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『おれ部活辞めるわ!』中学生が部活を辞めたくなる3つの理由

原因2:周りとの人間関係が上手くいかない


現在取り組んでいる競技自体は大好きだし、今後も継続していきたいと考えているものの、周りとの人間関係が原因で大きな悩みを抱えてしまい、部活を辞めてしまうという子も最近かなり増えてきています。

・顧問の先生が怖い
・先輩部員が理不尽な要求をしてくる
・下級生に生意気な子が入部してきた

顧問の先生が怖い

ジュニア時代におだやかなコーチに恵まれていた子は、中学の生活指導の先生などを「怖い」と感じることがあるようです。

試合中に怒鳴られる、理解できない戦術を要求するなどを苦痛ととらえる子もいるようです。

先輩部員が理不尽な要求をしてくる

現在の中学生に、中学生保護者が中学生だったころのような厳しい先輩後輩関係はむしろないようです。「先輩」とは呼ばずに「〇〇さん」という名前で呼ぶ、下級生だから後片付けという区分はせずに全員で片づけは行う、という中学校もたくさんあります。

ですが、先輩部員の理不尽な要求が今でもあるという話を聞きます。部室でお菓子を食べることを強要され、それがばれて部活停止になり、当の先輩部員に「お前のせいだ」と責められる。1年生だけ不当な罰走がある。2人でパス練習をしているときにボールが飛んで行ったら、どちらが外したにもかかわらず必ず1年生が取りにいかなければならない。そういった理不尽もある場合があります。

下級生に生意気な子が入部してきた

1年間辛抱して、「今度は俺たちが先輩だ!」と思ったら今度入ってきた1年生が、自分たちに向かってため口を聞く、いうことを聞かない、あいさつもしない…という可能性もあります。しかもその下級生が上手だったりすると、自分たちをさしおいてレギュラーになってしまう可能性もあります。

「先輩なんだから言うことを聞け」と言っても、「先に始めたくせに下手なやつは黙ってろ」と言われるだけだったり、そのうち同級生の中にも下級生に同調するチームメイトが現れたりなど、中学はいろいろなところに人間関係がもつれてくる穴があります。

原因1で取り上げた身体的・能力的な悩みとはまた違ったこの問題。
人間関係が原因で部活を辞めてしまう前に、保護者に出来る事はあるのでしょうか。

解決策

言葉は悪いですが、自分にとって合わない人間というのは何処の組織に行っても必ず数人は存在します。我が子にとっては接する事が「怖い」「キツい」「辛い」と感じている人も、周りからはそのように思われていないというケースも少なくはありません。

子どもは嫌な部分だけを切り取り、話をする傾向が少なからずありますので、保護者は冷静な判断が必要となります。我が子と定期的にコミュニケーションを図り、入部してから現在までの状況をしっかりと把握することで、今回の発言が「いつものちょっとした愚痴」なのか「明らかにいつもと様子が違う重大な問題」なのかを見極める事が出来ます。

いつものちょっとした愚痴の場合、保護者は深く立ち入らず、基本的には学校側に全てを任せるというのが良い選択だと思います。保護者が深く立ち入りすぎてしまうと、問題に立ち向かう力や解決する力がどんどん弱くなっていってしまうため、逆に部活を辞めやすい子へと育ってしまいます。

もちろん「暴力を振るわれた」「暴言を定期的に吐かれている」「真夏に水分を取らせてもらえない」など、明らかに重大な問題が発覚しているのであれば、学校側に改善を求めたり、改善がされなければ最悪部活を辞めるという選択も必要になってくるでしょう。

あるある3つの理由
練習についていけない→②へ
人間関係がたいへん→③へ
「遊びたい!」→④へ

寄稿者プロフィール

株式会社グリーンカード統括責任者/事業戦略部梅野 唯
1986年生まれ。愛媛県松山市出身。福岡市在住。2014年4月株式会社グリーンカード入社。統括責任者/事業戦略部。

2019年はグリーンカードに新たな仲間が加わり、新規事業が立ち上がり、会社としては大躍進の1年でした。

2020年は2019年に動き出した事業を本当に人の役に立つものにできるよう磨き上げていきたいと思います。

ジュニアサッカーNEWSは今後も多くの皆さんに喜んでいただけるよう精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします!

コメント欄

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 2 )
  1. 中学校教員でサッカー部顧問をしております。また、少年サッカーでも指導経験があります。
    保護者には冷静な判断を求めるなど、その通りと思うところもある反面、偏った見方をされており、この記事によって誤ったイメージを多くの方に持たれたくないと思ったため、コメントさせていただきます。
    まず、ジュニアチームでは「楽しく」「全員出す」。中学校の部活動はサッカー選手を育てているわけではなく、あくまでも教育の一環であるため、上記の2つとも、特に「全員出す」についてはなされている部活動が、ほとんどと思います。私の勤務する県内だけでなく、コロナ前は近隣他県とも交流があったため、決して一部だけの話ではありません。確かに中には勝ちにこだわり、教育的指導とは異なる指導をしている人も残念ながらごく少数ではあるものの、いるのが現実です。
    そして「ジュニア時代におだやかなコーチに恵まれていた子は、中学の生活指導の先生などを「怖い」と感じることがあるようです。」の部分。少年サッカーでも指導経験がある分、逆でしょう!?と激しく異を唱えたい気持ちです。少年サッカーの指導者の方が、あくまでもサッカーの指導にこだわっている方が多いですから、怒鳴ることは多いですね。もちろん少年サッカーの指導者にも人格者はいらっしゃいます。ただ、相対的には少ないです。
    そして、「遊びたい」。中学校の部活動は現在、土日どちらか休みですから、遊ぶ時間あります。少年サッカーの方が土日両方やってて活動量多いチームが多いですよ。あと、最近の中学生はあまりゲーセンには行きません。
    ちゃんと取材してますか??

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