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高校サッカー選手権を楽しもう!お子さんをサッカー好きにする5つの見方

なぜサッカー観戦は大事か?

〇サッカー好きになる入口としてうってつけだから

高校サッカー選手権は、確かにプロのサッカーから比べると見劣りがします。素晴らしいプレーの頻度も低いので、サッカー好きの中には、「Jリーグは見るけど高校選手権はちょっと…」という方もいらっしゃいます。「プレミアリーグは見るけど、Jリーグはちょっと…」と同じですね。

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ですが、高校サッカー選手権には、お子さんが感情移入できる仕掛けが満載なのです。試合前、試合後のロッカールームの風景や、「振り向くな君は」の音楽に乗せて語られるダイジェスト、地元の高校が必ず出てくるという地域性。

サッカーの技術云々ではなく、サッカーそのものを楽しむ入り口として高校サッカー選手権は抜群の素材です。

〇良いプレーが見られるから

お子さんは視覚からも学習します。かっこいいプレーに惹かれ、サッカーを始めるという動機そのものが「視覚から学習」した結果です。

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良いプレーの「イメージ」、集団戦術の「イメージ」を小さいうちに作っておくことは、のちのち「サッカーで使うのは身体だけではない、頭だ!」と言われ始める年代に役立ちます。

保護者がサッカーを知っている必要はありません。解説は解説者がしてくれますし、今どうなっているのかの戦況はピッチリポーターや実況アナウンサーが教えてくれます。もちろん、サッカーを知っているならもっとお子さんにいろいろ教えてあげられるでしょう。

高校サッカー選手権は、プロが行う多彩な戦術の使い分けに対し、わかりやすい戦術を繰り返し行う学校も一部ですがあります。子どもにもわかりやすい戦術を視覚からイメージとして入れるチャンスです。

ここに注目!子どもを巻き込む5つのポイント

1.話をしながら見よう

サッカーの試合時間は、子どもの興味・関心が持続する時間に比べて長すぎます。長い子で15分、短い子では2~3分という集中力は、サッカーの観戦を見るには短すぎるのです。

よくあるパターンが、保護者がサッカーに熱中しすぎてしまい、無言のまま(ときどき歓声だけ)見ているパターンです。これは、子どもにとって面白いことは何もありません。

「今のすごいねー」「何番の選手が好き?」という問いかけでいいので、お子さんと話しながら観戦してください。

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2.高校サッカーをしていた大人の話をしよう

身近に高校でサッカー部だった人はいませんか?サッカーチームにも何人か、「高校はサッカー部だった。選手権の予選にも出たよ」という人がいらっしゃると思います。もし、これを読んでいる方がお父さんだった場合、ぜひ奥さんに聞いてみてください。びっくりするくらいよくご存知だと思います。

「〇〇くんのお父さんは高校サッカー選手権めざしてたんだって。キーパーだったらしいよ」
「え。あんまり背が高くないのにね~」
「キーパーだって背が高い人ばっかりじゃないよ。ほら」
など、そこから広がる話があります。お子さんにとっては身近な人が関係を持っていることで、高校サッカー選手権がぐっと身近に感じられるようになるでしょう。

3.Jリーグに内定が決定している選手に注目しよう

高校年代では一歩抜けた能力を持っている選手ばかりです。もしお子さんが選手の誰かを気に入った場合には、来期のJリーグを一緒に見に行ってもよいですね!

青森山田高校(青森県代表)※データは第95回大会のものです
GK:廣末陸 選手→FC東京
MF:高橋壱晟 選手→ジェフ千葉

市立船橋高校(千葉県代表)
DF:杉岡大暉 選手→湘南ベルマーレ
DF:原輝綺 選手→新潟アルビレックス
MF:高宇洋 選手→ガンバ大阪

桐光学園高校(神奈川県代表)
GK:茂木秀 選手→セレッソ大阪
DF:タビナス・ジェファーソン選手→川崎F

京都橘高校(京都府代表)
FW:岩崎悠人 選手→京都サンガ

東福岡高校(福岡県代表)
DF:小田逸稀 選手→鹿島アントラーズ
MF:高江麗央 選手→ガンバ大阪
MF:藤川虎太朗 選手→ジュビロ磐田

寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWS統括編集長/事業戦略部水下 真紀
Maki Mizushita
群馬県出身、東京都在住。フリーライターとして地方紙、店舗カタログ、webサイト作成、イベント取材などに携わる。2015年3月からジュニアサッカーNEWSライター、2017年4月から編集長、2019年4月から統括編集長/事業戦略部。2023年1月からメディア部門責任者。ジュニアサッカー応援歴17年。フロンターレサポ(2000年~)

元少年サッカー保護者、今は学生コーチの親となりました。
見守り、応援する立場からは卒業しましたが
今も元保護者たちの懇親会は非常に楽しいです。

お子さんのサッカーがもたらしてくれるたくさんの出会いと悲喜こもごもを
みなさんも楽しんでくださいますように。

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