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「選手達の等身大の言葉編」インタビューで振り返る2020選手権 第100回全国高校サッカー選手権応援企画

2021年度に第100回を迎える全国高校サッカー選手権大会。
ジュニアサッカーNEWSでは、この記念すべき大会を盛り上げるべく「インタビューで振り返る選手権」と題し、2020年度大会での、各校選手の皆さんの言葉をご紹介します。
2021年度大会へ向け、一緒に盛り上がって行きましょう!

「俺らの選手権が終わる」
昌平 須藤 直輝選手

1回戦 昌平(埼玉)2ー2(PK8-7) 高川学園(山口)

昌平 須藤 直輝選手(当時3年 主将/MF/大会優秀選手)

165人の部員がいて、試合に出られない部員が多くいる中、皆が応援してくれていました。
出られない部員の為にも自分たちは勝たなければいけない。
苦しい展開になり、あきらめてはなかったけれど「俺らの選手権が終わる」と思い、必死でやりました。

高川学園さんは本当に素晴らしいチーム。
こんなに燃える試合をしてくれたので、高川学園さんの為にも日本一を取りたいという覚悟が出来ました。
上手く行かない所を修正し、まだまだ良い試合が出来ると信じて自分たちの課題を改善して行きたいと思います。

昌平高校が、2点ビハインドから後半終了間際で同点に追いつき、PK戦へと望みをつないだ1回戦。PK戦のスコアは8-7。最後の最後まで、息を飲むような怒涛の展開でした。

「本能で勝手に体が動いた感じ」
帝京長岡 広井 蘭人選手

2回戦(両者初戦) 履正社(大阪)1-2 帝京長岡(新潟)

帝京長岡 広井 蘭人選手(当時1年/MF/現2年 U-17日本代表)

サイドにチャンスが出来たら点を取れる位置に入るよう、古沢監督に普段から言われていたのですが、自分はそれが出来ていなかった。この試合ではやらなければという意識を持って入って行きました。

シュートは狙ったというより、本能で勝手に体が動いた感じでした。
自分のプレーには納得できていませんが、得点を取れたことは素直に嬉しいです。
次戦は意地でも次に進むことだけを考えて臨みたいと思います。

両軍にとって初戦となった2回戦。
当時1年生ながら、チームの目玉として注目された広井選手(現2年生/U-17日本代表)の活躍が試合の明暗を分けました。

「セットプレーは100発100中を意識してやっている」
東福岡 竹内 良選手

2回戦 作陽(岡山) 1ー2 東福岡(福岡)

東福岡 竹内 良選手(当時3年/DF)

交代後、何とか結果を残そうという思いで試合に入った。
ワンプレーで決める事ができてよかった。
日々の練習の中で、セットプレーは100発100中を意識してやっている。
自分のストロングポイントは高い打点のヘディングだと思って、練習後も居残り練習をして磨いている。

作陽高校を破り、3回戦に進出を決めた東福岡高校。
セットプレーで得点を決め、勝利に貢献した竹内選手の言葉をピックアップ。
当時主将を務めた上田 瑞季選手も「竹内はセットプレー職人」と語っていました。

「東福岡は両サイドハーフがすごい」
矢板中央 坂本 龍汰選手

3回戦 矢板中央(栃木0-0(PK 3-1) 東福岡(福岡)

矢板中央 坂本 龍汰選手(当時3年 主将/DF)

今日は強豪である東福岡との戦い。とても攻撃的で魅力的な選手が多かった。
自分たちはしっかり守備から、とミーティングで話していた。
それでも東福岡の攻撃は脅威だったが、失点をせずに守り抜けて良かった。
昨日の初戦の後、自分たちの甘さを指摘してもらって選手ミーティングで、甘さを無くしていくようなミーティングをした。
反省を今日の試合に活かせて勝ちきれて良かった。

東福岡は両サイドハーフがすごい。自分がマッチアップした選手は日本代表選手。
個で戦ってくるチームに、自分たちは組織で、チームで守るということを話した。
組織で守りきれて良かった。

去年の静岡学園戦でアディショナルタイムにPK取られて失点して敗退した。
去年と似ているなと感じていたが、去年の反省点は1年間意識してやってきたので、ここで活かされて良かった。

「赤い壁」の異名を持つ矢板中央の鉄壁の堅守は、東福岡に打開することを最後まで許しませんでした。
相手チームへのリスペクトに満ちた坂本選手の言葉にご注目ください。

「久しぶりだったので燃えました」
矢板中央 小川心選手

準々決勝 矢板中央(栃木)2-0  富山第一(富山)

矢板中央 小川心選手(当時3年/MF)

今日の試合は前半でディフェンス陣が0で抑えてくれていて、監督に「点をとってこい」と送り出された。
前半の最後の最後で、FWで行くぞと言われてびっくりしたが、出されたからには絶対に点を取る、というのは思っていたので点を取れて良かった。

2年生が多いチームの中で、3年生としては2年生よりもやれるというのは、思っているし、Bチームや他の試合に出れない3年生の分まで勝つ、というのは話をしている。

得点のシーンはボールが流れてくると信じていた。(無我夢中の)感覚でドリブルして気づいたらゴールに入っていた。
嬉しくて思わずガッツポーズが出た。
FWは県大会の予選で出て、途中でサイドハーフに行くというパターンがあったので抵抗はなかった。久しぶりだったので燃えました。

ベスト8をかけた大一番で、監督から繰り出された予想外の指示とは?
インタビューに答える小川選手の様子からは、サッカーを楽しむ高校生の「等身大の顔」が垣間見えました。

「自分は点を取りたいし、熊倉は自分に得点させたくないと思う」
青森山田 安斎 颯馬選手

準決勝 矢板中央(栃木)0-5 青森山田(青森)

青森山田 安斎 颯馬選手(当時3年/MF/大会優秀選手)

昨年準優勝という悔しい結果に終わってしまい、王座奪還を目指してがんばってきたが、まずは決勝の舞台に立たないと意味がない。
そういう意味では王座奪還という舞台に立てることになったのは良かった。

自分の中でターニングポイントになったのは、今年はプレミアができずプリンスに参加して、そこで多く得点できて自信が持てるようになったこと。
もともとは左足は蹴れるほうではなかったが、スピード速くないしも身長も高くないので両足を使えないと、ということで、小学校の頃にすごく練習してテクニックを磨いた。小さいころから意識して積み上げたことが良かったと思う。

ここまでディフェンスラインが点をとってチームを勝たせてくれてたので、オフェンス陣が点をとってディフェンス陣を楽にさせたいと思っていた。それがゴールという形になってよかった。

山梨学院戦は同じチーム出身(FC東京U-15深川)の選手との対決がある。
自分はGKの熊倉が山学を勝たせて決勝に導いたと思っている。
中学生時代はお互いに日本一が取れなかったという悔しい思いをしてきたので、今度こそ全国優勝をしたいという気持ちで決勝を戦うと思う。
自分は点を取りたいし、熊倉は自分に得点させたくないと思うので、いい対決ができたらと思う。

無観客になり、直接プレーを見せることはできないが、優勝カップを掲げること、良いプレーをすることで、自分たちの想いが保護者や学校の仲間に届くようにしたい。

矢板中央を破り、決勝進出を決めた青森山田。
安斎選手(青森山田)と、決勝の相手、山梨学院の熊倉選手はU-15時代、FC東京U-15深川で苦楽を共にしたチームメイトでした。

「こぼれてきたボールをがむしゃらに打った」
山梨学院 野田 武瑠選手

決勝 山梨学院(山梨)2-2(PK4-2)青森山田(青森)

山梨学院 野田 武瑠選手(当時3年/FW/大会優秀選手)

(試合後に)皆の顔を見て「本当に凄いことを成し遂げたんだな」と感じた。

後半に逆転された時は、正直やばいと思った。
山田は強いチームでこの試合でもずっと押され気味だったので。
熊(熊倉主将)中心に「まだ行けるぞ」とみんなで声をかけあって絶対に諦めないという気持ちで戦ったことが同点ゴールに繋がったと思う。
途中から笹沼(FW)が入ってきて、ボールを預けられる選手なので自分も前に行くことが出来た。
目の前にこぼれてきたボールをがむしゃらに打って、それが決まって良かった。

10番でやってきて、なかなか点を取れないでいたが「次は頑張れよ、点を取れよ」と沢山の人たちが勇気付けてくれた。
その人たちや、今まで支えて来てくれた人たちに恩返しが出来て良かったと思っている。

高校サッカー最高峰の舞台、選手権決勝の大一番。
後半で青森山田に逆転を許すも、野田選手の同点弾が決まり苦しい状況は一変。PK戦へと望みをつなぎました。

「外してもいいぞ、俺がいるからな」
山梨学院 熊倉 匠選手

決勝 山梨学院(山梨)2-2(PK4-2)青森山田(青森)

山梨学院 熊倉 匠(当時3年 主将/GK/大会優秀選手)

本当に嬉しい。その一言。
青森山田の攻撃力の高さに押されていた場面もあったが、全員で気持ちを切らさずに戦った結果だったと思う。

自分はPKには自信があったので、PK戦になったら絶対に止めてやるという強い気持ちでいた。
「泣いても笑ってもこれが最後。楽しんで蹴ってこい。外してもいいぞ、俺がいるからな」
チームにそう声をかけることが出来たのも良かった。

(青森山田の)安斎とは3年前に同じチーム(FC東京深川)で優勝を逃し、悔しい思いをした間柄だからこそ、こうして選手権の決勝で戦うことが出来て嬉しかったし、安斎だけには負けたくなかった。
こういう形で最後に勝てたことは嬉しかった。

2-2で迎えた選手権決勝のPK戦。
最終決戦に臨む直前は、この上ない緊張感に包まれたことは、想像に難くありません。
U-15時代の盟友である、熊倉選手(山梨学院)と安斎選手(青森山田)の「同志対決」としても耳目を集めました。

等身大だからこそ、心に残る

2020年度大会でも、多くのドラマが生まれた全国高校サッカー選手権。
試合後インタビューで選手達から溢れ出たのは、高校生らしい、等身大の思いでした。

2020年大会の名シーンを思い出しながら、印象に残った高校生選手達の言葉を集めてみました。 

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最後に

2021年度 全国高校サッカー選手権の各県予選が順次スタートしています。
予選を勝ち上がり、全国へと名乗りを上げるのはどの高校なのでしょうか。
今年も数々の感動のドラマが生まれることを楽しみに、高校生選手達を応援していきましょう!

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSテクニカルマイスターWriterCrane
滋賀県在住ライターのCraneと申します。
2020年8月にライター歴3年目に突入、サッカー娘の母歴は丸10年になりました。

どんな試合でも、その一戦を迎えるまでにどれほどの努力があったのか。そしてそこに、どれほどの方の支えがあったのか。

頑張っている選手達、それを支える保護者、指導者の皆様が持つ数多のドラマに想像を張り巡らせてはリスペクトが泉のように湧き上がる日々。
涙腺も年々緩くなり、留まることを知りません。

このところ、8チームから12チームくらいの規模の大会も戻ってきているのではないでしょうか。
大会結果画像、弾けるような笑顔のお写真、選手達のご活躍の様子をぜひお寄せ下さい。いつでもお待ちしています!

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