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いまさら聞けない!少年サッカー界の基礎知識

少年サッカーを数字で見る

お子さんが始めるまで「サッカーに全く興味なしでした」という保護者の方は少なくありません。年数だけが経ってしまうと、少年サッカー界というのはどういう仕組みになっているのか、いまさら人には聞けない!と張ってしまっている方も少なくないようです。

ジュニアサッカーNEWSでは、サッカー初心者の保護者のために、これだけ知っておけばかなりの少年サッカー通、という数字を集めました。

現在の少年サッカーはいったいどういうことになっているのか、主な全国大会とは何か、試合時間や人数はどうなっているのか、トレセンは、「4種」って何?などをまとめています。


全国の少年サッカー選手数

16511283571_0b814f31b9_mphoto:Ben Sutherland

全国に少年サッカー選手は何人いるでしょう?

2013年度のデータですが、全国には公式試合に出られる小学生登録選手が31万8548人います。

これは、小学1年生から6年生までの数字ですので、単純計算して1学年に5万3091人いる計算になります。

推移としては、全国の選手数は1980年代から増え始めて1994年にいったんピークを迎え、それ以降穏やかな上下を繰り返しています。

1980年といえば、キャプテン翼の連載が始まった年です。1993年にJリーグが発足し、2002年には日韓ワールドカップが行われました。

この動きに連動する形でサッカー人口も上下しています。

種別の登録数はこちら(参照サイト:日本サッカー協会)

チーム数

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全国の4種チーム登録数は8,668。県の人口によって変化はありますが、1年間に平均100チーム近く増えています。増えているのは4種のチーム(小学生年代)、中学生年代、シニアの区分で、成人チームは減少傾向にあります。

小学生年代のチーム数が多いのは

1位:東京都(2,174)
2位:埼玉県(1,712)
3位:北海道(1,666)
4位:神奈川県(1,424)
5位:兵庫県(1,317)

43位:高知県(229)
44位:和歌山県(228)
45位:島根県(218)
46位:鳥取県(215)
47位:秋田県(209)

の順となっています。

1980年と1981年、たった1年で小学生のチームが800チームも増えました。その後も増え続け、1982年から83年の間には600チーム増、84年にも700チーム増、85年にも900チーム増と、目覚ましい増え方をしています。

小学生チームの増加はキャプテン翼の連載とともに始まり、アニメ放映によって激増した感があります。

2013年現在は8500前後で上下しており、一応の落ち着きを見せた形となっています。女子チームはまだ増加傾向を見せており、1979年には53チームだったのが、2013年の段階で1,409チーム。なでしこ効果が続いています。

その他のチーム数はこちら(参照サイト:日本サッカー協会)

指導者・監督数

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サッカーの指導者になるには、ライセンスを持っている必要があります。誰でも取得できるキッズリーダーというライセンスもありますが、実際にサッカーの指導に当たることができ、登録も必要とされるのはD級?S級というライセンスを取る必要があります。

現在、監督としての登録者は全国で1,206人。D級からS級の指導者は全国で7万3,555人です。ただし、この数値はプロチームから4種登録チームまでの指導者なので、具体的に4種登録チームに指導者が何人いるかは分かりません。

ライセンスの種別についてご紹介します。

公認キッズリーダー

U-10の指導者のライセンスです。16歳以上で受講可能です。

D級・C級

U-12世代の指導者のライセンスです。18歳以上で受講可能です。
C級には、公認ゴールキーパーコーチ・フットサルコーチのライセンスもあります。

B級

主にU-15、U-18年代のユース年代の指導者はB級以上を持っていることが望ましいとされています。B級以上は、その下のライセンスを持ち、実際に指導に当たっていることが条件とされますので、ペーパー指導者はいません。

A級

U-18以上の指導ができる指導者です。B級コーチとして1年以上の指導実績を持たないと講習を受けられません。

また、A級には、「A級コーチU-12」「A級コーチU-15」という区分もあり、ジュニア年代のスペシャリストとして指導に当たっています。

S級

プロチームの指導に当たることができます。指導実践以外にもマネジメントや折衝術などの獲得も必要とされます。

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参照サイト:日本サッカー協会

トレセンに関する数字

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日本では、トレセン(トレーニングセンター)制度を採用しています。

トレセンは、地域、年齢ごとに細かく分かれていますが、一番大きなナショナルトレセンはジュニア年代では4つあります。

ナショナルトレセンU-12

参加人数は地域決定となっていますので事前公表はされていません。性別を問わないトレセンです。

全国を9地域に分けて行われます。

日程などはこちら:日本サッカー協会

関連記事:ジュニアサッカーNEWS

JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12

通称FFP、全国で768名の選手を集めて行われます。

768名の内訳は、47都道府県より48チーム(東京都2チーム)、1チーム16人の選出です。性別を問いません。

選考基準はこちら:日本サッカー協会

ナショナルトレセンU-14

全国を4地域に分けて行われるトレセンです。各地域の内訳は以下の通りです。

de-tatoresennu-12選考基準などはこちら:日本サッカー協会

ナショナルトレセン女子U-14

女子のみのトレセンです。東日本と西日本に分かれて行われます。参加選手の人数内訳は以下の通りです。

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参照サイト:日本サッカー協会

トレセン情報はこちら(ジュニアサッカーNEWS)

FFPに関してはこちら(ジュニアサッカーNEWS)


少年サッカーの主な大会

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日本サッカー協会が主催・共催している大きな全国大会は3つあります。

バーモントカップ全日本少年フットサル大会

毎年夏に行われるフットサルのU-12世代日本一を決める大会です。今年度は、8月14日から16日までの3日間で行われました。

全日本少年サッカー大会

全国のU-12世代の最強チームを決める大会です。各都道府県ごとに予選が行われ、代表チームが競い合います。

2015年度は12月26日から12月29日までの4日間、鹿児島にて行われます。

キヤノンガールズ・エイト JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会

U-12の女子の全国大会です。参加チームは各都道府県サッカー協会選出のトレセン選抜チームになります。

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参照サイト:日本サッカー協会

その他の全国大会として大きいもの(参加チーム数が多いもの)では以下のものが上げられます。

全国少年少女草サッカー大会

日本サッカー協会、朝日新聞、静岡市、静岡サッカー協会などの主催によって行われる大会です。

男子の部と女子の部に分かれて行われ、毎年300弱のチームによって行われます。

JA全農杯チビリンピック

JA全農の特別協賛による大会です。毎年10月から4月にかけて予選が行われ、5月に全国大会が行われます。予選に参加するのはU-11世代ですので、新人戦として扱われているところがほとんどです。

公式戦とは?

少年サッカーには、いろいろな試合があります。大きく分けて、練習試合や親睦試合、招待大会と公式戦というところでしょうか。

公式戦

各都道府県にはサッカー協会があります。もちろん、市や地区単位で協会を持っているところもあります。

公式戦とは、協会主催の大会のことです。その大会につながるすべての予選を含みます。各サッカー協会が募集し、応募してきたチームで試合が組まれます。

招待大会

ひとつのチームが主催し、運営などを独自に行う大会です。協会は全く関与しないので、タイトルにつながることはありません。チームの強化などを目的として行われます。

主催チームから招待されなければ、出場できません。

練習試合・親睦試合

チーム同士の練習や技術向上、交流を目的として行われる試合です。

野球人口とサッカー人口、どちらが多い?

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よく比較される野球人口とサッカー人口ですが、ジュニア年代ではどちらが多いでしょうか。

全日本軟式野球連盟によると、学童野球のチーム数は1万3291チーム。第4種登録の少年サッカーチームは8,668チームですので、まだまだ圧倒的に野球人口のほうが多い計算になります。

ちなみに、夏の甲子園大会予選は約5000校が予選に参加します。引き換え、高校サッカーの冬の選手権の予選に参加する高校は約4000校。

サッカー人口はここ20年で大きく増えたとはいえ、日本のジュニアたちのスポーツの中で一番多いのは野球というのは変わらないようです。

登録とは?

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最初は「4種」「3種」などの呼び方に戸惑われる方も多いかと思います。

ジュニアサッカー選手も含め、すべての公式戦に出場する選手はJFAへの登録が義務付けられています。ここに紹介する1種から4種、女子のカテゴリーのほかに、シニア(40歳以上)、フットサル、ビーチサッカーがあります。

1種登録選手(一般・大学)

Jリーグに所属するプロクラブをはじめ、大学チーム、社会人チームなど高校クラブ所属以上の選手が1種登録選手です。

大きな大会では、
・天皇杯全日本サッカー選手権大会【天皇杯】
・Jリーグ
・日本フットボールリーグ(JFL)
・全日本大学サッカー選手権大会
・国民体育大会(サッカー競技)成年男子【国体】
・全国クラブチームサッカー選手権大会
・全国社会人サッカー選手権大会
・全国専門学校サッカー選手権大会
・日本スポーツマスターズ
などが上げられます。

その他の大会についてはこちら:日本サッカー協会

2種登録選手(高校生年代)

高校の部活、またはクラブチームのユースに所属する選手が2種登録選手です。

2種選手の大きな大会は、高校の部活だと
・全国高等学校サッカー選手権大会
ユース所属だと
・高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ
・高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ
が上げられます。

3種登録選手

中学校の部活は日本中学校体育連盟、ジュニアユースは日本クラブユース連盟に所属しますが、中学生年代の選手が3種登録選手です。

大きな大会は
・全国中学校体育大会/全国中学校サッカー大会
・高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
などがあげられます。

4種登録選手

小学生年代の選手は4種年代選手です。大きな大会では、
・全日本少年サッカー大会
が上げられます。

女子選手の区分

女子選手の登録に関しては、年齢によるカテゴリー分けがありません。

女子のみのチームに所属する選手は、1種から4種までが【女子】というカテゴリーになります。それぞれの年代に全国大会につながる選手権大会があります。

詳しくはこちら:日本サッカー協会

試合時間と人数のレギュレーション

6942035133_f72f1be899_mphoto:Tom Childers

キッズ年代

参加者の人数に応じて柔軟に設定。
試合時間は、1人のプレー時間が15-30分。

U-8年代

4対4が推奨されています。U-8年代まではGKも固定せず、交替制にすることが推奨されている。
試合時間は、1人のプレー時間が20-45分になることが望ましいとされています。

U-10年代

8対8、4対4のスモールサイドゲームが推奨されています。
試合時間は、1人のプレー時間が30-60分になることが望ましい。
同日2試合の場合は、1試合15分×2、1人の出場時間は試合時間の最大3分の2まで。

U-12年代

8人制のサッカーが推奨されています。GKに関しては、交代制により、多くの子どもたちがGK経験を持つことが推奨されています。
15-20分×2の試合設定が望ましいと規定されています。
同日2試合の場合は、1試合15分×2、1人のプレー時間は合計45分まで。
ちなみに、全日の予選及び決勝大会のレギュレーションは20分ハーフ。

U-13

8人制のサッカーが推奨されています。GKは、「手が使えるフィールドプレーヤー」として、固定することが推奨されています。

U-14以上

11人制のプレーが推奨されています。
U-13、U-14は明確な試合時間の規定がありません。U-15で35-40分ハーフになることを踏まえ、
U-13:25-30分×2
U-14:30-35分×2
になっている地域が多いようです。

これ以上の年代の試合時間は次のように規定されています。

U-15:35-40分×2(連戦の場合は30分×2)
U-16:40-45分×2(連戦の場合は35分×2)
U-18:45分×2(連戦の場合は40分×2)

※ただし、U-17選手権に出場する日本代表選手は、U-15の年代でアジアの1次予選を45分ハーフで戦わなければなりません。

参照サイト:日本サッカー協会

8人制と11人制の違い

8人制

ジュニアサッカーに導入されている形です。1人はGK、FP(フィールドプレーヤー)7人で行います。

日本サッカー協会は育成強化のため、2011年から公式戦を8人制で行うことを推奨しています。世界的にもジュニアで11人制を導入しているところはほとんどありません。イギリスなどでも、トップチームが勝てないのはジュニア年代に原因があるとして、10年ほど前から11人制を8~9人制に変更しています。フランス、スペインなどのヨーロッパ諸国でもジュニア年代は7~9人制が当たり前です。

ボールタッチの機会が増えること、守備範囲も広くなるので運動量も増えるなどのメリットがあります。

11人制

3種以上の大会で行われます。GK1人、FP10人によって構成されます。フォーメーションによって、4-4-2、3-4-2-1などの呼び方があります。キーパーは入れずに後ろのポジションから読みます。

つまり、3-4-2-1だと、
DF:3人
守備的MF:4人
攻撃的MF:2人
FW:1人
の組み合わせになります。

4-4-2では、
DF:4人
MF:4人
FW:2人
の組み合わせになります。このフォーメーションは監督の采配によって変わります。


いまさら聞けないルール編:オフサイド

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オフサイドは、2013年にルールが改正され、さらに分かりにくくなったところがあります。

オフサイド:基本

サッカーの試合中には、Aチームのディフェンスラインの中にBチーム(相手チーム)のFWがいる形になっているのが普通です。

BチームからFWに向かってパスが出されたときに、ディフェンスラインの中から背Bチームの選手が抜け出している状態のとき、「オフサイド」となります。オフサイドとは、相手の裏に抜け出た状態で待っていることだと解釈すれば第一段階はクリアです。

オフサイド:改正後

2013年の改正後、「たとえ相手の裏に抜け出た状態で待っていた選手がいるとしても、その瞬間のプレーに影響しない場合は、オフサイドとは認めない」というルール改正になりました。

つまり、ボールが蹴られた瞬間にBチームの選手がAチームのオフサイドポジションにいたとしても、次のプレーがAチームのクリアミスによってオフサイドポジションにいたBチームの選手のところにボールが行った場合は、「蹴られた瞬間のプレーに影響しない」とされ、オフサイドにはなりません。「蹴られた瞬間のプレー=クリア」だとされるからです。

こちらが2013年に出されたルール改正の文書です。

ru-ruru-ru2参照サイト:日本サッカー協会

カードの種類

レッドカード

危険なプレーだと判断された場合に出されるカードです。即退場となり、試合規定によっては次の試合には出られません。

審判に対する文句も、度を超すとレッドカードとなり、退場となります。

イエローカード

警告カードです。反スポーツ的行為(ルール違反を重ねる、時間稼ぎ、審判に対する文句、危険とみなされる行為)のときに出されます。2枚で退場になります。

試合規定によっては、累積枚数によって次の試合に出場できなくなることがあります。

グリーンカード

褒めるときのカードです。フェアプレーやグッドマナー、頑張りをほめるときなどに使われます。キッズリーダー講習会を受けるともらえますし、所属チームを経由してサッカー協会から進呈される場合もあります。2004年度からU-12以下に対して使われるカードとなりました。

弊社の社名「グリーンカード」は、このカードから名前をもらいました。

フェアプレー、グッドマナー、がんばりを評価することによって子どもたちのスポーツマンシップを育てていこうとする育成プログラムの一環です。

お問い合わせ

このほかにも、いまさら人には聞けないような疑問などがあればお問い合わせフォームから遠慮なくメッセージをお寄せください。

地域のことは、各都道府県のサッカー協会へお問い合わせください。各教会へのリンクは地域別情報のページの一番下で紹介しています。

北海道・東北地区はこちら
関東地区はこちら
東海・北信越地区はこちら
関西地区はこちら
中国・四国地区はこちら
九州地区はこちら

最後に

親が少年サッカーのことを知らなくても、お子さんのプレーに何ら変わりはないでしょう。それでも、お子さんの夢中になっていることに関心を示せることは、親への信頼につながります。

自分が夢中になっていることに理解を示してもらえることは、大人でもうれしいことです。お子さんの「好き」という気持ちを尊重し、ピッチの外での会話作りにお役立てください。

ジュニアサッカーNEWSは、ジュニアサッカーに関わるすべての人を応援しています。

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寄稿者プロフィール

JUNIOR SOCCER NEWSWriterMiz
東京在住ライター。ジュニアサッカーを見守って11年。群馬県出身。

娘の小学校の社会科の授業参観で。

先生「復習です。ゴミ問題に必要な、3Rとはなんでしょう?」
ある男子生徒「リバウド、ロナウド、ロナウジーニョ!」
先生「その3人をゴミ問題に使うにはもったいないです。はい、次の人~」

そんなジュニア選手(先生も)を応援しています。

コメント欄

  • Comments ( 1 )
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  1. 四種の都道府県別チーム数のところですが、この数字は全ての年代合計のチーム数ではありませんか?
    全国合計の四種チーム数は合っていると思いますが。

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