックスは、皮脂などの汚れによって性能が低下します。家庭用洗濯機で洗えますが、乾かすのはコインランドリーの乾燥機がおすすめ。

熱を加えることにより、防水機能がよみがえる素材です。もちろん、ズボンもあると安心。

2010年ころから始まった「山ガール」のブームに伴い、登山用品はかわいいものがたくさん出ています。

ARC’TERYX(カナダ) 、OUTDOOR RESEARCH (アメリカ)、AIGLE(フランス)、KLATTERMUSEN(スウェーデン)などがファッション性の高いアイテムを作っている定評のあるブランドです。オーソドックスなところでは、Columbia、Monbell、Patagoniaなども防寒具は充実しています。

防水ブーツ

今は、路上4センチ防水という機能が付いたブーツが流行中です。道路を歩くならこれで問題ないのですが、サッカー観戦するときの特徴は、「立ったまま」「座ったまま」が多い、ということ。

立ったまま長時間外にいる状態は、「4センチ防水」ではカバーできません。雨は風によっていろいろな方向から降るものです。フル防水になっている長靴がベストですが、長靴はとにかく寒い。ということで、冬のスノーレジャー用のブーツを使っている方が多かったです。

その他、雨の日持って行った方が良いもの

雨の日のサッカー観戦や応援、選手の送迎時に持って行った方が良いものをご紹介します。

大きなビニール袋(ゴミ袋でも)

車で選手を送迎する場合にはゴミ袋大の大きなビニール袋を持参すると便利です。

全身びしょ濡れの上、どろどろのスパイクやボール、バックやリュックなどを雨の中でキレイに拭いてから車内に持ち込むのは一苦労です。

そんなときはとりあえず、大きなビニール袋にひとまとめに入れてしまいましょう。汚れ物で車内が汚れると後が大変です!

レジャーシート

泥だらけの荷物や、泥だらけの靴を履いた選手などを車に乗せる場合に、レジャーシートを車のシートや足元に敷いておけば、あとはレジャーシートをササっと洗うだけで済みます。

寒さ対策、みんなはどうしてる?

寒さは純粋に気温だけでもありません。風速1m増すごとに、体感温度は1度下がります。

風が強いことで有名なからっ風の群馬県などは、気温は低くなくても体感温度はとても低いことも良く起こります。

筑波おろしのある茨城県、千葉県も強いですね。やまじ風の愛媛県、清川だしの山形県、広戸風の岡山県なども強風で有名な地域です。

招待試合などを行うときは主催チームのお母さんたちが一日中外にいることもあります。招待大会を主催することの多いチームのお母さんたちに、何がつらいか、どんな対策をしているか聞いてみました。

寒い日、何がつらい?

「完全防寒はしていますが、洗いものを素手でするのが一番つらい。コーチヘのお茶出しや、寒い時期の豚汁炊き出しなどをしますが、グラウンドは水道しかないので…」
「手袋を外して作業しなければならない時がつらい。賞状書きなども結構つらい作業です」
「寒さとはあまり関係がないのですが、そこまでがんばって子どものチームが負けると途端に寒くなる」

どんな対策をしているか

「『首』と名前の付くところは冷やさないようにしています」
マイボトルは必須です。中身は、カップスープとか。塩分は大事です。コーヒーとかは絶対NG、トイレが近くなります」
「春先までヒートテック3枚重ねは当たり前。昼過ぎに暖かくなることがあるとちょっと辛いんですが、夕方の冷えを思えば仕方ないかな」
「冬場のフリースは、上着として着ると結構風を通す気がする。上着はナイロン製のものにして、フリースは下着として着てます」
「下半身はとにかく冷やさない。冬はスノーボード用のウェアを着ています」
「動けるようにジーパンをはいているけど、秋から冬はジーパンの下はスキー用のスパッツです」

プロの奥さんはどうしてる?

三浦知良選手の奥様、三浦りさ子さんのブログから、寒さ対策の装備を抜き出してみました。ちなみに、これは三浦選手の応援ではなく、お子さんのサッカー試合の応援時のものです。

・ヒートテック
・ストッキング
・厚手の靴下
・貼るタイプのホカロンたくさん(靴、衣類)

それでも、冬には「二時間過ぎたらもう感覚がなくなって来ました」ということです。

参照サイト:Pure Style(三浦りさ子さんのブログ)

オーソドックスな装備としては、

【通年の対策】
・あったかいスープの入った水筒
・ヒートテック重ね着
・フリースのひざ掛け(アウタースカートでも)

【秋から冬の対策】
・ネックウォーマー、マフラー(首の防寒)
・スキー用タイツ
・座布団

・足首ウォーマー
・ベンチコート
・イヤーマフラー(耳の防寒)

などを使っている方が多いようです。

小さい子サッカー観戦:雨、寒さ対策

兄弟を連れて観戦に行かなければならないとき、下の子の雨、寒さ対策もしっかり気を配る必要があります。

・傘では濡れるので、レインコート必須
・雨上がりには水たまり対策として長靴が良い
(コート周りは草が生えていたりして、晴れていても足元がグッショリ…なんてことも)
・簡単に脱いだり着たりできる上着
・川沿い、海沿いの会場は想像以上に寒い!ストールなどがあると、子どもの首元にグルグル巻いたりもできて便利。

小さい子は、体を動かして遊んでいることが多いもの。着せすぎて汗をかくことが冷えの原因になることもあります。調節しやすい服装で臨機応変に対応できるようにしたいですね。

着替えは多めに持って行く方が安心です。

ちなみに、冬の防寒対策として持っていく遊び道具も聞いてみましたが、女子は縄跳び、男子はボールがダントツでした。ボールはピッチに入ってしまう心配をしなければならないので誰かが見ている必要はあるようです。冬はイヤーマフもおすすめです。

雨に濡れた!選手の体調管理:風邪を引くと筋肉は落ちる?

冬6photo:Leonid Mamchenkov

Jリーグのオフシーズンは冬ですが、ジュニアサッカーの世界では通年試合があるため、オフシーズンがあまりありません。

12月に全日本少年サッカー大会が移動してきたため、今まで冬に招待試合などを組んでいたところも、比較的試合が少なかった年度末(3月)に移動したところが多いようです。

そのため、1年を通してずっと試合がある印象があるのではないでしょうか。体調管理は何より大事。運営に駆り出されても自分の子どもは風邪で欠場、ということは避けたいものです。

「風邪を引いてはいけない」というのは、「練習を休まなくてはいけない」というデメリットだけではありません。

「風邪を引いて練習ができない状態だと、筋力が落ちてしまう」デメリットの方が、ジュニア選手には痛手です。

風邪を引くと、ウイルスや細菌と戦うために通常以上のエネルギーが消費されます。消費された分食べればよいかと言うと、ひどい風邪ほど食欲は出ず、胃腸の働きも落ちますのでたくさん食べることは難しくなってきます。

エネルギー不足に陥ると、人間の体は筋肉を分解し、免疫力を高めるために使ってしまいます。

大事な試合が控えているならまず風邪を引かないこと、引いてしまったら無理をせずすぐに治すこと、また、消化が良く栄養素の高いものを選んで食事をとることが重要になってきます。

風邪を引いてしまったら、筋肉のもととなるたんぱく質を切らさないこと、熱が出ると体内で通常より消費されやすくなるビタミン類を欠かさないこと、代謝のために水分を取ることなどを心がけてください。

風邪を引かない三原則

冬7photo:Rjabinnik and Rounien

風邪は、80~90%の原因がウイルスによるものです。残りの10%程度は細菌によるものです。風邪は、ウイルスや細菌がのどや鼻の粘膜に付着し、潜伏期間を経て増殖し、病原性を持つことによっておこる上気道の炎症の総称をいいます。

このため、

・ウイルスや細菌をのどや鼻から排除する
・ウイルスや細菌の増殖をさせない免疫をつける
ことが予防として何よりも大切になってきます。

ウイルスや細菌を排除するには

のどや鼻にウイルスが付着すると、それを追い出そうとして「咳」「くしゃみ」「鼻水」の現象が起きます。

咳やくしゃみ、鼻水にはウイルスや細菌が含まれているということです。咳、くしゃみ、鼻水を触ってしまったら、手はきちんと洗い流しましょう。ウイルスが付着した手が、目や鼻、口の粘膜からのどに侵入します。これを防ぐためにも

・咳やくしゃみはきちんとタオルや袖で受け止める
・鼻をかんだら手を洗う
・外から帰ってきたら、うがい、手洗い

を実践しましょう。

ウイルスや細菌は空気中にいます。アデノウイルスやRSウイルスなどは潜伏期間が5~6日なので、発症するまでにしばらく時間がありますが、インフルエンザウイルスは潜伏期間がたったの24時間です。

外から帰ってきたら、うがい、手洗いで持ち帰ってきたウイルスを洗い流してしまいましょう。

免疫力を高めるには

風邪に対抗してくれるのが、体の免疫です。

・十分な睡眠
・バランスの良い栄養

が、体の免疫を高めます。

風邪・インフルエンザの予防法(参照サイト:タケダ健康サイト)

シーズンオフに揃えるのが賢い!注目あったかアイテム

冬1photo:Per Mosseby

防寒装備を聞いていく中で、これはすごい!と思ったものを調べてみました。

本格的に冷える冬には必須!
シーズンオフに購入しておくと、次の防寒シーズンに大活躍すること間違いなしです!

ヒーターベスト

首の後ろと背中に、実際に電気を充電して放熱するベストがあります!ベストタイプのインナーなので、袖がもこもこしないところも良いところ。ヒーター内蔵と言っても、薄いのでその上にたくさん重ね着することができます。腰の後ろまで温かいので、上半身の防寒はこれで大丈夫です。

USBにつないで簡単に充電できるタイプのものもあります。

電熱ヒーターインナータイツ

こちらも充電して電気の力で温めるタイプのインナータイツです。腰、膝、スネを温めてくれるので、激寒の時期の観戦にはうってつけです。

動きやすいのでジーパン、と言う方はかなり多いのですが、ジーパンの保温性は最低なのではないかと思うほど寒さが侵入してきます。電熱でなくても、断熱性の高いタイツは必需品です。

ヒーターグローブ

バイク用品です。確かにバイクもふきっさらしで冬になるとツーリングしている人も減りますよね。

インナージャケットとセットになっているタイプのものもあります。

冷凍庫作業用上着

冷凍庫など、マイナス何十度というところで作業する人向けの上着もあります。「冷凍庫 作業着」で検索すると出てきます。

残念ながら、ファッション性は期待できませんが、見るだけで心強くなるような防寒具合です。

おまけ:実際に寒いところ、「寒がり」なところ

冬8photo:LukeClarenceVan

防寒対策が必要なのは北日本だけだと思っていませんか?

実は、実際に気温が低い地域は確かに北のほうが多いのですが、「寒がり」の多い地域は全国に散らばっているのです。

寒がり度ランキング

株式会社ウェザーニューズの調査によると、寒がりの人が多い県は

1位 秋田県
2位 山梨県
3位 山形県
4位 北海道
5位 宮城県

と続き、一番寒がりが少ない県は、なんと

47位 岩手県

なのです。

エリア別に見てみると、

北海道・東北エリア 秋田県
北信越エリア 長野県
関東エリア 山梨県
東海エリア 静岡県
中部エリア 愛知県
近畿エリア 京都府
中国エリア 広島県
四国エリア 高知県
九州エリア 佐賀県

が、エリア内で一番「寒がり度」が高い県となっています。

※エリアの分け方は、日本地図の区分ではなく、サッカーの地域大会の区分になっています。

日本で一番寒がりな県民は?全国6,767人が回答!「全国寒がり度調査」結果発表(参照サイト:ウェザーニューズ)

実際の気温に関係なく、寒いと思えば防寒対策は必要です。

なお、実際に寒いところ(気温の低いところ)の2015年のデータだと、各エリアで一番平均気温の低い県は、

北海道・東北エリア 北海道
北信越エリア 新潟県
関東エリア 茨城県
東海エリア 愛知県
中部エリア 岐阜県
近畿エリア 滋賀県
中国エリア 島根県
四国エリア 香川県
九州エリア 大分県

となっています。
九州地方は暖かいイメージがありますが、大分県や佐賀県は大阪府や静岡県よりも平均気温が低いのです。

年間平均気温(参照サイト:都道府県別統計とランキングで見る県民性)

最後に

ぐちゃぐちゃのグラウンドで1日立ちつくし、もう足先から冷えてしびれて感覚がなくなり、家に帰ったら泥だらけのユニフォームを手洗い…高学年の保護者なら、誰しも一度はやったことがあるのではないでしょうか。つらいですよね。

「寒いと疲れるし、テンションも下がる」これが、今回インタビューに応じてくださった方々の寒さに対する率直な感想でした。

保護者は特に、試合が終わって家に帰っても休めるわけではありません。すぐに夕食の準備をし、お風呂の用意をしなければなりません。「試合の日の夕食は鍋に決めている」という方もいらっしゃいました。

グッズの力を借りられるところは借りて、暖かく快適に試合観戦や試合運営などを頑張ってくださいね。

 

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

コメント欄

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. わざわざおまけにつけたデータが古すぎるので、つけない方が信憑性がますと思います。
    調査に疑問を抱かざるおえない。
    後半はサッカーが関係なくなっているのが残念。
    体験してないのというのはよくわかった。

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